たろの日記ページ,gooブログ版

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死とパスワード

2006-10-14 08:05:09 | ココロ
ある人がなくなったときにパスワードが伝えられてなかったために遺族が知人にそれを知らせられなかったって話ががちょっとネットで取り上げられてました。
まぁ他人事のように考える…というよりは,まさにそういうことをつい最近考えたのでわたしの場合をちょっと書きます。

ここにも書いたようにわたしは先月手術をしました。手術自体は別に命に関わるようなものではなかったのでしょうけど,一応全身麻酔をするような手術なので極めて低い確率ながら手術中に何か起きる可能性だってあります。なので,わたしも手術の時に何かあったら?…って事は手術の前に考えました。
そもそも入院するときに,自宅に泥棒が入ったら,そしてやっぱり入院中に何かあったら…って事はいろいろ考えました。自宅にあるパソコンのデータを整理したりもしました。

わたしの場合,両親はパソコンのことは全くわからない人なので,そもそもメイルで知り合いに連絡を取る…ってことは頼めないし,まぁそれ以前に,わたしの知り合いはわたしのホームページを知ってる人がほとんどだし,メイルアドレスが必要…ってことはなくて,むしろ何かあったらホームページの掲示板にでも知り合いが書いてくれればいいや…っていう感じのことを考えました。だからメイルのやり取りをしている友人,2,3人には入院とか手術の日程を教えていたし,見舞いにも来てもらったりもしました。もしもの時のことはさすがに具体的にはお願いしてませんが…。
あと,このホームページには,自分のメモ用に外からは見えないところにファイルを置いていたりするのですが,実は手術の前の日から,次にネットにアクセスしたときまで,それをトップからたどれる様にしてました。そうすれば検索ロボットがいつか見つけてくれるかもしれないので。

まぁつまりわたしの場合は,このページが仮にわたしがいなくなったあとでもしばらく残るのを望んだ…ってことになります。もちろん,そういう風にきちんと整理してから手術に挑んだというよりは,本当に緊急にちょっと作業しただけであり,観られて恥ずかしい文章はたくさんあるし,それよりも人を傷つける文章があるのではないか?とは思い多少実名を潰したりとかそんなことはやりました。
自宅や会社のパソコンのデータに関しては,まぁ仕事に使うパソコンはともかく自分のプライベートなパソコンの文章やデータは,そりゃー,観られて恥ずかしいものばかりだけど,別にみたいと思う人もいないのでは?…と最終的には「まぁどうでもいいか」って感じに思ってました。

まぁ今回は手術でどうかなる…っていうのは,ほとんどあり得ない確率で,数週間したら戻れることだったから,結構バタバタと付け焼きで整理したのだけど…。でも本当は最終的に自分のパスワードを一任できるような人がいるといいのかなぁ…とか思ったりもします。
こういう事ってリアリティが高いように考えると,すごくきついんですけどね。
コメント
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