森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

春を探して

2022-03-06 | 日記


 春がやってきました。
 まだ時々はボタ雪がふるものの、日中は暖かい日が続いています。
 とはいえ、朝晩はグッと冷え込みますから、昼間に解けた雪が夕方から凍りだし
 翌朝の道路はツルツルの危険な状態になります。
 人も車も要注意です。

 遠くの山々が真っ白からまだら模様になってきました。
 山の雪は5月まで無くなりませんが、徐々に薄くなってさなざまな雪形をつ
 くってくれます。

 そして、3月に入ると急に森の生きものたちがに動き出します。
 いよいよ、ガンやカモたちの北帰行が近づいてきました。
 カモの中には渡らないものもいますが、ここではほとんどが旅立っていきます。
 


 ガンは一時期乱獲によってほぼ絶滅したのですが、保護法ができてから再び
 数を増やしています。
 一度増えてしまえば、ここでは安心です。
 国定公園内なので、撃たれる心配はありません。

 ガン、カモたちがいなくなって、次にオオハクチョウがいなくなったら、
 淋しい湖になります。 春なのに。
 


 コンチャンが雪の上にお行儀よく座って、ボンヤリしていました。
 やはり人間と同じように、春になってホットしているのでしょう。
 キタキツネは雑食ですから、雪解けが始まると現れた地面から何かしら
 探し出して食料にします。
 もうじき、かわいい赤ちゃんを連れたお母さんも見られるでしょう。



 湿地の雪が解けてドロドロの水溜まりから、水芭蕉の小さな葉が顔を
 だしていました。
 冬の分厚い雪の下で、黙々と成長して出番を待っていたようです。
 なんと逞しいのでしょう。

 主要道路はアスファルトが出ていました。
 やっぱり、春が来たのです。




 
 
 

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