6月18日~26日までの9日間、南ドイツ、スイスの旅行に行ってきました。
出発前の天気予報では雨の日が多く、少し憂鬱な気持ちで出発しましたが、幸運にも好天に恵まれ、素晴らしい旅行が出来ました。
旅行会社(阪急交通社)の添乗員Yさんの心のこもったお世話や、ご一緒の皆さんにも恵まれたことでも、良い旅になったもので、深く感謝します。
とは言え、初日はトラブル続き、「始め良ければ・・・」とは違い、「始め悪くても終わり良し」の思い出深い旅行となったのが以下の話です。
旅行会社(阪急交通社)から頂いた今回の旅行のパンフレットの一部をダイジェストしたものです。
旅行のタイトルは、「岡山空港から行く スイス3つの名峰と、氷河特急・ベルニナ線 ドイツロマンチック街道の旅 9日間」とセールスポイントを総動員した長いものでしたが、実際の旅行も実に盛りだくさんで、大いに満足できる内容でした。
パンフレットには他に「ホテルを特にこだわりました」とあったように、驚くほどホテルがすばらしく、お得感と、安らぎを感じさせて頂きました。
パンフレットにあった9日間の「旅程」です。
<岡山空港~仁川空港~フランクフルト~南ドイツ各地~スイス各地~チューリッヒ~仁川空港~岡山空港>
当初、スイスだけのプランを検討していましたが、山が大半では単調になるのではと、ドイツ観光がセットされたプランに決めました。
スイス西部のモンブランや、スイスの町の観光が少ないプランでしたが、モンブランの雄姿が見られ、スイス東部のベルニナ線(世界遺産)に乗ることなど、パンフレットのタイトル通りにスイスの魅力は満喫できたと思います。
ヨーロッパの地図に旅行のコースを印したものです。
阪急交通社から頂いた「ロマンチック街道」と題する小冊子にあったヨーロッパの地図の一部を利用させて頂いて編集したものです。
スイスの面積は九州程度と言われており、南ドイツを加えた旅行の範囲は、その2倍程度でしょうか。
両国とも聞きなれない町の名が並んでいましたが、観光案内本や、地図などを見たり、現地を訪れてみると、次第になじみを感じる名になってきました。
岡山空港から韓国のソウル仁川空港への定期便10:00発の案内板です。
旅行会社の案内には8:00集合と記載されていましたが、岡山空港からのツアーへの参加者は、私たち夫婦のみで、ソウル仁川空港で福岡空港からのツアーに合流することになっていました。
しかし、韓国は初めて、仁川空港の搭乗口で合流するまで不安あふれる旅行のスタートでした。
雨の仁川空港の風景です。
岡山から乗ってきた大韓航空の飛行機ですが、通路を挟んで左右に3人が並ぶ小さな機体でした。
機内から降りる時、床にスリッパや、新聞などが多く散らかる風景を目にし、文化の違いを痛感したものです。
わずか1時間半のフライトでスリッパを使い捨てし、それを散らかした惨状は、エコ生活にいそしむ私たちからはとんでもない風景に見えました。
とは言え、勢いを感じるこの航空会社、この問題も改善したらまだまだ強くなる余地があるというところでしょうか。
フランクフルト空港が近づき、機体を傾け、旋回した時の風景です。
翼の向こうに見える川は、マイン川のようです。
フランクフルトの正式名は、「フランクフルト・アム・マイン」、マイン川(ライン川の支流)のそばにあるフランクフルトと言う意味だそうで、ポーランド国境近くにあるもう一つのフランクフルト、「フランクフルト・アン・デア・オーダー」(オーデル川沿いのフランクフルト)と明確に区別した名称にはドイツらしさを感じます。
12:45発で、約12時間余りの長いフライトでしたが、現地はまだ7時間遅れの18:00頃、おまけに日没が21:00過ぎとなると、私の腹時計は完全に狂ってしまいました。
1泊目、フランクフルトのキューブホテル(THE QUVE HOTEL)の風景です。
道路に面したゲートから見た正面玄関で、翌朝の出発前に撮った写真です。
ここで次々とトラブルが発生しました。
ホテルのカードキーを挟んでいた紙です。
右下の丸で囲んだ418は、「ルーム番号が分らない!」と、フロントまで聞きに行き、書いてもらったものですが、最初はその左の3文字だけでした。
左の3文字の2番目の文字は、「1」でした。
個人的な癖のある文字か、部屋に同様の文字が表示されているのかとも思っていましたが、この国では通常「1」をこのように書くことを後になって知りました。
「1」も推測した範囲でしたが、他人の部屋のドアを推測で開ける可能性があることから躊躇し、止む無くフロントへ聞きに行った訳です。
「普通に1と書けるなら最初から書いてくれよ!」と言いたくてもドイツ語の話せないもどかしさがこみ上げてきましたが、実際にはカルチャーの違いだったようです。
部屋の入口付近の風景です。
白い破線で丸く囲んでいる場所にエアコンのスイッチがあり、右下に拡大した写真を表示しています。
着いた日はドイツでは珍しい暑い日で、エアコンを付けるのに手こずった話です。
スイッチには「Further instructions in your service directory」と書かれてありましたが、壁の高い場所にあるこのスイッチがエアコンのものと断定できず、色々操作してみましたが、結局、部屋は涼しくならずギブアップ。
再び、フロントへ行き、近くに待機されていた添乗員さんを見つけて助けをお願いし、フロントの方と部屋まで来て頂きやっと解決しました。
このエアコンのスイッチ、左上の黒いボタンが風量調整で、ボタンを押すたびに、強弱レベルを表示する右上の三つのランプが順に点灯、最後は全灯しますが、写真のように右だけを点灯させると強い冷気がでるようです。
又、右下のダイヤルの黒い線を左に回し、写真のように一番下にセットすると、最も低い温度となるようです。
しかし、冷却レベルを最大に上げてもまだ涼しくならなかったことや、スイッチが背の低い女性が手を伸ばしてやっと届くような場所にあったことも不可解なカルチャーの違いでした。
洗面所の水道です。
ここでもトラブル発生です。
顔を洗っていた妻が、排水されないと騒ぎ出しました。
写真にはコックの裏に排水溝を開ける丸いレバーが見えていますが、正面からは分りませんでした。
しかも最初から排水溝が閉じられていたことで、水がたまって慌てふためいたものです。
やっと、後ろのレバーを見つけて排水したものの、このホテルの未知の世界にいささか疲れてしまいました。
バスルームの写真です。
ここでも同様のトラブル発生です。
先に風呂に入った妻が、ここも排水出来ないと言ってきたので、排水溝のフタをいじったり、周囲を探してみましたが、どうも見つかりません。
最後、この写真にあるオーバーフローの排水穴をよく見ると、何か排水穴以外の機能があるように見え、まわしてみたらやっと排水の音が聞こえてきました。
これまで経験した風呂では排水穴のフタにチェーンが付き、チェーンを引っ張ると排水できるものしか知らなかったもので、何とも情けないカルチャーショックです。
こんなトラブルが続いたものの、翌朝まで熟睡、気持ちの良い目覚めでした。
一夜明けたホテルの窓からの風景です。
すがすがしい朝の空気と、ドイツの風景に魅せられた妻が窓からの風景をスケッチしていた時、「何か動くものがいる!」とズームで撮った写真です。
白い破線の丸で囲んだ辺りにいたのは、何と「野ウサギ」でした。(写真左下)
街の緑は多いものの、人口約70万人のフランクフルトの街の中に「野ウサギ」がいるとは。
ちょっとうれしいカルチャーショックでした。
旅行2日目、好天に恵まれたドイツ観光の始まりです。
出発前の天気予報では雨の日が多く、少し憂鬱な気持ちで出発しましたが、幸運にも好天に恵まれ、素晴らしい旅行が出来ました。
旅行会社(阪急交通社)の添乗員Yさんの心のこもったお世話や、ご一緒の皆さんにも恵まれたことでも、良い旅になったもので、深く感謝します。
とは言え、初日はトラブル続き、「始め良ければ・・・」とは違い、「始め悪くても終わり良し」の思い出深い旅行となったのが以下の話です。
旅行会社(阪急交通社)から頂いた今回の旅行のパンフレットの一部をダイジェストしたものです。
旅行のタイトルは、「岡山空港から行く スイス3つの名峰と、氷河特急・ベルニナ線 ドイツロマンチック街道の旅 9日間」とセールスポイントを総動員した長いものでしたが、実際の旅行も実に盛りだくさんで、大いに満足できる内容でした。
パンフレットには他に「ホテルを特にこだわりました」とあったように、驚くほどホテルがすばらしく、お得感と、安らぎを感じさせて頂きました。
パンフレットにあった9日間の「旅程」です。
<岡山空港~仁川空港~フランクフルト~南ドイツ各地~スイス各地~チューリッヒ~仁川空港~岡山空港>
当初、スイスだけのプランを検討していましたが、山が大半では単調になるのではと、ドイツ観光がセットされたプランに決めました。
スイス西部のモンブランや、スイスの町の観光が少ないプランでしたが、モンブランの雄姿が見られ、スイス東部のベルニナ線(世界遺産)に乗ることなど、パンフレットのタイトル通りにスイスの魅力は満喫できたと思います。
ヨーロッパの地図に旅行のコースを印したものです。
阪急交通社から頂いた「ロマンチック街道」と題する小冊子にあったヨーロッパの地図の一部を利用させて頂いて編集したものです。
スイスの面積は九州程度と言われており、南ドイツを加えた旅行の範囲は、その2倍程度でしょうか。
両国とも聞きなれない町の名が並んでいましたが、観光案内本や、地図などを見たり、現地を訪れてみると、次第になじみを感じる名になってきました。
岡山空港から韓国のソウル仁川空港への定期便10:00発の案内板です。
旅行会社の案内には8:00集合と記載されていましたが、岡山空港からのツアーへの参加者は、私たち夫婦のみで、ソウル仁川空港で福岡空港からのツアーに合流することになっていました。
しかし、韓国は初めて、仁川空港の搭乗口で合流するまで不安あふれる旅行のスタートでした。
雨の仁川空港の風景です。
岡山から乗ってきた大韓航空の飛行機ですが、通路を挟んで左右に3人が並ぶ小さな機体でした。
機内から降りる時、床にスリッパや、新聞などが多く散らかる風景を目にし、文化の違いを痛感したものです。
わずか1時間半のフライトでスリッパを使い捨てし、それを散らかした惨状は、エコ生活にいそしむ私たちからはとんでもない風景に見えました。
とは言え、勢いを感じるこの航空会社、この問題も改善したらまだまだ強くなる余地があるというところでしょうか。
フランクフルト空港が近づき、機体を傾け、旋回した時の風景です。
翼の向こうに見える川は、マイン川のようです。
フランクフルトの正式名は、「フランクフルト・アム・マイン」、マイン川(ライン川の支流)のそばにあるフランクフルトと言う意味だそうで、ポーランド国境近くにあるもう一つのフランクフルト、「フランクフルト・アン・デア・オーダー」(オーデル川沿いのフランクフルト)と明確に区別した名称にはドイツらしさを感じます。
12:45発で、約12時間余りの長いフライトでしたが、現地はまだ7時間遅れの18:00頃、おまけに日没が21:00過ぎとなると、私の腹時計は完全に狂ってしまいました。
1泊目、フランクフルトのキューブホテル(THE QUVE HOTEL)の風景です。
道路に面したゲートから見た正面玄関で、翌朝の出発前に撮った写真です。
ここで次々とトラブルが発生しました。
ホテルのカードキーを挟んでいた紙です。
右下の丸で囲んだ418は、「ルーム番号が分らない!」と、フロントまで聞きに行き、書いてもらったものですが、最初はその左の3文字だけでした。
左の3文字の2番目の文字は、「1」でした。
個人的な癖のある文字か、部屋に同様の文字が表示されているのかとも思っていましたが、この国では通常「1」をこのように書くことを後になって知りました。
「1」も推測した範囲でしたが、他人の部屋のドアを推測で開ける可能性があることから躊躇し、止む無くフロントへ聞きに行った訳です。
「普通に1と書けるなら最初から書いてくれよ!」と言いたくてもドイツ語の話せないもどかしさがこみ上げてきましたが、実際にはカルチャーの違いだったようです。
部屋の入口付近の風景です。
白い破線で丸く囲んでいる場所にエアコンのスイッチがあり、右下に拡大した写真を表示しています。
着いた日はドイツでは珍しい暑い日で、エアコンを付けるのに手こずった話です。
スイッチには「Further instructions in your service directory」と書かれてありましたが、壁の高い場所にあるこのスイッチがエアコンのものと断定できず、色々操作してみましたが、結局、部屋は涼しくならずギブアップ。
再び、フロントへ行き、近くに待機されていた添乗員さんを見つけて助けをお願いし、フロントの方と部屋まで来て頂きやっと解決しました。
このエアコンのスイッチ、左上の黒いボタンが風量調整で、ボタンを押すたびに、強弱レベルを表示する右上の三つのランプが順に点灯、最後は全灯しますが、写真のように右だけを点灯させると強い冷気がでるようです。
又、右下のダイヤルの黒い線を左に回し、写真のように一番下にセットすると、最も低い温度となるようです。
しかし、冷却レベルを最大に上げてもまだ涼しくならなかったことや、スイッチが背の低い女性が手を伸ばしてやっと届くような場所にあったことも不可解なカルチャーの違いでした。
洗面所の水道です。
ここでもトラブル発生です。
顔を洗っていた妻が、排水されないと騒ぎ出しました。
写真にはコックの裏に排水溝を開ける丸いレバーが見えていますが、正面からは分りませんでした。
しかも最初から排水溝が閉じられていたことで、水がたまって慌てふためいたものです。
やっと、後ろのレバーを見つけて排水したものの、このホテルの未知の世界にいささか疲れてしまいました。
バスルームの写真です。
ここでも同様のトラブル発生です。
先に風呂に入った妻が、ここも排水出来ないと言ってきたので、排水溝のフタをいじったり、周囲を探してみましたが、どうも見つかりません。
最後、この写真にあるオーバーフローの排水穴をよく見ると、何か排水穴以外の機能があるように見え、まわしてみたらやっと排水の音が聞こえてきました。
これまで経験した風呂では排水穴のフタにチェーンが付き、チェーンを引っ張ると排水できるものしか知らなかったもので、何とも情けないカルチャーショックです。
こんなトラブルが続いたものの、翌朝まで熟睡、気持ちの良い目覚めでした。
一夜明けたホテルの窓からの風景です。
すがすがしい朝の空気と、ドイツの風景に魅せられた妻が窓からの風景をスケッチしていた時、「何か動くものがいる!」とズームで撮った写真です。
白い破線の丸で囲んだ辺りにいたのは、何と「野ウサギ」でした。(写真左下)
街の緑は多いものの、人口約70万人のフランクフルトの街の中に「野ウサギ」がいるとは。
ちょっとうれしいカルチャーショックでした。
旅行2日目、好天に恵まれたドイツ観光の始まりです。