森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

冬がきた

2020-11-10 | 日記


 今月に入ってから二回目の降雪で、山は白く薄化粧となりました。
 去年より少し早いように思います。
 この調子じゃ、標高のある駒ケ岳や横津岳は、さぞかしこってりと厚化粧かと思い
 ましたが、どちらも雲がかかって確認できませんでした。
 
 さあ、いよいよ北海道に冬がやってきました。



 平地はまだ暫くは、雪が降っては解けるの状態が続きます。
 みんなこの間に、本格的な越冬準備が必要です。
 車のタイヤやワイパーの交換、物置の雪囲い、外水道の締め切り、などなど作業
 にけっこう時間がかかります。

 今春生まれたコンチャンは、まだ森の冬の厳しさを知りません。
 楽しそうに、ピョンピョン跳ね回って遊んでいます。
 この時季にしっかり栄養をつけて、餌のない真冬を耐え忍んで、なんとか春を迎
 えられたら、一人前の大人の狐になれます。
 がんばろうね。
 


 エゾリスのピーちゃんは、今のうちに食べ物を土に埋めて、保存する知恵を持って
 います。
 でも雪があまりにも深くなると、その場所が分からなくなることがあるそうです。
 今年は雪が少ないといいね。

 森のみんなは、雪を見ると急に身構えながら毎日を過ごすようになります。
 根雪が来るまでの貴重な日々です。