森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

秋深し

2022-10-05 | 日記


 昨日の大嵐は過ぎ去り、今日は爽やかな秋晴れとなりました。
 しかし気温はグッと低下して、利尻山は初冠雪、そして大雪山系の旭岳では
 5合目まで雪景色となりました。
 いよいよ8日からの15日間は寒露になります。
 寒露ですから文字通り、晩秋の冷え込みで葉っぱに露が滴る時季になった
 のです。
 今朝はさすがに、小さな石油ストーブを点けずにはいられませんでした。
 
 寒露の森の楽しみはトウモロコシ、クリ、リンゴ、カボチャです。
 少し走れば油ののった秋サバやカレイも入手できます。
 残念ながら、かつて秋の食卓を飾ったサンマとハタハタは、すっかりとれな
 くなりました。
 たまに見かけても目が飛び出すほどの高値がついています。
 もう、庶民のものではなくなりました。
 その代わり、お米はおいしいブランドのものがどんどんとれています。
 そしてなぜかこのお米、今年はずいぶん安く売られています。
 ありがたいことですが、農家は大丈夫なのでしょうか。



 今週末からまた3連休とのことなので、キャンプ場も賑わうことでしょう。
 大沼観光も少しずつ回復していきそうです。
 連休はなんの祝日かとカレンダーを見ると「スポーツの日」となって
 いました。
 えっ、「スポーツの日」ってなんだ?
 ネットでみると「2020年から体育の日はスポーツの日に変わりました」
 とのこと。
 その理由はでていませんでしたが、国ではできるだけ「体育」の字を使用
 しないようにしているようです。
 ちなみに「日本体育協会」はすでに「日本スポーツ協会」に変更されている
 とのことですし、来年からは「国民体育大会」も「国民スポーツ大会」に変
 わるのだそうです。
 
 広辞苑によると「スポーツ」は、遊戯、競争、肉体的鍛錬の要素を含む身体運動
 の総称。
 一方「体育」は健全な身体の発達を促し、運動能力や健康で安全な生活を営む
 能力を育成し、人間性を豊かにすることを目的とする教育。
 と書かれています。つまり総称と教育の違いなのだそうです。
 
 まあ、森のオッサンとしてはどちらでもいいのですが、国の方向がかっての
 大衆スポーツから一部のエリートスポーツに急速なシフトチェンジをしている
 ことと関係があるのかもしれません。
 今、明るいニュースといえばスポーツのことしかありませんから、それなりに
 深く考えてやっているのでしょうね。



 10月ともなれば、淋しいかな咲いてる花も僅かです。
 そんな中で庭木ではムクゲが、野の花ではアザミが元気です。
 ともに霜が降りるまでがんばってほしいのですが、無理かな。


 
 
 
 
 
 
 

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