武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

お好み焼きの巻

2008-11-04 14:02:24 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版)2006年4月4日(火)掲載のえ

アンフォルメルお好み焼き!!

小説家の田辺聖子さんは、お好み焼き大好き。大阪を代表する庶民の味といいます。最近はお好み焼きも出世してずいぶん派手で、レストランのような店もあるけれど、「お好み焼きはあくまでゲテでふだん着でないと。」と語ります。

この絵は、連載の始まり、一発目であります。鈴木琢磨編集員の「ヒロク二さん!!ドバーといきましょう。」のかけ声とともにスタート。ほんとドキドキしました。
「お好み焼きとは、いったいなんぞや。」からはじまり、いったんお好み焼きを、頭で解体させ、また組み立てて出来た絵です。普段あまりつけないテレビをつけるとお好み焼きの特集が放送されていて、二人して食い入るようにテレビを凝視した記憶がなつかしい。紙面が、刷り上って、鈴木琢磨編集員から、祝杯を上げてお酒を飲んでるとお電話いただき、すごーくホッとした。
また、資料として、田辺聖子さんの短編小説、お好み焼き店が出てくる短編をファックスで送ってくださり、ちょっと大人の恋愛小説も堪能しました。20代の頃、田辺聖子ファンのわたくしは、恋愛で悩めば、田辺さんの本を読み、仕事で悩めば田辺さんの本を読む。決して、答えが書いてあるわけではないのだけれど、そうやって大人になっていった。人生の友のようにいつも田辺聖子さんの本を読んでいた。落ち込んだ時、立ち直る勇気を与えてくれていた田辺さんの小説、エッセイは心の宝物です。2008年に文化勲章を受賞された姿を見て、とても嬉しい。

家で作るお好み焼きレシピ紹介。(やわらかめのお好み焼きです)
①ボウルに小麦粉(2分)、塩一つまみ、本だし小さじ強、しょうゆ小さじ1を入れ水でてんぷらの衣より硬くの状態にする。
②キャベツをは、千切りにする。
③①の小麦粉に②のキャベツを入れる。天かすを入れ、あれば桜えびを入れる。そこに卵を二個入れ、かき混ぜすぎないように混ぜる。卵の部分が少し残っている感じでいい。食べた時、卵の部分があるとおいしい。
④フライパンか、ホットプレートに油を引き、豚バラ肉を円形状に並べ、その肉の上に、③を流し込む。表面がプツプツしてきたら裏返してさらに焼く。お好み焼きの真ん中を、ヘラでちょっと切ってみて、サクッとしていたら出来上がり。お好みソースをかけて、かつお節、青のり、一味をかけて食べます。いつも二枚焼くのはめんどくさいので、大きめを一枚焼いて、半分づつにしています。


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