森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

おひさま

2021-08-18 | 日記


 もう長い間、おひさまが顔をだしません。
 おひさまはどこへいったのでしょうか。
 
 お盆も過ぎて、みんな普通どおりの仕事に戻っているようです。
 お子たちの夏休みも今日でおしまい。コロナと悪天候でかわいそうなお休み
 でした。
 でも子どもたちはどんな状況下でも、自分たちで何か楽しいことを見つけて
 たくましく育つのでしょう。
 この森の花たちのように。



 いつもならオリンピックの終わった今ごろは、政治家たちが自分の顕示と
 宣伝のために、メダリストを集めて国民栄誉賞だの県民栄誉賞などを与えて
 いる時季です。
 コロナのせいなのか、国民の批判を気にしているのか、あまりやっていま
 せん。おひさまがでたら、ドバーッとやるのかもしれませんが。
 そんな中で、どこかの市長さんが選手を呼んで、その金メダルにガブリと嚙
 みついたそうです。
 ふざけて、表彰台の選手を真似てやったのかと思ったら、どうやらそうでは
 ないらしく、以前にも金の鯱に噛みつこうとして、失敗しているそうです。
 この人の場合、金色を見ると興奮して反射的に噛みつこうとする行動がおこ
 るようです。
 ちょっとかわいそうな気もします。
 
 その後は謝罪をして、メダルを消毒してよく洗い流せば一件落着と思ったの
 ですが、交換しなければダメとなったらしいのです。
 歯形がついたのでしょうか。
 選手にとっては、人生の記念のメダルが交換されてしまうのですから、残念
 でしょうね。
 なんとも奇妙な不気味な出来事です。
 
 歯形のついたオリジナルメダルは、市の博物館に展示するといいと思います。
 市長さんの名が長く残りますから。

 日本の夏の「こわいおはなし」とも「平和なおはなし」ともいえますね。



 近くの街ではまたコロナが増えてきました。
 早くワクチンの接種が進むといいです。
 それしか抜け出す道がないのですから。

 幸いこの森は人がいないのでコロナとは無縁です。
 森にいるかぎりは、マスクも不用です。
 しかし、街との繋がりで生活が成り立っている部分が多いのですから、
 みんなでいま一つ辛抱して、乗り切るしかありません。
 
 それにしても、いつになったらおひさまがでてくれるのでしょうか。
 洗濯ものが山となっています。