森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

コロナの歳の瀬

2020-12-23 | 日記


 先週のドカ雪のあとは、降雪も少なく風も吹かず、穏やかな日々が続いています。
 昨日からは寒さも和らぎ、今日は青空が広がりました。

 今年も残るところ一週間ほどになりました。
 毎日コロナの感染者数ばかり気になって、オリンピックが中止になったことや、
 あべちゃんがお腹ぴーぴーで辞めたことなど、どうでもよくなってしまいました。
 そして昨日は、とうとうコロナの死者が3千人を超えたと発表されました。
 さらに来年終息するまでには、かなりの人々が亡くなると予想されています。
 これはもう歴史的な大災害です。
 当初は、お偉いさんたちも「日本人は外人とは民度が違う」などと、意味不明な
 ことを口走っていましたが、今はシュンとしてしまいました。

 大災害といえば、東日本大震災から10年たって、未だに避難先から戻れない
 人々が大勢いるというのに、またの大災害です。
 そして今も思い出すのは、東日本大震災のさらに15年前に起きた、阪神淡路
 大震災です。
 この時の傷だって、まだまだ癒えてはいないのに。

 専門の先生たちは、よくスペイン風邪のことを引き合いにだして、「100年
 に一度のことです」などといいますが、災害としては、しょっちゅうあるよう
 な気がして、少し調べてみました。
 1919年のスペイン風邪で日本の死者45万人、以降1923年関東大震災
 死者不明者10万人超、1933年昭和三陸地震死者不明者3千人超・・・・
 などなど3千人を超える災害が100年間で10もありました。つまり平均す
 ると10年に一度大災害がおこっていることになります。千人以上の災害も加
 えるとなんと、5年に一度おこっています。

 こりゃ~想定外などと、のんびりしている場合ではありません。
 10年先にまた大きいのがきますよ。
 偉い人たちは遊んでいられませんよ。



 残念なのは、東日本大震災時の福島原発からの避難者が、避難先各地で差別され
 たことです。
 そして今、必死でコロナと闘う医療従事者が、差別を受けているとききます。
 変わっていません。なにも変わっていないのです。

 きたる歳もコロナで明けます。
 早くワクチンが届きますように。