森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

静かな夏

2021-08-04 | 日記


 8月に入ってから、一段と暑い日が続いています。
 北の内陸では、大変な暑さになっているようです。
 もはや北海道といえども、涼しい夏とはいえなくなりました。
 そんななかでスイレンの白い花が、静かに涼しげに咲いています。



 今月になってから予定どおり、オオハンゴンソウが一斉に開花しました。
 いまやどこへ行っても群生していて、しかも毎年その領域を広げていきます。
 8月いっぱいの森は、オオハンゴンソウの天下です。
 
 それをめざして、さまざまな虫たちが集まってきます。
 みんな仲良く、助けあっています。



 盛夏といえば土用ですが、毎年7月19日から8月6日または7日までです。
 今年の土用の丑の日は一回だけで、先月の28日でした。
 残念ながら、ウナギは食べそこねました。
 
 その昔から、この季節の変わり目の18日間に、丑(ウ)のつくものを食べ
 ると体にいいといわれてきました。
 ウナギは平賀源内さんが、うなぎ屋のために推奨して広まったことが知られ
 ています。
 しかしウのつくものなら、うどん、瓜、梅干し、でもよかったそうです。
 それならウニでもいいのでしょうね。ウインナーでも。ウイスキーはだめで
 しょうけど。
 土用が終わると翌日が立秋です。
 秋もまた、食の季節です。楽しみは続きます。

 今の森や湖の風景はとても落ち着いています。
 変化が始まる前の静けさなのでしょう。
 ここでは、お盆が終わるまでが夏らしい夏ですが、それ以降は夏と秋のせめ
 ぎあいになります。
 残り少ない夏を満喫しましょう。