5月12日(土)
五月晴れの元、地域のお祭りが行われた。
毎年5月の2日間、町内会と子供会がいっしょになって、
テントを張ったり、御神輿さんの飾り付けをしたりして、
お祭りが開かれる。
雨の中、ビニールをかぶせた御神輿にレインコートの行列が
ついて行く年もあるのだが、今年は2日とも快晴。
飲み物やおにぎりから始まって、子供達に配るお菓子の用意、
町内各家庭に配るお饅頭の用意、はたまた高齢者に配るお赤飯の用意、
それに、お祭りの後のご苦労さん会の用意。。と、その準備は大変で、
地域によっては、お祭りをやめる所も出てきているようだ。
でも、私の住む地域ではどの町内も、子供が楽しみにしているこの日を
大人たちがなんとか守り続けようと頑張っていて、
毎年5月のこの日には、御神輿さんを引きながら
「わっしょい、わっしょい」と、
御揃いのはっぴを着た子供達の明るく元気な掛け声が
町内中に響き渡るのだ。
今年町内の役を引き受けている我が家はお供えの受付役で、
子供達がござの上でお菓子を食べたり、
ジュースを飲んだりしている横、
町内の人と世間話をしながら、受付をした。
こんなことでもないと、町内の方とも
なかなか話をする機会がなくなってきている。
話してみて初めてこんな物知りの方がこの町内におられたんだとか、
いつもは、こんにちはの挨拶をするだけの人が
こんなにおもしろい人だったんだとか。。知る事もいっぱい。
人っていうのは話してみないとわからないものだ。
お世話をする立場の私達も、
ござの上で風に吹かれながらおにぎりを食べ、
最近余り聞かれなくなった、路上で遊ぶ子供達の歓声を聞き、
いつしかお祭りを楽しんでいる。
私達の町内も子供の数は年々減っているようだが、
皆で頑張って、いつまでもこの地域のお祭りを
継承していきたいなと思っている。