たろの日記ページ,gooブログ版

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3

2005-03-01 15:13:46 | ココロ
とある私設古代史研究会で一人が持ってきた案の中で「3」という数字が太陽神と関係が深いのでは?…というのがありました。ヤタガラスの足が3本とか,その他いくつか例を挙げてましたが…,よくよく考えると神社の神様もだいたい三神…というか三柱です。それが起源か?…というよりそもそも「3」という数字は人間にとって特別な数字として扱われていないか?…という気がしてきました。
文化的な面があるのかどうかは良くわかりません。自分の感覚ですが,例えば資料とかを作るときに箇条書きで三つ書くというのは常套手段です。二つだと少ないという感覚があるし,四つ以上だと「どれが大事なの?」なんって聞かれてしまう。なので三つ挙げる…というのをよくやります。三つだとほどよく均等に挙がるという感覚があります。
「3」という数字はどういう意味があるのでしょう?。どういう意味で特別でしょうか?。数学的な意味でいうと,「3次元」というのがすぐ頭に浮かびます。平面に安定して立つのは三つの柱であり,神様が三柱なのはこの辺から来ているのかも知れません。あと,素数でもありますし,奇数の一番小さいの(本当は1ですけど)でもあります。複数の点をお互いの線が交わらないように,なるべく多くの線分で結ぶとその空間は三角になります。数学的には「3」というのは結構意味があるように思います。
生理的な意味はどうでしょう?。「2」や「5」や「10」は人間の体の作りから特別な数字であることが想像できます。しかしよくよく考えてみると人体に「三つあるもの」というものは見当たりません。ちなみに「7」は人間の短期記憶のマジックナンバーであることから,ある意味人間に特別の数字と言えます。
生理的な意味はないのに三つの箇条書きがしっくり来る理由は何なんでしょうか?。いや実は一つだけ生理的に意味がある「3」があります。それは色覚です。色が三原色ですべての色が表現できるのは別に色が三原色で物理的に合成できるという意味ではありません。単に人間の目がそう感じるだけです。それは人間の色覚の受容体が三つの色に反応するためです(ただし女性の一部は四種類受容する…という説もあるようです)。動物によってはもっと多い受容体を持っているものもいるらしく,そういう動物には三つの色ですべての色を表現することはできないのでしょう(人間は見れないのでわかりませんが)。
というわけで,色分けをすると人間は三つの色…という風にわけるのが一番極端な色分けという事になります。この辺の事を昔から自覚できていたのでしょうか?…。その辺は謎ですが,三つ挙げて色分けすれば,一番極端に色分けができる…それゆえに箇条書きするときは3が一番しっくり来たのでしょうか?。
実際のところ良くわかりません。上に書いたことは柱が安定する事を除くと,科学がある程度のレベルに達しないと綺麗に説明できないことで,それを感覚的にやっていたのかは謎です。まぁでも人体で外から見えるところに「3」つついているものは無いのに三に対して特別な何かを感じるのは(少なくともわたしの近所では)ある様です。
…って書いていたら耳の中に三半規管があることにも気づきました(^^;)…。これも感覚器ですね。三次元だから三半規管なんだろうけど…。ふと空間が三次元なのは単に人間がそう感じているだけかのか?…とか思ってしまいました(^^;)…。いや,そんなこと無いと信じたいんですが。
コメント
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