武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

京都散策・・・最後はロックのCDで締めくくられた。

2010-04-28 22:38:17 | Weblog

京都でのヒロクニさん
5月25日晴れ。寒くて長い雨からやっと開放され、送られてきた案内状の個展へ出かけることにした。由利五右衛門展「晴れた日、空の下で」を見に行った。ヒロクニさんが、送られてきた案内状の個展に行くのは、凄く珍しい。いつも自分のことに追われていて、他人どころではないからなんですが・・・・。自由業は、不自由業と置き換えても通用すると思う。
京都の四条河原町から歩いて、東山三条にある‘JARFO’というギャラリーへ行った。珍しく多くを語り、急にセカセカして席を立ち、去る。印象に残っているのは、「俺なんて本当は、どうしょうもないおっさんなんよ。制作してるからどうにかこうにかしてるけど」と言ったセリフ。この言葉をヒロクニさんが言うと、さまになるのです。
帰りの道で、「今まで、若い人に話しをするのはしないでおこうと思ってたんだけど、これからはちょっとしておこうと思って」と言っていた。ただし、言って解りそうな奴に限るそうです。


帰り道は、京都の裏通りを通って静かな道を散策。古い建物が多く、閉まった店や、古びたウインドウなどを見ながら四条河原町へ。その途中でMAYA MAXX展のポスターを見つける。ヒロクニさんが「これ、行こう」というので、即、会場の何必館・京都市現代美術館へ。
イラストレーションのお仕事は、見たことあるけれど、実物の作品を見るのは初めて。作品を見ると抱いていたイメージと随分と違う。作品を見ると、生きるのに不器用な人で、なにか固まりのようなものを抱えながら、あっちでコツン、こっちでコツンとぶつかりながら生きているような生き様が見える。ヒロクニさんは、「よく怒ってるな」と一言。「こんなに、怒る女は大変だねぇ」と言いながら、結構ゆっくりと会場にいた。その会話を聞きながら、わたしは言った。「この人は女性だけど、ほとんどアイデンティティーは男性なの」と。「草間弥生(現代美術家)も女性の少女趣味もありながら、アイデンティティーは、男性と思わない?ヒロクニセンセイ、草間弥生さんと暮らすしたらどんな感じか想像してみたら?」「怖い」そうである。ここから先は、バージニア・ウルフのオルランドみたいな話になるから言わなかった。

美術館の中にいても、わたしの頭の中にあったのは、大きな樽を荷車で運んできている「漬物」のことだった。美術館への道を聞いた“御爺さん”から漂う“漬物のいい香り”のことであった。京都人には「売らん」「高いよ」と言い捨て、なかなか売ってくれないのだ。「若い人もダメ」とダメダメ尽しなのだ。「いくらなの?」と単刀直入に聞くと「1200円」と云う。確かに、少量の漬物が1200円とは高い。しかし、漬物のいい香りは本物と思い購入した。ついでに「若く見えるけど、若くはないのぉ。あと、2年で50になるのぉ」と釘を刺しておいた。しかし、漬物の似合う御爺さんでした。大根の漬物は、しっかり発酵していて漬物らしい味。蕗の漬物は何処にもない味だった。その漬物屋の御爺さんは。本当の話かどうかは解らないが、京都の舞妓さんの食生活から、京都人の一般的な食生活まで「たいしたことない」と一貫して話しをしてくれた。大阪人が1番美味しいものを知っているということだそうです。

四条河原町に着くと、ヒロクニさんは高島屋のCD売り場へ行くと言う。ここでも、ロックのCDを買った。
これです。
オン・ツアー・ウィズ・エリック・クラプトン(SHM-CD)
ワーナーミュージック・ジャパン
ワーナーミュージック・ジャパン

わたしは、こんなアルバム全く知らなかった。
ロック喫茶VOXヒコーキ堂でよくかけたレコードだそうです。
このCDを聴くと“友情”という言葉がぴったり来ます。

クラッシクやジャズには、ないものがロックにある。
その1つが、「友情」とヒロクニさんは、言います。

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ヒロクニさんのガジェット考

2010-04-27 22:01:53 | Weblog

破れた薄紙に色鉛筆で描かれたメモ
ヒロクニさんの絵には、いつも不思議なものが登場する。
上の絵のようなメモをいつも真剣に描いている。
この絵を見て、もしかしたら、この絵は骸骨の概念から発展したものではないか?と思い、質問してみた。「骸骨のモチーフが原型で、変化していって、こうなるのですか?」と。なかなかいい質問だと思ったのだが・・・・。いちいち分析するなという表情で「これは、ガジェットなの!」とめんどくさそうな返事が返ってきた。「一々言うのはめんどくさいから言うけど、これはガジェットと言っておもちゃのパーツみたいなものなんだ。魅力的なガジェットを持っておくのは、画面のチャアームさを引き立てることになるんだ。だから、一々意味はないが、わたしにとっては、大切なものなんだ」と語ってくれました。(まとめると簡単だが、実際は話しはもっと長く、ややこしい)
特に色鉛筆の作品は、ガジェットの集合体のような作品が多く、確かにじっーと見てしまう変な魅力を持っている。顔のようなものの上に描かれた建物が城のように見えるのも気になります。ヒロクニさん、精神病院に入院したことありません。

ガジェットとは?
文学、演劇、映画等のストーリーの小道具、仕掛け
物語の中で意味を持った小道具の事だそうです。

ヒロクニさんは、自分の絵画をポンチ絵という時があり、
なにか、落胆した時に「こんなポンチ絵に命をかけてしまって・・・・」生涯をふいにしたと涙を流して泣くときもあれば、俺は誰とも違うと偉いときもある。いつも中間がなくて両極に揺れるので、わたしは可笑しくてしかたない。わたしは、そんな姿を横目で見ながら、時折、言葉のツボを押す。大きな声で「才能ある人は、がんばらなくっちゃ」と。そして続けて言う。「徳山巍先生(ヒロクニさんが心の師匠と呼ぶ方)も、ハガキで“才能あるやつは努力しろ”って書いていてあったよね」と。そう言うと、弱気になっている場合ではない!!と直ぐ立ち直る。わたしもヒロクニさんのポンチ絵の進めの共犯者です。ヒロクニさんが「俺も花の絵を描く」と言うと、なんかぞっとして反対します。
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ダイエット成功!61kg→56kgに 

2010-04-23 18:28:58 | Weblog

この日の献立は、大根と鳥のひき肉の煮込みと鳥肉の焼き鳥風と卵豆腐、中心の青いものは、野沢菜付け。みりんとしょうゆに漬け込んだ鶏肉は、網焼きです。黒くなってるのは焦がしてしまったということです。

この大根の煮込みが以外と美味しくできた。1.3ミリぐらいの輪切りにした大根を水から茹で透きとおってくるまで茹でてから、煮汁で煮込みました。かつおダシにしょうゆとみりん、塩小さじ1、砂糖大匙1ぐらいの割合です。少し甘めでした。

無理して痩せたわけではなく、結構自然に痩せました。
実行していることを上げると
①ジュース類を絶対飲まない。果汁100パーセント還元の類のジュースも禁物。カロリー0というコーラ等も信用してはいけない。飲めば、甘く感じるものはすべてダメ。水とお茶、珈琲、紅茶ぐらいはOK。
②ベストセラーになっている「巻くだけダイエット」の付録のピンクの帯を1日1回は巻く。(忘れがち)
③牛肉を食べない(食費は確実に節約できる)
④お菓子を常食しない(食べたらいけないというわけではない)
⑤自分にとって挑戦の読書をする。ドフトエフスキーなんていいのでは?疲れてとてもいい。脳を使うとカロリーは消費されるらしい。(最近は、林芙美子に挑戦している)
⑥よく噛んで食べる。

これらを実行しているうちに、我慢する根性がついてきたのか、食事の量をコントロールできるようになり、1日2食でも平気になったのです。お腹がすいても、ある程度時間がたてばその波は去る。そのことを体験すると、楽になります。だけど、よく動く人はしっかりした食事をとらなくてはいけないし、動かない人がたくさん量を食べると太るのはしょうがないと思います。適量の食事が取れるめやすをめざしていけば、いいのではないでしょうか?
1番大切なのは、身体を動かすということだと思います。しかし、運動が苦手なわたしには、食べる量の加減の方がたやすいのです。

ある日、体重計に乗ったら55㎏だった。毎日、体重計にのって一喜一憂していた時は、60㎏を超えていたのに、そんなことも忘れて忙しくしていたら55㎏。目指すは平均体重だったので56kgになるよう食べました。(それは容易かった)でも、中年の体系は変わらないのでガッカリだけど・・・。しかし、生活を質素にすると清々しい感じがして、無駄が除かれているせいか、気分がスッキリしてきます。(だからといって、豪華絢爛な華美な世界を否定しません。それは、それで素敵だしね)

男性版のダイエットはダンディズムではないだろうか?ダンディズムの基本は、我慢大会でもあると思っている。そう思うと精神というのを鍛えるのは、心地いいではなく、信念に基づく我慢といっても良い。オシャレには、生き方と精神性が必要ではないだろうか?
ある意味、ヒロクニさんも自他共に認める我侭なくせに、我慢強い所がある。普通の人より禁欲的な生活をしていると思う。娯楽に行くという考えも全くない。

男も女も我慢、我慢。やろうと思った我慢は、かんばろう!!その先のステキを目指して。 
そこのあなた、我慢大会に参加しませんか?苦しくて楽しい世界だよ。

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赤い街 (色鉛筆作品)

2010-04-21 15:15:38 | Weblog

ガランダッシュの色鉛筆のメモは続く・・・。
この抽象画のような風景の中にも人の形が埋め込まれているように見える。
ヒロクニさんは、一々作品のことは多くは語らない。
具体的に人型なのか?ということを聞くと、
どうでもいいことを聞くのだなとめんどくさそうな顔をする。
もっと、絵画には他に大切なことがあるだろうと
言いたげな顔。

バーミリオンは人殺しの色
洋画家時代の若い頃のヒロクニさんは、三宮の阪急西口に階段があった頃、阪急画廊という画廊があって、そこで2、3回個展をしたそうだ。兵庫新聞という新聞社があり、新聞が記事を書いてくれたりしたという。「絵の具をなすりつけていると、人が見てくれるもんだなぁ」と思ったそうだ。
以下ヒロクニさんの独白
「なんか、なすりつけてると人が見てくれるもんだなぁと、だけど、なすりつけると言っても、物凄い勢いで描いてるからね。死ぬ。死ぬぞぉーみたいな。(笑)感じで、キャンバスと向きあっているから、キャンバスを殺すか、自分が死ぬかみたいな、そんなことを描いていた。だから、恐ろしい形相で、ヒゲはボウボウと伸びているし、ズボンには絵の具が付いたまま、ズックで街の中へ『殺すぞぉー』と言いながら歩いていくわけだから、大抵の人がどけてくれた。(笑)まあ、バーミリオンをぐいぐい、塗った時代やね。バーミリオンばかり使うから、手も真っ赤になって、殺人を、人殺しした手をして歩いて、変な凄い時代。目はギラギラして、夜は酒を飲み、殺人こそしないけど、人殺しみたいな毎日。(笑)」と楽しそうに話していました。バーミリオンとは、朱に近い赤色。古代より魔よけの色とも言われてます。
なんとなく想像出来る。
ヒロクニさんの洋画時代の話は、若さと勢いと、行動がその辺のフィクションより凄い。牛小屋での寝泊りの生活や考えられないことで溢れている。近年では、膀胱癌の癌細胞が良性に変わってしまったコト。いつの時代も変わらないのが、お金がないコトだけみたいです。
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ニラの花とモーツァルト

2010-04-19 11:08:59 | Weblog

今年のニラの花は、ワッと咲いて、寒さと長雨のため咲く期間がアッという間で短いあいだしか楽しめませんでした。暖かくなったと思ったら、寒いの繰り返しの天候は、植物も大変だそうで、花屋さんは、花を守るために温度を調節するのが大変だったそうです。
最近は、曇りや雨が多く家の中にこもりがちになり、気分がすぐれないので、モーツァルトをかけています。随分前に、買っていたものをひっぱりだしてきて聴いていると、いい感じです。
料理をする時、なんとなく気分がのらないときには、いつも音楽を聴きながら料理をします。そうすると、気分や身体が動きだして出来てしまう。音楽鑑賞をしながらお料理というのは、いかがでしょうか?

モーツァルト:魔笛
バロウズ( ドイテコム(クリスティーナ),ウィーン国立歌劇場合唱団,ドイテコム(クリスティーナ),プライ(ヘルマン),バロウズ(スチュアート)
ポリドール

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しかし、今日はヒロクニさんもわたしもダラダラして過ごしていた。読書したり、ボーとしたり。ヒロクニさん曰く、「病気かな?もう、だめなんと違うか?こんなことでは、これから勝負は無理かな?」いつも、起きればサメのように小まめに動きぱっなしが、普通のヒロクニさんは、疲れがでると驚くのです。わたしは、「疲れは出さないと」「疲れが出てとれるときは身体がだるいのよ」という。そして、マッサージもしてあげた。やはり、首筋と肩が凄く凝っている。コリをほぐしてあげたら直ぐ寝てしまっていた。春が来た頃は新陳代謝が変わり、冬に溜め込んでいた疲れを外に出す季節。今日、ご飯はとても美味しいと言っていたヒロクニさんは健康そのものに違いない。
春にモーツァルトはとてもいい。


※今日のメニューは、アジの干物を焼いたのと、ナスとインゲンを干しえびでとったダシにみりんとしょうゆ、鷹のツメを少しいれて煮込み、最後にサラダ油をたらして風味を出す煮物、卵豆腐、なめたけ少々と白ご飯です。今月、訳があって超節約一日3食1000円ぐらいのメニューを心がけています。

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名作・フランダースの犬の物語を思い出した

2010-04-15 22:50:26 | Weblog

お休み中の駄猫ジル。フランダースの犬でなくてごめんなさい。死にそうなところを拾って病院代ばかりかかったジルは世話ばっかりかかって役に立たないのよ。

急に、子供の頃アニメで見た「フランダースの犬」の結末が浮かんできて頭に離れない。貧しい老人と親を亡くしたネロ少年とその貧しい老人に助けられたパトラッシュの悲しくも心温まる物語。貧乏ながら清く正しく慎ましく生きながら、ネロ少年の心にある夢は画家になること。金持ちの嫌がらせにも心広く生きていくネロ少年の生き方を、仕返しというものをしないで対処していく姿に、時々歯軋りしながら悔しく、勝手に登場人物に復讐の念を懐きながら、子供心に正義感を味合わせてくれた物語を思いだしていたのである。
最後の結末が残酷で、目が真っ赤に腫れるまで泣き、思いだしては泣いた。絵を描くのが好きなネロ少年と自分とを重ねてみていたのかもしれない。

急に思い出して、頭の中に引っかかることは、ヒロクニさんの結末も似たようなものかもしれない一抹の不安である。春なのに寒いし、地震はあちらこちらの国でも起こっているし、懐は寒いし、徳之島にはじめて行ってきて、美しい島だなぁと思っていたら普天間基地移設の候補になるしで、ヒロクニさんも後一歩というところで死んだりしたら、わたしは、轟々と泣くことになるだろう。ヒロクニさん、寿命が尽きるまで生きて絵を描いてね。(健康管理のため血液検査ぐらいは行って欲しいなぁ)

ヒロクニさんが恐れていることは、わたしが死ぬことである。ちょっと買い物で遅くなると事故に合ってるのではと心配するらしい。わたしは、右のブレーキが利かなくて、左のブレーキもかろうじて利く自転車で、へーキな人。なんの心配もしてません。いざとなったら足を使うつもり。
もし、わたしが死んだら、ヒロクニさんは次の女を用達すると思ってる。ヒロク二さんは、そんな人だ。芸術家としてしたたかなのかもしれない。
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新発売のガランダッシュの色鉛筆

2010-04-12 11:41:45 | Weblog

東京での個展を終えて、スイス製のガランダッシュ社から出ている1本500円もする色鉛筆を買った。全色は無理なので20本を選んで購入した。その色鉛筆で描いたメモが上の絵。描き上がってから気に入ったようで「今度の個展にこの絵はどうかな?」と聞かれたが、折曲がったよれよれの紙を見て「それ、ダメ。紙が折れすぎ」と吐き捨てるように答えた。
 わたしの頭にあったのは、小学校の頃に漫画家になりたくて読んだ、赤塚不二男先生の「マンガ家になるためには」という本のある一部が浮かんだ。マンガの応募の時の原稿の話で、どんなにいい作品でも、手垢がべたべたと付いていたり、米粒がくっ付いているような汚い原稿は没という話を思い浮かべていた。子供心に読み手に対しての敬意の念がを表すマナーは大切なのだということを学んだように記憶している。
 ヒロクニさんは、若い頃から芸術家だったようで、いつもお金に縁遠い生活をしていたようで、ヘンなところをケチる。アルッシュという高級水彩紙も買うように仕向けて、家にあるにもかかわらず「高くてもったいない」と言ってなかなか使わないのです。ボロク見える紙に変な偏愛をもっているようで、そんな紙に紙に名作?が出来てしまう時があり、個展に出すが、わたしは買う人の立場に立ってみて欲しいなと思うことがある。ヒロクニさんのことをよく知ってる方は「先生らしい」と笑ってくださるが、よく知らない人は人柄まで受け入れないのではないかと思い、つい息子を教育する、母のような気持ちになる。

最近出た、ガランダッシュのアーティストの為の色鉛筆は皮膜も強く、光による退色にも強く凄い色鉛筆とヒロクニさんは言っています。しかし、1本500円は高い・・・・。

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大きくなりすぎ・・・ジルくん(我が家のニューフェイス)

2010-04-09 21:41:58 | Weblog

生後7ヶ月過ぎたジルくん。
凄く立派な猫になってしまった。先にいたキタハマよりも身体も大きくなり、体重は5キロ。黒い顔と手先の黒い猫ちゃんです。
獣医さんから、「毛並みもいいし、骨格もいい猫だ」と小さい子猫の頃、言われた通り凄く立派な猫になった。
しかし、ジルくんは今日はじめて外猫とやりあっていたらしい。勝ったのか?負けたのか?毎日、外でほとんどの時間を過ごしていたはずのジルが、押入れに入ってお休みを決め込みお昼ねをキメている。ふ~ん?である。手足の短いジルは、最初から喧嘩は弱かろうと思っていたが、そのよう。そう、負けて帰ってきたのだ。小柄なキタハマは、今でも喧嘩に強く知らない猫がいると飛んでいくが、ジルくんはわたしがいたら、後ろに隠れる。
「男だろ、行け!!」の声も空しく、逃げるが勝ちのジルなのである。
目の上に白い斑点があり、「牛若丸ジル!!」と言っていたが、見かけ倒しのジルくんです。
ジルは鳴き声にも特徴があり、「アン、アン」と鳴くのが可愛いい。


わたしの足の間で寝るジル。
可愛くて食べてたくなる!!
そう、猫汁(ネコ汁)にするぞォー。
そして、いつも、キスしようとすると右手で「近寄るな」と顔を押さえるジル。大きな黒いネコ球が顔に密着する。嫌がってると思うとますますしたくなる人間の心理を知らないのか?(性格悪い・・・・)
毎日、一回は頬ずりすることがわたしの日課です。
まだ、子猫のジル。まだまだ大きくなりそうです。7キロにはなると思っている。

我が家は、ヒロクニ(♂)とキタハマ(♀)VSサホリ(♀)とジル(♂)の関係が色濃くなっている。
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ヒロクニさんのTシャツ作りの頃

2010-04-08 23:17:36 | Weblog
エクスペリエンス・ヘンドリックス~ベスト

SMJ

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今日、Tシャツを作ろうかなぁと夢を膨らませていた。買いたくなるTシャツが少ないなぁと常々思っているから。ヒロクニさんにアイデアとその作り方を相談していたのです。
わたしは、美術大学卒業を出ているのでシルクスクリーンは一度だけ刷った経験がある。専門外だったので、一度だけしか経験がない。版画とわたしは、相性が悪くかなり苦労した記憶がよみがえってくる。版画は、職人的要素が大切で絵柄より刷る技術がないにより大切なのだ。銅版画では、画面をふき取るのが下手でイライラしたあげく、自分の親指をプレスしてしまい随分痛い思いをして、半泣きになったこともあった。
 Tシャツを刷る機械もある。最近は図柄をおこして作ってくれるところもある。そんな話を聞いてもらっていた。

そうしたら、ヒロクニさんも「俺もやったよ」とそんな話をしてくれた。
 「絞りぞめ!!ミヤコ染めで!」ミヤコ染めと言ってから、ダサいな~と愉快そうに笑うのでいったいどんなのだったのか気になった。「色が落ちないように塩なんて入れたりしてね」と。「けっこう売れてね」という。
「今のような時代じゃやないから、ね」「まだ、日本はダサくてね」「アトリエにしていた横は畑だったから、ドラム缶で煮てね」「とにかく染めがムラにならないように、まとめて作った」という。その頃は、そういう事も独りでするのではなく、仲間としていたようで楽しそうに言う。そして、その時代は、60年代~70年代。絞り染めは流行っていて、趣味のいいおば様が着るようなものでなくサイケかヒッピーに通じる魅力になっていたと言う。
 そういえば、ヒロクニさんのもとへ行って暮らし始めたとき、タンクトップの紫の絞り染めのシャツがあった。わたしは、涼しげなのでそれを着ていたときがあるが、それがその絞り染めのシャツだったよう。

ヒロクニさんのTシャツ作りの頃は、音楽はロック全盛時代。そして音楽的に説明すると、絞り染めは、ジミ・ヘン(ジミ・ヘンドリックス)が好きな奴に人気でね。後は、サイケな絞り、クイック・シルバー・メッセンジャー的な感じかな。と言う。
そして、話は日米安保闘争の話になり、浅間山荘事件、普天間基地問題、人物は小田実の話になった。若い頃、読んだ「何でもも見てやろう」という小田実の著書を思い出した。その本を読んだ頃から、時間はどんどん流れ、青春時代を思い出すようなところまできている。

ジミ・ヘンのCDを借りてきたら、「ファイアをかけて」というので、かけてヘッドホーンを渡すと首振って踊っていた。これは、最近の話。70代の元気な少年のような爺さんのヒロクニさんです。
レコードをクリックすると、視聴できます。カッコイイではなく、イカシタ音楽です。ギターの天才です。


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ロックから離れない武内ヒロクニ

2010-04-04 23:37:18 | Weblog
Lady Jane

Universal

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ヒロクニさんが、東京の渋谷のMHVで買ったCD。

「ここにならあるかもしれない。クラウス・シュルツの○○というアルバムが」ということで、渋谷へ行くと探したのがHMV。エレベーターでロックのコーナーへ一直線。
最近、ドイツの難しい方のロック・ミュージックが紙ジャケで出てるということで、よくCDを購入している。我が家の毎朝の音楽はCANで始まる。(わたしには苦痛)
店にはいると直ぐ、そのCDのあるらしい所にないと分かるとすぐ店員さんに聞いていた。今は、すべてのMHVにはない盤らしく、悔しがっていたが、代わりにこれを買うことにしたと見せてくれたのが上のCD。

やはり、ドイツのジェーンというロック・バンド。
プログレッシブ・ロックでややおとなしい音だ。(ホッとした)
音に懲りすぎたものではなくて、ドイツ臭さも気にならない。
しかし、いつも不思議なのは、ヒロクニさんの耳と音の記憶が確かでよく覚えていること。ヒロクニさんの頭の中には、ロックだけでなく、ブルース、ジャズや現代音楽、クラッシク、シャンソン、民謡と数々の曲やアルバムが待機している。アルバム名や曲名がすらすら出てくるその頭脳。店では、店員さんより、音楽に詳しく、何処にそのCDがあるのかが分からないだけ。
わたしは、ヒロクニさんにうんちくを語ることは慎んでいる。無知をさらけ出していると、夫婦喧嘩の時に「バカな女の言うことが聞けるか!」となるから、それを回避している。また、「女は目の前ものしか見えない!」ということを言うときもある。後者の方は言われても腹も立たず、ニヤニヤと笑う。「それで助かってるのは誰?」と言えば、「俺や・・・」とすぐ納得する姿が浮かぶ。
ある時、ヒロクニさんを追い詰めて喧嘩した。追い詰められたヒロクニさんは「死んでもアホは直らへんと云うアホとは俺のことだ!!」「死ねたらと思うこともある!!」そこで、追い討ちをかけるように、わたしは言った「芸術家で画家だから自殺したら箔が付くよ」と。すると、「それは痛いから出来難くてねえ・・・。痛いことは避けたいねえ」と言われて愕然とした。正直すぎる・・・。「あんた、無頼を気取る資格はないよ」「もう無頼はおしまい」「分かりましたか?」と言うと、能天気ヒロクニになり生きていたいらしい。ヒロクニさんは感覚人間らしく、音楽や文学、絵画以外の物の道理には弱く、変に正直な人。

《わたしが恐れている音楽》
その他、ドイツのバンドに、タンジェリン・ドリームというのがあり、このバンドのCDがかかるとわたしは、すごく気分が落ち込んでいき、泣きながら「そ・れ・だ・け・は・や・め・て・・・」という言ったことがある。晴れていても、そのCDがかかると急に心が雨もようになり、身体が湖の底に沈んでしまって、もう2度と湖面の上へはいけないような気分になるのです。そうして、涙ながらに訴えた。「や・め・て・・・」と。
音楽に無知な分、わたしの感想は強烈だったらしく「これは、だめな音楽なんだな!!」とヒロクニさんの目がギョロつき、何度も念押しされた。それ以来2度と台所ではかかりません。

そんなヒロクニさんは、いつもCD屋で長居をするので、足が棒になる。何処かにベッドがあればいいなぁと思いますが、そんなサービスは誰も考えつかないようです。キッズルームの他に有料でいいから、お休みコーナーも作って欲しい。そして、点滴でも打って欲しいなぁ。


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