森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

秋の優等生神話

2021-10-21 | 日記


 10月下旬ともなると、まさに秋深しです。
 このところコロナが落ち着いたせいか、大沼に人の姿がみられるようになり
 ました。
 ちょっと前なら駅前にほとんど人影はなく、閉鎖したお店もあって、まるで
 ゴーストタウンの様相でした。
 今は駅に必ず何人かの人影がみられます。
 いつも通り過ぎるだけの駅前ですが、やはり人がいるとホッとします。

 しかし、これで調子の乗って気を緩めてしまうと、第6波がドド~ンとおし
 よせてくるかもしれません。
 用心、用心、ですね。



 紅葉が進んでいます。
 温暖化の影響でしょう、3年程前から紅葉のピークは徐々に遅くなってい
 ます。
 特に今年は暖かかったせいもあって、1週間から10日も遅れると予想され
 ています。
 温暖化はさまざまなところに影響を及ぼしていますね。



 地球温暖化といえば、我々国民は「世界の中で日本は温暖化対策の優等生」
 などと信じてきました。
 実際に、国もマスコミもそれを謳いあげてきましたから。
 政治家も「地球温暖化を叫ぶやつは 金ほしさに騒いでいるだけだ」といって
 いました。
 ところが数年前からCOPに出席する小泉さんが「化石賞」を受賞して帰る
 ようになりました。
 「こりゃ~いったいどうゆうことなんだ?」
 国民の頭は混乱をきたしています。
 
 そんななか、地球温暖化研究の真鍋さんがノーベル物理学賞を受賞されました。
 真鍋さんは1960年代からCO²が温暖化の元凶と考え、数十年間地球の気候
 変動予測に先駆的な研究を続けてきた方です。

 政治家もマスコミも真鍋さんのことはできるだけ取り上げないようにしている
 ようです。
 しかし、先日GAFAMが世界の環境基準をクリアできない企業とは取引を
 しないと言い出しました。とくにアマゾンは2030年までに全世界の事業を
 100%再生可能エネルギーで賄うと発表して、日本では電力会社ではなく、
 三菱商事から再生可能エネルギー買う契約をしました。
 もはや一般の事業者までもが巻き込まれる流れになっています。
 
 それじゃ~、日本の「優等生神話」はどうなるの?
 「なにがなんだか意味がわからん」
 ますます頭は混乱して疲れてしまいました。

 しかたがない。
 そんな時は、なにも考えずぼんやりと紅葉を眺めるのがいちばん。
 来月には白鳥もきますから。