相変わらず、どんよりした曇りがちのお天気が続いて
います。
もう北東北も梅雨明けしたのですから当然蝦夷梅雨も
明けたはずなのに、この道南にはいっこうに晴れの日が
訪れません。
目が覚めたら青空に陽射しが眩しい、なんて朝は
もうとおに忘れてしまいました。
かといって、しっかり雨が降るでもないのです。
この少雨はこの辺りの農業者にとっては、危機的なのでは
ないでしょうか。
逆に内地からは、40℃に迫る高気温と局地的豪雨が
交互にやってくる、たいへんな日常が伝えられています。
この数年で日本列島の気象は、まったくおかしなことに
なってしまいました。
しかしいっぽうで、外国はどうなのでしょう。
海外諸国の異常気象についての情報はあまり伝わって
きませんね。
日本は酷いほうなのでしょうか。
そういえば、異常気象とは少し違うけれど、温暖化による
海面上昇で水没しそうな島しょ国の人々が、集団で移住
しているようすが報道されていました。
その後はどうなったのでしょう。気になります。
毎朝一番のニユースは、日本人のオリンピックでの大活躍
です。
日本人は凄い凄い!テレビでもラジオでも連日アナウンサー
の絶叫が聞こえてきます。
日本列島はオリンピック一色に染まってしまいました。
もう、大谷君はどうなったのか、岸田さんは生きてるのか、
なにもわかりません。
まあ、わからなくても支障はないのですが、しかし一週間も
このオリンピック騒ぎやってるとさすがに飽きてきました。
毎朝次のニュースは戦争のことです。ウクライナと
パレスチナです。
毎日死者が更新されて増え続けているのですが、それを
聴く我々の感覚が麻痺しているのか、強いショックを
感じなくなっています。
オリンピックやっているフランスとウクライナは国境で
わずか千キロしか離れていません。
つまり、東京と北海道北部ほどの距離です。
この近距離で、おフランスではお祭り騒ぎ、ウクライナ
では殺し合いをやっているのです。
もちろん祭り好きの日本では国家的大騒ぎ。
人間はなんと残酷な生き物なのでしょう。
まあしかし、オリンピックも戦争も国どうしが争う
ことには違いないのですからしかたがないのかな、
と思ったりもします。
いやもしかして、人類は争うことが好きなのかも
しれない。
それゆえ、争い事はホモサピエンスが絶滅するまで
なくならないのかもしれない。
立秋に向かう曇り空のなかで、おぞましい妄想
をしてしまいました。