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四月に入ってあれよあれよという間に、はや10日を過ぎました。
この間暖かい雨の日が続き、おかげで小屋の北側に残っていた雪が
やっと解け、この森から白い固まりが消えました。
白といえば大沼のオオハクチョウも帰ってしまいましたから、
森で見られる白色といえば、これから咲く花たちとそこに集まる
蝶たちです。
それ眺めるのもまた楽しみのひとつです。
カタクリの花がすっかり開いていました。
茎がキュッと下を向き花弁を上にはね上げて、楽しそうに風
にゆれていました。
毎年、この時季に僅かな日数だけ咲いては消えていく不思議な花です。
スイセンの赤ちゃんが一斉に現れました。
いよいよ春本番です。
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春のだいじな行事といえば三年に一度の車の運転免許更新です。
若い時はゴールド免許証なら五年更新だったのですが、高齢者は
おしなべて三年になりました。
しかも後期高齢者ともなれば、さまざまなハードルが設けられています。
これをクリアすべく、先日近くの町の自動車学校へいってきました。
科目は三種、ボケテストと実車テストそれに講習です。
3時間半かんづめでしっかりやり、なんとか終了しました。
そして、こんどはこの結果を持って警察署へいき、視力や聴力のテストを
やって初めて申請になりました。
交付は一か月後ということです。
費用もかなりかかりました。
高齢者を取り巻く車運転環境は、この先も厳しくなっていくので
しょうね。
講習でも免許証返納を促す場面がいくつかありました。
高齢者の事故がことさらに大きく報じられて、世間では「またか!」と
非難されています。
しかしよく見ると若い人たちもけっこう突っ込んでいますよね。
自分は先進国の生活をいくらか知っていますが、高齢者の免許返納など
聞いたことはありません。
これには国民性や保険医療のことや、さまざまな要素があるのだと
思います。
ちなみに、この山奥では車なしでは生きていけません。
鉄道は廃駅になり代替路線バスも運行されませんから、昔に戻って
ロバでも飼うしかありません。
昨日函館で梅の開花が報じられました。
例年よりかなり早いですね。
この調子じゃ、森の桜も早いかもしれません。
春は楽しみいっぱいです。
コンチャンも春の陽気で眠そうに歩いていました。
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