昔に出会う旅

歴史好きの人生は、昔に出会う旅。
何気ないものに意外な歴史を見つけるのも
旅の楽しみです。 妻の油絵もご覧下さい。

坂本竜馬も滞在した下関「本陣伊藤宅跡」

2007年09月25日 | 山陽地方の旅

「日清講和記念館」を探して入る道を1本間違え、「本陣伊藤宅跡」を見つけました。
又、明治天皇が行幸され、お使いになられた手洗鉢(西郷隆盛供奉)もありました。



「本陣伊藤宅跡」の案内板です。
秀吉、加藤清正、隠元、シーボルト、坂本竜馬、明治天皇、井上馨など歴史に名を連ねる多くの人々と接点を持ったことに驚きました。
又、明治天皇に西郷隆盛が「蛸踊り」を供覧したことにも驚きました。
こんなに多くの歴史の流れを見つめてきた建物がなくなったことは実に残念です。



「本陣伊藤宅跡」から9号線を挟んで海岸沿いにある「コミュニティー広場」にカイコウズ(海紅豆)が赤い花をつけていました。
坂本竜馬が「本陣伊藤宅」を自然堂と名付け、ここを拠点に薩長同盟の成立に活動を行っていたことが書かれていましたが、ふと鹿児島県の県木であったことを思い出しました。
この地から薩長同盟の提案が発信され、歴史が大きく変わり、明治維新が実現したことを考えると改めて竜馬の偉大さを感じます。


我が家のテラスにも2年前まで太い幹のカイコウズ(海紅豆)があり、毎年赤い花を咲かせてくれていましたが、残念ながら枯らせてしまいました。
カイコウズ(海紅豆)は、ブラジル原産で別名「アメリカデイゴ」とも言うようです。