森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

ゆきの花

2022-01-08 | 日記


 今冬は雪の降り出しは遅かったけれど、降り始めてからはほぼ毎日降り続い
 ています。
 たまに雪雲が割れて陽が射し、青空が出るとなんとも嬉しい気分になります。
 そんな時はソレッとばかりに外へ飛び出して、ウオーキングです。
 もちろんそれは足腰、健康のためですが、真っ白の世界をひたすら歩いている
 と、ある種の瞑想に近い感覚になります。
 しかし、長靴で雪中を歩くのはかなりの運動量があり、くたびれてきます。
 そんな時は「今日歩けたのだから 明日も歩ける」と自分に言い聞かせます。
 実際には、どうなるのかわからないのに。

 ただ白いだけの風景の中にも、自然が創り出す雪の造形がたくさんあります。
 「ゆきの花」もそのひとつです。
 

 
 話は急に変わりますが、明後日10日は成人の日です。
 その昔、15歳になると大人になった「元服」の儀式が、旧暦1月15日に
 行われていたそうで、どうやらその日を踏襲しているようです。
 15歳とはかなり早い成人のようですが、昔の人は寿命もずいぶん短かった
 ので、若いうちに大人にしたのでしょう。
 
 しかし今は人生百年時代です。
 成人年齢も30~40歳に引き上げたらどうでしょう。
 みんな、の~んびり生きられと思いますが。
 ところが、なんと今年から18歳に引き下げられるそうです。
 その理由はよくわかりませんが、先進諸国に合わせましょうとのことです。

 いっそ、年齢を決めずに自己申告制にしたらどうでしょう。
 あるいは、精神年齢にシンクロナイズさせて決めたり。
 日本中にさまざまな楽しい現象がおこって、みんなハッピーに包まれます。
 今のように、男女が着飾ってピース写真を撮ったり、酔ったものが暴れて騒い
 だりしなくなると思います。
 すべてが、ハッピーハッピーですよ。



 それにしても、今年は雪量が多く、しばれています。
 内陸ではー30℃にもなっていますから、大変ですよ。
 長期予報では暖かい冬となっていましたが、今のところ大外れです。
 気象庁もNHKも、なにもかもが予想外の時代に入ったのかもしれません。

 
 ゆきがふる ゆきがふる
 森にも 沼にも ゆきがふる
 コンチャンの巣穴にも フクロウさんの樹にも
 すべてのものを真白に包み込んで
 ただ しんしんと ゆきがふる