武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

60年代の頃のヒロク二さん

2008-11-30 16:20:08 | Weblog

ヒロク二さん27歳。現代美術に燃えている頃。バックの作品は「ワッポオペレション」という作品の一つ。今見ても、古くならない作品だと思い、図案を起こしてTシャツを作ってみた事があります。また、シェルが開催した、現代美術コンクールにて最終予選で落ちたといいます。中原祐介氏の「これポスカラ(ポスターカラー)だろ。」の一言でおちたらしい。その話を聞いてう~んと唸ったのでありました。「美術評論家は、自分が評価した作品が残らないと困るんじゃない。ポスカラは、割れてきたり、水がかかって絵の具がとけたりするのは困るんじゃない?」と
耐久性の問題を提議したのでした。ヒロク二センセイの後ろの作品は結構大きな作品、どうやって変形な形にきれいに紙を水張りしたのか、その技術に感心しました。27歳なのにずいぶん大人に見えるヒロク二さんです。


60年代は、性の解放とか、ウーマンリブとか出てきた時代だ。また、ヌード写真がドシドシ出てきた時代。友人のカメラマンの為にモデルになったそう。もちろん友情出演で。上の写真は、豚小屋での撮影の前に撮った写真だそう。60年代の頃のプレイボーイの雑誌に写真のコンクールがありよく載ったそう。その写真は、プレイボーイ社から「ヌード」という本にまとめられている。(その本は実は、家にある。)上の写真は、34歳のヒロク二さん。これから豚小屋へ行き撮影に行ったということだあります。「裸になるのは、恥ずかしくないの?」と聞いてみたら「裸になる事に、羞恥心が薄いんだ。」と言っておりました。それより、「情熱もって何かやろうとしている奴に、協力するのは普通だろ。」と言いきる。男の友情に厚いヒロク二さんです。


これも写真家に追いかけられて撮ったという写真。題は「シテール島の船出」。2人の男が、空を見ているシチュエーションというのが、シテール島の船出と関係あるらしい。三島由紀夫がどうとかこうとか説明を聞いたけれど解かりにくかった。ロッコちゃんという女性写真家がとった写真で、神戸の安田画廊で個展のときに、故中島らもさんが作家になる前に写真展に来た時の写真が残っている。最近、「下駄はいてきた奴が、作家中島らもになったのか。」と言って「あいつね。」と言い、当時の中島らもさんを思い出すそうです。
右がヒロク二さん、帽子とズボンがデザイナーが体に合わせて作ってくれたものを着ていて、ジャケットは当時人気のVANジャケット。縦のストライプがカッコイイね。帽子も水玉模様の生地が使っていて面白い帽子。この写真も34歳頃だそうです。この頃は、10人のカメラマンに追いかけられていたそうで、大変だったそうです。写真を撮られなれしているせいかヒロク二さんは、写真の写りがとてもいい人です。

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ソース焼きそばの巻

2008-11-27 18:38:39 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版)2006年7月4日(火)掲載のえ

このソース焼きそばの絵に、人が2人いるの発見!!探してみて下さい。

落語家の三遊亭金馬は、焼きそば愛好家っていう会の会長をしているそうです。会員は私1人という極秘の会。ソース焼きそばは、縁日や、屋台からソースの焦げたにおいがすれば、すーっとひきこまれるが、食べてみると納得したことがないそう。金馬流のソース焼きそばのポイントは、天かすにあり。スーパーで売っているような天かすのための天かすはダメで、かき揚げの副産物の魚や野菜、エビのエキスを吸った天かすを鉄板にしきつめて、キャベツをのせて、蒸しそばをおくのが金馬流。語り口が、落語のようで抑揚をつけて語られています。

焼きそばとしか聞いてなかったので、普通の焼きそばを作りました。いつもは、豚ばら肉と天かす、キャベツで作りますが、気合いを入れてピーマン、にんじんまで入れて作りました。いつも、キャベツなんか包丁で切らず手でむしっていたけれど、この度は、ちゃんと包丁を使いました。描きやすいように。新聞が送られてきたのを読むと、わたしは、変な気合をいれたせいか具の多い、金馬さんのいう焼きそばと正反対の方向へ向かって作っていたようだ。ヒロク二センセイは、連載のまだ始めのころで「焼きそばを描く」ということに脳をノックアウトされてたらしくキャベツ、豚肉、ピーマン、にんじんをまったく描いていなかった。わたしの勝手な努力や気合が、無視されたのがよい方に転んだ。ギャンブルで気持ちよく負けたというところかな?いつも自分が正しいと思い勝ちなわたしをギャフンと言わせた「ソース焼きそば」でした。


いつものせない、紅しょうがの刻みも飾った。麺の様子を観察しているヒロク二さん。いつも上半身裸で困った人だ。
焼きそばはとても美味しそうでしょ。醤油と粉かつおのかくし味で、関西風。


何故か、描く前に必ず食べる。ソース焼きそばは、全部食べてしまい、もう一度見るための焼きそばを作りました。アトリエではソース焼きそばのにおいがしてなんだか変な感じ。色鉛筆や、油絵のオイル、その他の画材のにおいがしている部屋が、今度は、絵を描きあがる頃には、ヒロク二センセイの体臭でいっぱいになるのです。絵が仕上がった時は、汗を掻いていて運動でもしていたのかと思うくらい。実はこの匂いをわたしも、キタハマ猫も結構好き。猫ちゃんが好きなのどうしてわかったのかと疑問に思われる方の為に説明を。ヒロク二センセイの脱ぎっぱなしのTシャツがあると、必ずシャツの上でくんくんしていて、頭をそのシャツにすりすりする。そのシャツから離れない。シャツをなめだす。とにかく長時間シャツから離れないのです。わたしのTシャツには全くしない。体臭のことを本人は気にしていて香水をつけたりして気を使っているのだけどね。普段用とお出かけ用があるみたいです。

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ここのお店で、おしゃれになりました

2008-11-24 00:05:40 | Weblog
兵庫県宝塚市伊孑志1丁目6-13にあるイタリアンブティック&カフェ「Fata」に時々コーヒーを飲みに行きます。2年前から、ふら~とスーパーの買い物の前とかによるようになりました。昨今、急に太ったわたくしが気に入る服は、ここで買うようになり、同窓会でもおしゃれになったと言われちょと嬉しかった。ここにヒロク二先生の絵を飾ってもらっています。
2008年の個展での作品から、このお店の雰囲気にあう作品を展示させていただいています。


題は、「スミレ色の街」色鉛筆
この絵はノートに描かれていて、ノートの余白と形と色が美しいコントラストを織りなしている作品。左のカエルのような形は女の子。8年ほど前にした個展に登場。アメリカ村のモンスーンティールームという喫茶店で個展をしたときに、若い女の子に人気があった女の子の形です。街と女の子というテーマは、現在も追求している。

 

題・[DAHOMAY ダホメイ] 色鉛筆
この絵もノートに描かれていて、上の絵とシリーズになっている。ダホメイとは、コルトレーンの曲にあるそうだ。個展の時、画家の寺門考之さんがわざわざ会場にCDを持って来て下さった。(アルバムの名前忘れてしまいました。記憶力が悪くてごめんなさい・・・・。)寺門孝之さんは、ヒロク二さんの絵のことを「やみつきになりますね。」と言われたのを思い出す。また、寺門孝之さんは、スピリチュアルの江原啓之さんの本の装丁をよくされていて、天使の絵がかわいい絵を描かれます。
ヒロク二先生は、音楽がなしでは生きていけない人だけあって、絵に音楽を感じるのだけれど、どうでしょうか?見ているうちに、踊りたくなったりしないですか?それは、わたしだけだろう。

Fata イタリアンブティック&カフェのホームページのアドレス http://www.fata-web.com です
アクセサリーがとても安くて素敵だったり、高くていいものから安くていいものまでいろいろあるので時々行くのを楽しみにしています。
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豚汁の巻

2008-11-23 14:30:54 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版)2007年10月23日(火)掲載のえ

表面に浮いた野菜の具のコンポジションが面白い。

女優の小林綾子さんが「おしん」の撮影のロケ現場は、とても寒かったそうです。体が冷えて、宿に帰ると宿のおかあさん達が、昼ご飯の用意をしてくれていたのが豚汁。そこで出された豚汁の味が忘れられないと語ります。格別においしかったそうです。

レシピ紹介しますね。簡単です。
具は、にんじん、ジャガイモ、豚肉(豚バラ肉)、サトイモ、ネギ。
①にんじんは半月に切り、大根も半月に切る。薄さは3㍉くらい。サトイモは皮をむいて半分に切る。ネギは普通の青ネギを5㌢にぶつ切りジャガイモは中くらいの大きさであれば4つ切り。豚肉は1㌢巾に切ります。
②切ったサトイモは、さっと湯がいておきます。3分位。
③煮立っただし汁に、まずサトイモを入れ、次にジャガイモ。次ににんじん、豚肉と入れていく。サトイモとジャガイモが煮えたら、青ネギを入れ、最後に味噌を適量いれて、火を消します。
(山形県で食べられたということで、囲炉裏を想像し、土鍋でみそ汁を作りました。)

ジャガイモが、煮崩れしないようにするのがポイントかな。
小林綾子流は、野菜を一度サラダ油でさっと炒めて、作るといっそう濃厚な味になり、仕上げに七味唐辛子を入れるそうです。

小林綾子さんのみそ汁は、ほっこり体が暖まります。里芋がとてもおいしく感じました。これから寒くなってきます。そんな時に食べるととても心がホッコリして、リラックスすると思います。

みそ汁は、具によっていろいろ風味が変わります。わたしが食べて忘れられないみそ汁は、大阪で食べました。夜は居酒屋になるお店で、お昼を食べたのですが、みそ汁が、すごく美味しかったのです。かにのアラ?がたっぷり入っていました。家で何度か試みましたが、いまだ再現できません。かにのみそ汁の美味しい作り方知っている方、教えてくれませんか?
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作品紹介4

2008-11-22 00:12:13 | Weblog

題・夕暮れ駅Ⅱ(色鉛筆)
2008年個展 島田ギャラリーにて発表の作品 赤い色の絵だけれど、海がある。遠くにある思いをはせているように感じます。

武内ヒロク二の絵には、よく船が出てくる。あまり大きい船ではない。
「船を良く描くけれど、どうしてだろう?」と聞いたことがある。
「海の近くに住んでいて、よく見てたからかな?」とあまり深く考えてない返事。
子供の頃の話を、聞いていてヒロク二さんは、「奄美大島でどうして、蓄音機や、洋風のものが家にあるのか、不思議に子供のころ思ってねぇ。」というときもあり、その度に「ふう~ん。」と相槌をうっていた。結構おしゃれな生活をしていたようなんです。ヒロク二さんには、子守もついていたらしいし。島、船、舶来品か・・・・と思いをめぐらせていた。ハッとした時にこんな考えが浮かんだ。「昔々のご先祖は、貿易に関係していた仕事をやっていたのではないか?そんな様子はなかった?」と聞いてみる。ヒロク二さんの先祖は、貿易に関係していたのではという仮説をたててみました。「そういえば、祖母が、船で出かけるといって言っていたような。でも、子供でよくわからんのだよう。」といっていました。

調べようと思い、図書館に行けばそういう本がいろいろありました。
「甦る海上の道・日本と琉球」谷川健一
「琉球大国・東アジアのコーナーストーン」赤嶺守
を、借りてきて読んでいるところです。
「ロマン」が発掘できれば面白いですね。
島の知識なんかまるでなかったがゆえの思いつきに、鉱脈を発見したようでワクワクしています。
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キタハマ猫の日常

2008-11-21 23:16:38 | Weblog
キタハマ猫は、猫なんだけれど行動が犬に似ているところがある。
猫の声で「わん」とか「わ~ん」とかいいます。お迎えもしてくれるが、いってらしゃいと道路のある地点まで送ってくれる。いっしょにお散歩もする。いつまでも、ヒロク二さんとわたしの後をついてくるので、車の往来の激しいところがあり心配になるので、お散歩は取り止めにした。お散歩は気に入っていたらしく、時間になると、玄関で行こうという態度をいつまでもしていた。猫も食べること以外に、楽しい、嬉しいという感情がよく解かる猫ちゃんです。


トイレットペーパーをぐしゃぐしゃに。
これは、明らかに飼い主に不満があるときにする。猫は戸を開けても、閉めないので、ちょっと忙しいせいもあって開けてあげず知らん振りしてたのに反抗か。留守にすると必ずこういう事をする。別のトイレットペーパーを持って「キタハマ、これは!!だめだと解からないのか。」とキタハマの顔にトイレットペーパーを突きつけると、目をそらす。「見てごらん!!」ともう一度。目をそむけて「くう~ん。」という。悪かったと思っているみたいだ。しばらくしてからトイレットペーパーを突きつけると見ようとしない。それには興味ありませんという態度をするので「よし。」と許してあげる。


子供の工作のために作ったドールハウスに。キミの家じゃ、ありません!!


よほど気に入ったのか、お寝んね。

小さい家に入ったキタハマを見ると、ガリバー旅行記の「小人の国」に行ったガリバーを思い出します。子供の頃に読んだ本ではありますが、大人になってから読み返すと違う面白さを発見しました。かんたんにいうと、当時の近代社会への風刺なのですが、今読むと、現在の現代社会をも十分風刺、また反逆している物語なのです。著者のスイフトは、性格も悪く、ひねくれものであった。とあとがきにありましたが、ひねくれものだからこそ出来えた物語であり、今をも読み継がれる傑作の一つと締めくくってありました。訳は、曽野綾子さん。子供の本とはいえ、気品のあるいい訳でした。「ガリバー」とついたお店の名前が多いけど、子供だましのような感覚で「ガリバー」と命名してるのかしらん。ガリバー旅行記は、毒がいっぱいつまってる物語なのに。

すいません!!間違っていました。
大人になってから再読したのは、「ロビンソン・クルソー」でした。物語はまったく違うけれど、読後感が似ていて間違えました。「ガリバー旅行記」のスイフトは、性格が悪く、ひねくれ者ではありません。「ロビンソン漂流記」の作者ダニエル・デフォーが性格が悪く、複雑怪奇な人物で絞首刑にて最後を終えたそうです。普通は、死刑者に内臓や、汚物を投げつけるそうですが、死刑の時に聴衆の、花と涙の中で死んでいったということです。2人の作者の共通点は、ほぼ同時代を生き、マルクスの資本論に影響を2人とも与えたということです。勘違いしていてすいません。


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ザーサイチャーハンの巻

2008-11-20 00:00:55 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版)2008年11月18日(火)掲載のえ

龍か犬のようなものの口にのっているのが、ザーサイチャーハンです。

漫談家の、綾小路きみまろさんが、なじみの中華料理屋さんで注文するというザーサイチャーハン。まずチャーハンをたのみ、その時に「ザーサイを細かく切って下さい」とたのむ。そして、ザーサイを別にもらって、チャーハンにかけ、さらにジャスミンティーを上からたっぷりかけていただきます。中高年の皆様、だまされたと思ってやってみて下さいと語ります。

恐る恐る、ザーサイチャーハンやってみました。

用心して茶碗にチャーハンを入れて、ザーサイの千切りをパラパラ。そこにジャスミンティーをかけました。
う~ん。お味は結構いけるような、いけないような。何度も口に運んだ味の印象をすぐ忘れてしまう。もしかしたら手近なところで買ったジャスミン茶が、悪かったのかもしれない。中華料理店レベルのお茶でないといけないのかも。ジャスミンティーは、お茶の中でも、いい味のものとわるい味の差が大きいお茶だそうです。いいものは、葉が丸くなっていて、めずらしい形のお茶です。買ったお茶は葉ががさがさとした葉でした。一度高価でおいしいジャスミン茶を買ってみたいと思います。秤売りしているところで少しだけ購入というのが、理想かな。再度、ザーサイチャーハンに挑戦!!

ヒロク二センセイは、綾小路きみまろさんをたまたまテレビで見ていたのに、すっかり忘れていて思い出さすのに、時間がかかった。中高年はカバンの選び方にとても感心してわたしは、テレビを見ていた。中高年は、ポケットのチェックがとても厳しいのです。カバンの中をあけ、あっちこっちチェックをしたのに、次のカバンへ。だからもちろん買い物が長い。その様子を悲哀感と可笑しみをこめての漫談の語り口が面白い。しかし本当に、よく観察しているよ。まだ中年のわたくしとしては、自分もあんなことをしてしまうようになるのかと思ったら怖いが、かってになっていくんだろうね。
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ナスのぬか漬け

2008-11-17 00:24:01 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版)2008年11月11日(火)掲載のえ

古代文明の跡地。

女優の大場久美子さんは、アイドル時代からナスのぬか漬けを漬けていたといいます。大きなかめで漬けていたという本格派。そのぬか床を楽屋に持っていって、入り口に「ナス漬かっています」と張り紙をしておくと、みんなもらいに来たといいます。次の日は別のものを漬けておくと、人気でまた、みんな持っていく。とても面倒見のいい大場久美子さんですね。

ヒロク二さんに「味噌持って来い!」と言われ味噌を持っていく。「ナスを持って来い!」と言われ持って行く。最後に「ナスの味噌漬け」を渡す。白い皿に味噌をなすりつけ、その上にナス、ナスの味噌漬けをのせる。
ファックスにて、はっきりと「ナスの味噌漬け」と書いてあったのです。その上、ネットで探せばなんでもある時代。「ナスの味噌漬け」を購入しました。


ヒロク二さんが作ったセット(モチーフ)
小さい丸っこいかたまりが「ナスの味噌漬け」であります。

家に新聞が送られてきてみると、「ナスの味噌漬け」が、「ナスのぬか漬け」となっていて驚いた。なすを入れて描いているので、ぬか漬けにも見える・・・・なと、ほっとしたが、イカリスパーや漬物店を巡り、ナスの味噌漬けを探した時間は何だったのという気持ちもぬぐえないが、「終わりよければすべて良し。」と納得しましょう。

「ナスの味噌漬け」はとても塩味が効いていて、塩辛い。ご飯によく合う。いかにも東北の味。米所の地域のものという感じがする。しかし、食べながら「楽屋でくばるほどのものだろうか?」という疑問がわいてきて????と思っていた。「大場久美子さんって変わってる人だね。」とヒロク二さんに言わずにはおれなかった。新聞が送られてきて、「ナスのぬか漬け」とあり、「ああ、なるほど。」と納得したのでした。ぬか漬けは身体にいいしおいしい漬物ですもの。なすのぬか漬けはさっぱりして、夏なんか本当においしく感じるお漬物。また、お酒を飲んだときに後の方で頼むとおいいしいです。わたしも、ぬか漬けを家で漬けていました。漬かり具合をみるのがとても楽しかった。嬉々としてしていた頃がある。女友達が家にくると「ぬか漬け持って帰る?」と聞いて持って帰らすのも楽しみでした。体調をこわした時にやめましたが・・・。毎日、ぬか漬けは手を入れないといけないのがいいところでもあり、悪いところかな。


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装籠包(ショウロンポウ)の巻

2008-11-16 00:11:57 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内板)2006年12月12(火)掲載のえ

遊牧民の家のような小籠包。

俳優の宝田明さんは、旧満州のハルピン出身。満州にいる頃、寒くなると母と一緒に小籠包を一度に150個以上も作ったといいます。おいしさの秘密は、具に入れる豚の皮のにこごり。ジュワーって染み出す肉汁は、にこごりが熱で溶けたもの。上手な食べ方は、はしの1本を上から刺して、もう1本で横から支えて持ち、小皿にいったん置いたら、はしを抜いて、その穴から肉汁をずずずっと吸う。口の中をやけどしながら。それから黒酢につけて、さらにニンニクのみじん切りまぶして食べる。ハフハフって食べるのが最高と語ります。

実は、小籠包は食べたことがありませんでした。豚漫と似たものか?と思っていました。神戸の南京町まで行って購入しました。豚漫より小さく先がちょっと尖がっている。家に帰って、さっそく蒸してみました。蒸すと尖がった上の穴から、肉汁が、コポコポと煮立っている。
ヒロク二さんは、それがすごく面白いみたいで、小籠包を気に入ったみたい。ずっと興奮しながら「家のようだ。煙突にも思える。」とつぶやいていた。絵に字は入れるなと言われてるのに、興奮して画面に「私には夜の家のように思える。はナゾだ。」と描きこまれていて、ため息をつかざるをえなかった。こういうことが多くて、なんとなくヒロク二センセイを見張る役目をしてしまうのよね。
しかし、この小籠包の絵、おもしろくて見飽きない。好きな絵の一つです。右に描かれた小籠包がとても好き。
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物は物にしてあらず

2008-11-15 00:06:53 | Weblog
今、活躍してるフライパンです!!


左のフライパンは、ステンレスで蓋が重く空気を抜いたり、空気を抜かなかったりと調節出来るフライパン。ご飯もたけるし、野菜も無水鍋のように茹でたり、さつま芋やジャガイモの1センチ厚のスライスもほっこりと出来上がる優れもの。1人暮らしの頃に購入しました。
右のフライパンは、鉄製で学生の時、下宿時代に使っていたもの。野菜炒め、餃子、ブリの照り煮などいろいろとこのフライパンで作りました。
20年~30年の時間をへていまだに使っている。そうそうこれは、わたしの嫁入り道具だったのです。両親に、年齢差と主人の職業に反対されたが、元来は、わがままで強情な性格を知っている親は、しょうがないと泣く泣く許してくれた。結婚式をしても喜ぶ人もいないので、籍を入れてから、赤帽で身の回りのものと、絵の具と、このフライパンを入れて主人のもとに行きました。「行くところのある駆け落ち。」と女友達は言ってけらけら笑ってくれた。そうだねとわたしも、ケラケラ笑った。友達が笑ってくれたことで気分が軽くなり、普通にやっていけそうな気持ちになったのでした。
それから、たびたび引越しを余儀なくしたときも、ただただ慌しく、フライパンのことなど気にしたことなかったが、最近「あなた達2人は、そういえばいつもいるのね。」と、まじまじ見て気がついたのです。とても長いお付き合いをしてきたことに。このフライパンの丈夫さと、青春時代から今までの数々の料理の光景が浮かんでくる。物はなにも言わないけれど、こちらから聞いてみると色々言ってくれるような気がします。フライパンに「活躍してくれてありがとう。」と声をかけました。

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