昔に出会う旅

歴史好きの人生は、昔に出会う旅。
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3 「三徳山三仏寺」本堂へ参拝

2010年04月11日 | 山陰地方の旅
3/22に行った鳥取県三朝町の「三徳山三仏寺」参拝の続きです。

「輪光院」の参拝を終えて本堂へ向かいました。



「輪光院」から長い石段を登り、見下ろした景色です。

「南無三徳山金剛蔵王大権現 三徳山開山三百年」と染抜かれた赤い幟が続いています。

本堂までには、もうひとつ石段が残っています。



石段を上がり、左手奥に「宝物殿」があります。

「宝物殿」には投入堂に安置されていた重要文化財の蔵王権現立像の他、仏像や、狛犬などが展示されていました。

「宝物殿」の前に四角に仕切られた場所が見えますが、火渡り神事などが行われるのでしょうか。



パンフレットにあった重要文化財「蔵王権現立像」です。

「宝物殿」の中で、金色の姿を拝観させて頂きました。

他にも役行者の像や、狛犬の像などがあり、印象に残っています。



本堂への最後の石段付近の様子です。

石段の上に見えるのが「三仏寺」とされる建物で、向って左に工事中の本堂がありました。

石段の下に慈覚大師円仁の石像が見えます。



石段脇の斜面に小さな石仏が並んでいました。

仮本堂で放映されていた寺の案内ビデオによると、米田住職がこの石仏を彫られているそうです。

苔むした石仏を見ると、長年彫り続けられているようです。

福山市図書館のDVDで、五木寛之さんの「百寺巡礼」のシリーズに「三徳山三仏寺」があり、米田住職が登場されています。

投入堂参拝登山口で、五木さんに説明されている場面です。



石段の下に両足の位置を示す石があり、ちょうど米田住職が参拝者へこの石の上に立つよう案内されていました。

何があるのでしょうか。

石段を見ると、長年の参拝で非常にすり減っており、取替えられた石段が、石仏の材料になっているそうです。



両足を置く石の上に立ち見上げると、杉の大木の間に「地蔵堂」が見えました。

「地蔵堂」は、奥の院「投入堂」への途中にある堂で、当日に参拝登山が出来ないこともあり、住職は参拝者へ熱心に案内されていました。

石段を上った左手も「地蔵堂」が見える場所で、案内板がありました。



石段下に金魚鉢を大きくしたような手水鉢があり、住職のご説明ではこれが水琴窟の一部になっているそうです。

横に「水琴窟」の案内板があり、「響き 日本第一」と書かれています。

地下に埋められた瓶に水がしたたり落ちる音だそうで、なかなか風流な音が響いていました。



現在、三仏寺本堂は解体修理中で、この建物は仮設の本堂です。

住職から堂内で、お寺の案内ビデオを見るようすすめられ、見せて頂きました。

寺の歴史や、投入堂などの施設など興味深い内容でした。



解体修理の本堂です。

本堂正面に向って右手に奥の院への登山道入口への通路から見た様子です。



参道口の西にある遥拝所から見上げた「投入堂」です。

車道の脇に小さな遥拝所の建物があり、ズームで撮った写真です。

はるか上に霞む「投入堂」の姿に感動し、改めて参拝登山に訪れたいと思いました。


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