武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

美味しんぼの風評被害で、焼き芋の絵を思い出す。

2014-05-26 18:05:31 | Weblog

しあわせ食堂の本にて、
雁屋哲氏(かりや・てつ)の「焼き芋」の話しに「挿絵」を描いたことがあります。
上、武内ヒロクニ画

「美味しんぼ」という漫画にて、福島で鼻血が出るというありもしない話しを登場させ、
福島に実害をあたえた、そのニュースをヒロクニさんに伝えて、夫婦で怒っていました。
焼き芋の絵の挿絵を描いたことがあるだけなのですが、
ヒロクニさんは、「俺は、そんな奴にも誠実に、一生懸命、絵を描いたのか・・」。と、
がっかりし、あほくさくなったようです。

私も、焼き芋をどのように再現するか、枯葉なんかを集めたりして、雁屋氏の話に合うように、
一生懸命取り組んでいた。
なんか、そんな人格の人だったのか・・。と、思うと、がっかりしました。

私は、福島が風評被害にあっていることは、知っていましたので、「相手の傷口に塩をぬる行為」と思い、
体調が悪くなる程、怒り心頭してしまい、嫌な気持ちでした。

福島では、鼻血が頻繁に出るという事は、無いのです。

私達は、阪神大震災で、実質的に被害はありませんでしたが、経済状態が悪くなり、
私が、一家を支える状態になったし、大変な状態に突入します。
その経験を考えると、福島の経済状態、住む場所、放射能問題でパニックになっていたことに、
ようやく落ち着き取り戻しつつ、前向きになってきた所で、風評被害を誘引する悪意を感じました。
福島の人が苦しんでいるのは「風評被害」なんです。
阪神大震災にプラス、風評被害が加わることを考えただけでも、想像を絶します。

もう、人事とはおもえなかった。
珍しく、ヒロクニさんも「ヒューマニズムというのは、とっても大切なんだ!」ということを力説。
2人で、2時間ぐらい話こんだのでした。

ただ、被害が出たということは、未だに福島の放射能が危ないと思っている人が多いのにも、驚きました。

我が家は、放射能のことなんか気にしていないのです。
福島=危険放射能って、見えない魑魅魍魎を信じてるのと同じレベルなのですが・・・。
見えないことをいいことに、不安を煽っているのです。



パエリア
ムール貝が売っていたので作りました。


お金が無くなって来たら、なんとなくてんぷらを揚げる。私の癖。

食生活には、うるさいわたしが宣言します。
現在の放射能量は、全く気にする必要はありませんよ!!


我が家では、
遺伝子組み換え食品は、なるだけ控えています。
高加糖溶液の入った飲み物は特に。
中国産は、どんな毒性のきつい薬品を使っているかわからないから不買い。
韓国産は、不衛生だから不買。(虫下しを飲むことにすれば、大丈夫)
マクドナルドも食べない。
アメリカ産の肉も食べない。
ハム、ソーセージも控えています。
食品関係は、調べ尽くしています。

その私が、安全だと太鼓判押します。放射能は気にしなくて大丈夫と判断しています。

病気の治療で、放射線治療というのがあるじゃないですか。
あれは、身体に負担がかかって、治療の後、ぐったりして身体がだるくなるのを知っていますよね。
病気を治す為に、わざわざ放射線を浴び、身体が動けない程、ぐったりしたり、髪の毛が抜けたりと、
副作用がいろいろあると思うのですが、福島で、そんな症状に陥っている人は、いないと思います。

ツイッター等でも、風評被害を拡散している人が、大勢いますが、
そういったツイートを広げる前に、考えて欲しいと思います。
風評被害で苦しんでいる福島の人達へ、傷口に塩を塗るような行為は、
控えて欲しいと思います。

雁屋哲氏って、「のりこえねっと」の共同代表なんですって。
これだけで、すべてがわかる人もいると思うけど・・・。

福島の事、他人事には思えませんでした。心が痛みました。

フランスや、アメリカの方が、福島の食品より放射線量高いのですが、
みんな気にしてないですよ。この頃、ニュースや情報は、偏っているのです。






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子供が描いたような絵(作品紹介340)と江戸時代を描いた油絵発見

2014-05-23 17:19:43 | Weblog

なんか笑ってしまう絵。
ヒロクニさんは、真面目な顔で、眉間に皺を寄せながら描いているのですが、
子供が描いたような絵で、微笑ましい・・・。
以前、私は子供の造形教室をしていたので、その時の気持ちがよみがえる。
子供達は、のびのびしすぎて、本性を出しすぎで、「猫かぶったままでいいよ!!」と、
生徒達に放言していた。そんな教室ってあるのかなぁ~?
この絵を見ると、そんな時間を思いだしてしまいました。
嘗ての生徒達と同様、「おお、堂々としていていいぞ!」なんて、言ってあげたくなる。
だけど、本質的に違うのは、マチエールや細部へのこだわりがプロなんです。
絵から受ける重量感とかが。

この絵を見て、童心に返って見るのもいいかもしれません。
私は、子供の頃、近所の友達と基地作りにあけくれた、あの陶酔感を思いだします。
空地がいっぱいあったから、宝物を埋める場所や、隠れられない隠れ家(丸見え)を
作るのにワクワクしていた時間です。
以外と、ヒロクニさんは、坊ちゃんで、友達と待ち合わせた時の駅や、
汽車の思い出を語ることが多い。描く絵も駅とか、電車も多い。
典型的な男の子だなぁとよく思います。


侘しそうに見えるが、大丈夫編夕食メニュー。
ホッケの干物
舞茸と豚ばら肉の炒めもの
にんじんの甘辛煮
きゅうりとわかめの酢の物
厚揚げの煮物

この日のメニューのポイントは、北海道産ホッケの開き(北海道から取り寄せ)
それを中心にして、しょぼい単品を作りました。
(武士の食卓のつもり)


5月に入って、昨年も咲いてくれたジギタリスが株が大きくなって、
昨年よりもたくさんの花を付けています。
ターシャ・デューダに憧れて、一番最初に植え付けた花。
今年の方が綺麗。


ちょっと面白い油絵を見つけました。
Robert Frederick Blumという画家の描いた、19世紀末の東京の様子の絵です。
江戸時代末期だと思うのですが、浮世絵以外に江戸時代の様子が描かれている絵画に驚きました。

アメリカの画家。
19世紀の米国人画家 ロバート・フレデリック・ブラム (Robert Frederick Blum)は、
1876年「フィラデルフィア万博」で日本文化に衝撃を受け、
いつかその地を踏むことを夢に抱いた14年後の1890年、
上野で開催された「第三回・国内勧業博覧会」に招待されたことを機に、
その後3年間に渡って、彼の目を奪った江戸の香りが色濃く残る日本の景色を描き続けることになる。
と紹介されています。
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アンリ・ルソーの絵と病院(色鉛筆作品紹介339)

2014-05-15 20:07:32 | Weblog

夜というタイトルが付いている色鉛筆画。
ファンタジーなどを読むと、現実から不思議な世界へ入っていくのは、夜というのが多い。
例えば、「青い鳥」等も、夜出かけることから、ファンタジーの世界の入り口へ。
そして、読者をその世界へ導きます。

「青い鳥」を大人になってから再読して見ると、感慨深い小説だなぁと痛感する。
霊性の旅とでも言った方がいい。
“太った幸福”という章があって、食べ放題で食の快楽を味わう所が出てきます。
その代わり、服を着てはいけないという条件があり、醜いまで太った人達が楽しそうに、
している世界なのです。幸せとは何か?の一場面の章なのですが、
何か現代にも通じるような感じもして、私もそうかもしれない・・・・。と、思い、
急にヒロクニさんが、偉く感じたのでした。

「食べ過ぎると製作に差し障りがあるから、量はいらん」というわが良人の姿に!

ヒロクニさんの絵もどこか異次元に誘ってくれる絵だと思うのです。
「僕も物語派」ということらしい。

ヒロクニさんが脱腸の手術を受けたのですが、毎度の事なのですが、退院してから、私死んでましたの

入院当日は、入院の手続きを終え、暖かい陽射しと、風も爽やかでとても気持ちがいい日でした。
木々がざわめき、散歩しながら、その木々のざわめく音や、揺れ具合を見ていると、
私   「アンリ・ルソーて(フランスの芸術家・画家)、木々をよく観察している画家だよね。ヒロクニさん」。
ヒロクニ 「そんな所に気が付くなんて、サホリは凄いなぁ」
私    「そんな事で褒めてくれるのは、ヒロクニさんだけだと思うよ。
      大概の人は、何オカシナコト言うてるんじゃ。とか、何言ってるかわからないとか、言うの」
     (面と向かって本当に言われている・・・)
ヒロクニ 「そんな奴らの事は気にするな」
 

アンリー・ルソーの絵ってこんな絵です。

散歩しながら、こんな絵を思い浮かべていました。

しかし、ヒロクニさんが手術を終えたら、地獄の戦いが・・・。
手術後というのは、動いたらいけないのに、「安静にさそう」としたら、動くのだ。
いりいろ病院では前科がある人で、以前点滴は自分で抜くは、大きな手術だから特に安静が求められていたのに、
動く、歩く、その上タバコを吸っていた過去がある。
今回は、病院でも対策として、動いたら分かるセンサーを付けられ、点滴の周りには包帯、つなぎのような暴れ防止策のパジャマの対応に。看護婦さんが手を焼くのは、目に見えている。
だから、看護婦さんとヒロクニさんのクッションとして、病院べったり状態。8時間勤務状態でします。
とにかく、手術後は安静に寝るのが大事だと、言うことに逆らい、皆ヘトヘトです。
つなぎのようなものにも抵抗するし、思わず前のジッパーを降ろして、胸がはだけた状態にしたら、
大人しくなった。その状態を見て、なじみの看護婦さんは「そういえば、裸が好きでしたね。」と一言。

次の日は、歩きまくり。病院から離れてタバコを吸いに行っているのだ。
その日に、家に帰るとか言い出して、家に帰ってくる始末。明日の退院が待ちきれない。
家には、鍵かけて入れてやらなかった。そうしたら、アトリエの開いた窓から侵入してくる。

「こんなくだらない苦労させるな!」
「明日退院なのに、我慢が出来ない奴に、なにができる!」
「病院にも・ど・ら・な・かった・ら・それなりの覚悟しろよぉ!」
「こっちだって一生懸命、どの奥さんより長く行っているにも関わらず、この態度かよ!」
「手術が受けれることにも感謝できないのか!」
「ねちねちひつこい!愚痴が多いやつ!」

「あんたみたいに愚痴の多い人間に、神様はお金もあたえないだろうね!」


ここまで、言われたら静かに病院に帰った。
ヒロクニさんて、何で手術後、動けるのかが分からん。
普通は自然に動けないはずなんだけど・・・。疲れたヮ~。
現在76歳、血液検査の結果、全く異常なし。特に薬も飲んでいない。


庭に急にアイリスが一輪咲きました。
植えてもいないのに。
これは、わたしへの神様の贈り物と思います。
病院では、ご苦労さまでしたのご褒美かも・・・。
突然、咲いていたので、驚きました。


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地下鉄のためのエスキース(色鉛筆作品338)と日常

2014-05-05 19:16:53 | Weblog


小品です。サイズは、12センチ×13センチの作品。
実物大ぐらいにパソコンでは、写っているのではないでしょうか?
私は、勝手に「大地」と名づけて読んでいる作品です。
春になって、土が活性化してきている様子にも思えるなぁ~と、主観で見ています。
毎回、同じことを書いてしまうのですが、やはり「ヒロクニ流の風景画」だと感じます。

今、ヒロクニさんからの一言が・・。
「これは、地下鉄の為のエスキース」と、言われました。

日常では、ヒロクニさんは、
「爺くさい」「婆くさい」という感覚を嫌悪していて、自分も歳を取ってきたので、
そこに陥らないように、匂いにも気を使っています。
我が家が、香水の匂いに包まれる日は、気合が入っているんだなぁ~と思います。
家でむせる日があり、キョ-レツ・・・。
いつも驚くことがあって刺激的な生活よぉーーー。

やっぱり、面白い人と思います。

春になって、豆ご飯をよくします。

我が家は、ご飯をおひつに入れて食べています。
おひつでご飯を食べると、水分の具合がとてもおいしく頂けます。
おひつの蓋を開けると、温泉の匂いがします。
古い日本映画で、おひつが出てくると、親近感が湧いたりして、日本の伝統的な風景に親近感を持ちます。
慌てふためく場面で、おひつを抱えるシーンなどが、あると、「ふふふっ・・・」と
笑ってしまいます。
冷ご飯がおいしいですよ。

そんな日の夕ご飯

手作り春巻き
レタスとたまねぎのスライスとトマトのサラダ
菊菜のおひたし
ごま豆腐
ラップがかかっているのは、昨日の残り、小芋の煮物

手作り春巻きの具は、
ピーマン、豚肉のひき肉、にんじん、しいたけ、はるさめです。
手作りでいい所は、皮がパッリとした状態で食べれること!!
ヒロクニさんが「美味しい」と言ってくれ、それがやる気を起こさせてくれています。
無口で食事を終える男性が以外と多いそうですが、「美味しい」の一言で、
また頑張ろうと思う女性は、多いと思いますよ。
奥様に、一言を言ってあげてくださいね。


食事時は、キタハマが必ず、私の左に来ます。
ちゃぶ台の上に上がろうとしたので、怒られて、そ~と、ゆっくり降りていく瞬間。


昨年の秋に苗を頂いたレタスが春になって大きくなってきました。
レタスがクルクルと巻いたことに感動しています。オーはしゃぎしています。
なんしか、食べれる状態に育ったことが、嬉しい。



コメント (2)
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