昔に出会う旅

歴史好きの人生は、昔に出会う旅。
何気ないものに意外な歴史を見つけるのも
旅の楽しみです。 妻の油絵もご覧下さい。

紅葉の山歩き「吾妻山」

2009年11月03日 | 山歩き
10月31日、広島県庄原市比和町の「吾妻山」へ行って来ました。

福山市の自宅を朝7時過ぎに出発、吾妻山登山口の駐車場へ着いたのは9:45頃でした。



晴天に輝く「吾妻山」の全景です。

下段の地図-③付近から撮った写真です。



「吾妻山」付近の地図です。

地図-①駐車場からスタートして⑦までの番号順に歩きました。



地図-②の場所にある「大池」です。

朝日に輝く紅葉が水面に映り、とてもさわやかで、美しい景色でした。

妻は、絵に描きたいと、この辺りの景色を写真におさめていました。



地図-③から少し登った辺りから左手の小さな山「小彌山」[こみせん](地図-④)と、右手の「吾妻山」(地図-⑤)が見えます。

この辺りは草原の道ですが、少し先から「小彌山」の中腹まで林の道になります。



「小彌山」[こみせん](地図-④)に登り、少し進んだ場所から見た「吾妻山」の頂上です。

左手の斜面の道には登山者のパーティーが続いていました。

空気も澄んだ見晴らしの良い登山道が続きます。



頂上に近い最後の直線の坂道から「小彌山」[こみせん]方向を見下ろした景色です。

紅葉の林の間の道を登って来る人が続いています。

雄大な景色に感動でした。



10:40頃、「吾妻山」頂上に着きました。

途中ゆっくりと景色を楽しみながら麓から頂上まで約50分でした。

頂上でおばあさんが4~6才位の二人の女の子を連れてお弁当を広げ、天気の良い日にはピクニック気分で登れる山のようです。



「吾妻山」の頂上付近を旋回するヘリコプターです。

頂上に着く少し前からヘリコプターが飛んで来ました。

数回、「吾妻山」を大きく旋回して去って行きましたが、皆でヘリコプターに手を振って歓迎しました。

このヘリコプター、尾翼にはANHと書かれ、ボディー後部のストライプ部分にNHKのマークがあり、紅葉の取材のようです。

ストライプは、全日空カラーのようで、NHKの専属チャーター機と思われます。



吾妻山頂上から登山口付近を見下ろした絶景です。後方には雄大な山並みが続いています。

国民宿舎の赤い屋根の右手に「原池」が見えます。

駐車場は、国民宿舎の左手辺りだったと思われます。



「吾妻山」の頂上(地図-⑤)から南の尾根沿い(地図-⑥⑦)方向に下り始めた景色です。

ススキの白い穂が道の両脇に続き、紅葉と調和して意外な美しさを感じさせられました。



地図-⑥「大膳原分岐」から「大膳原・烏帽子山」に縦走する道がある東方向を見た景色です。

左手の山が「烏帽子山」、その手前が「大膳原」、右手の山が「比婆山」のようです。

「比婆山」は、古事記によると「伊邪那美命」(イザナミのみこと)を葬る山とされています。

この「吾妻山」に登り、亡き妻「伊邪那美命」が眠る「比婆山」を眺めた「伊邪那岐命」(イザナギのみこと)が、「吾が妻よ」と偲んだことから「吾妻山」と名付けられたそうです。

このブログで2008-10-26に「比婆山」に登った記録を載しています。



地図-⑦「南ノ原」から麓までの道は、紅葉の林が続く緩やかな道でした。

昼12時頃、駐車場へ帰ると既に満車で、空きを待つ車もいました。

帰りは庄原市西城町熊野の伊邪那美(イザナミ)命を祀る「熊野神社」を参拝しました。