武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

庭にて (色鉛筆作品紹介416)

2016-03-31 16:56:29 | Weblog


この絵は裏にタイトルが付けられています。
「珈琲を下さい。花を下さい。」とある。
 (色鉛筆 2016 3/8)12.6×17.8cm と書き込んであります。
 サインは裏に・・・武内ヒロクニと。

緑色が新緑のようで目が、ハッとする作品。
線が入り乱れ、濛々とした線も入り乱れている。
このジグザグタッチがヒロクニさんならではのものである。
武内ヒロクニのDNAのようなものだ。

この絵では分からないかも知れないが、デッサンとかメモとかを良く目にしている私は、
ヒロクニさんは「やわらかい線」を描くものをよく見ている。
だから、この絵も「やわらかい線の集大成」だなぁ~と感じるのです。

そういう事に気がついた背景には、アメリカで起こったポップアートでもはや古典的になった作家、
ロイ・リキテンシュタインや、ジャスパー・ジョーンズ、アンディ・ウォホール、トム・ウェッセルマンなどの、
芸術家達のデッサンやドローイング、特に鉛筆で描かれたものを見た時に、
「なんてやわらかい線を引くのだろう・・」と感心した。
それでから、線に対して注意深く見るようになった。

時折、ヒロクニさんの見たことないデッサン等に遭遇する度に、
ヒロクニさんもやわらかい派だと思うようになった。

では、硬い派の代表は、ジャン・コクトーだと思っています。
こちらは、硬い線を使いながらポエジーを出すという天才。

こんな風に自分の中で、勝手な分類をしながら絵画について思いめぐらすのでした。
絵というのは、いろんな絵があるので、武内ヒロクニの以外の絵以外もたくさんの絵を見て、
この絵が何故好きなのか?と問うてみたり、自問自答を繰り返して、また絵を見る。
そんな風に絵と接触していくと、とても面白いといつも思います。



庭では自生しているイフェイオン(ニラ花)が咲き誇っています。
この季節がくるとすっかり春だなぁ~という気持ちに。
ジルくん(猫)は、春で暖かくなったせいか、家にあまり帰ってきません。
外で遊びほうけているよう。



小道になっているわきにも。
つるニチニチ草の紫の花と一緒になってきれいです。










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 妻は別のブログも書いています。 
「さほりさんの自虐史観からの脱却」というブログです。
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我が家の料理 豆腐のから揚げ精進料理風

2016-03-27 16:18:21 | Weblog


揚げたてのあっつあっつを食べました。
ふわっとした口あたりと、鮭の風味がする豆腐の揚げ物です。
ヒロクニさんも「うまい」と言いながら、翌日もつまみ食い。
作ったことない料理に挑戦した結果の感激の美味しさ。
おすそわけレシピです。

このレシピは、地域の情報誌から見つけました。
情報誌なるものは、適当に読んでいるのですが、このレシピを読んで「おいしそう!」と心に引っかかりました。
そのレシピは、

材料 豆腐1丁、鮭缶1缶、長ねぎ、椎茸
   A(醤油小2、酒大1、塩こしょう少々、片栗粉大1)
   小麦粉、油適量
作り方①水切りした豆腐をすり鉢ですり、鮭缶を加えて混ぜる
   ②長ねぎ、椎茸をみじん切りにする。
   ③①に②とAを加えてよく混ぜる。
   ④団子状に丸め小麦粉をつけて油で揚げる。

結構簡単ではないか・・と思って作りました。
長ねぎは20センチぐらい、椎茸は2個。に決めました。
やってみて、一番やっかいなのは、④番です。
丸めようとして素手でつかむと手がべとべとしてうまく丸められません。
そこで、考えた。
小麦粉を適当に皿に入れて平らにしておきます。
③を大きなスプーン2つ使い、丸い団子状にして小麦粉の入った皿にポトポト落としていきます。
くっつかないように落とします。
手に小麦粉をたっぷり付け、皿の上で転がしながらうまく丸くなったら、適温の油に入れる。
丸まったらどんどん揚げていきます。揚げている間に、また丸めておく。
この要領で小麦粉をつけていくと、うまくいきました。

天つゆにつけて食べるととても美味しかったのでした。



はじめてほうれん草が大きく育ちました。↑
葉っぱの大きさが手のひらサイズくらいでじっかり育っています。
いつも、ひょろひょろとするか、やたら茎の硬いほうれん草しか出来なかったのが、
りっぱなほうれん草がはじめて出来たのです。
地植えにした事と、石灰を心持多めに入れたこと、肥料をあげるタイミングを教えて貰っていたこと。
この3点で成功したのでは?と思ってます。
しかし、肥料を入れるタイミングがいつだったかすっかり忘れている。
どうも、肥料もやればいいということではないよう・・・。
いつ収穫しようか?と考えている。
ちょっと嬉しい瞬間です。





庭では、すっかりムスカリが満開です。
ムスカリって、球根がどんどんふえるのです。
外へ出るとムスカリが家々の玄関先で咲いているのを見つけます。











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エネルギーの法則(作品紹介415)

2016-03-21 13:18:02 | Weblog


アトリエに置かれていた絵。
いつもアトリエをのぞくとこの絵がありました。
この絵のマチエールも好きだなぁ~といつも感じていた。
その不思議な線と渦巻き模様と、力のようなものや地球上の法則のような感じを受けていました。
暗い所から湧き上がる力とでも言っていいだろうか?
何よりも有機的な感じで、地球上のエネルギーのように思えたのです。
(これは、あくまでも私個人の感想です)
この絵は古本の表紙のボール紙に描かれており、かなり年月が経っています。

だだ、青い部分は緑色なんです。
スキャナーで取り込みましたが、緑色は蛍光色だった為、緑色がでなくて残念でした。



いつも見ていた絵は、このようにアトリエの片隅にあった。
写真だと緑色が写っています。これが本物です。
上の絵とアトリエにある絵を合わせて絵を見て下さい。(恐縮です)

手前のダンボール箱に入っている絵は、メモの集積を入れています。
描いたもので、ヒロクニさんが置いておこうと思った、切れ端や絵を入れる箱なんです。

アトリエの中は、紙が山積していてなんとか整理するための工夫らしい。
しかし、箱の中で紙が折れたりしないか心配な私です。

話は変わりますが、家にいると頻繁にセールスの電話がかかってくる。
ほとんどは、「化粧品のセールス」「太陽光発電のセールス」「証券会社」「掃除のお試しキャンペーン」
「インターネット関係のお安くなりますよの類」「エコキュートのセールス」「古物を売ってくれ」という電話。

「エコキュート、オール電化」の最初の口調はこうだ。ただで電気代が安くなりますよ。この機会にという。
なんでただで安くなるのですか?電気代が安くなった分の差額を支払いにあてるので、支払いをいちいちしなくていいと、
言う。差額を払う帰還は安くない。なんか話が面倒くさくなってきたので、その給湯器はいったいいくらなわけ?と、
聞くと80万円という。別にただではないではないか・・・・。差額が払い終わるのは普通どれくらい掛かるのか?と、
聞くと、20年くらいという。
なんか詐欺みたいな説明から入るので、これ以降オール電化の話は聞かないことにした。

「太陽光発電」の電話もひつこい。屋根の面積を測りにくるという。
その前に、事前に色々伺った。太陽光パネルが壊れたりしたら20年の補償があるという。
そして、太陽光パネルの寿命は20年位らしい。蓄電池でエネルギーをためておくことが出来るという。
そこで、質問した。寿命がきた太陽光パネルの処分はそちらで無料でしてくれるのか?ということを・・・。
セールス文句は、売り込みのマニュアルがないらしく、しどろもどろ。
蓄電池も寿命がきたらゴミになるけれど、その鉛が入った有害物質をどう処理するのか?も聞いてみた。
原発の廃棄物より厄介なゴミをどうするのかということが気になったからだ。
そうしたら、またしどろもどろ・・・。
太陽光を設置した所では、地すべりや、強風が吹いただけで壊れている現場を見たことがある。
洪水の時、地面を削ってしまった太陽光パネルの会社は、責任をとらないどころか、いいわけばかりして、
開き直ったことがあったので信用していないのだ。

私は、阪神大震災にあった時、プロパンガスと電気という情況でとても助かった記憶がある。
都市ガスよりもプロパンガスだったため、いち早く風呂に入ることができたのですね。
水が遅かったから、水くみは大変だっだけれど、知り合いをお風呂に入れてあげることも出来たし、
ガスが使えたから、とりあえず料理だったけれど、家に来た来客は風呂に入れて、楽しくご飯が食べた。
とても喜んでくれたし、緊急事態だったからこそ、何でも美味しく楽しかった。

震災の教訓としては、エネルギーは分散させておく。
しかし、今のエネルギー対策も金儲けが先立っているような。
エコキュートやすぐ壊れる太陽光パネルで、震災にあったらどうするのだろうと思う。
修理無料も、震災では受け付けてくれないような気がする。

家は今のところ普通が一番な状態です。
我家は、給湯器すら使っていない家庭です。

ヒロクニさんの高尚な絵画のエネルギーからそれて、女は現実的だを地でいく私でした。
家は色鉛筆代や紙代が途切れてはいけない家だ。
貧乏だし、大きい買い物には、縁がなさそう。

ヒロクニさんは夢想家だから、現実は私が引き受けた!!
こんなノリの夫婦です。






3月に入ってから、ヒヤシンスが咲き始めました。
ガーデニングをはじめてから一番最初に購入したのが、このヒヤシンスなんです。
4年目になって、分球して細かくなってしまった球根の中、大きいのばかりを集めて植えました。
ヒヤシンスは、甘いいい匂いがします。





こちらのヒヤシンスは植えっぱなしにしたもの。
丸く円形に石で囲った所に、チュウリップとムスカリを植えています。
ダブルデッカー植えといって、先にムスカリの花が咲き、あとからチュウリップが咲くという
ことなのですが、チューリップが早くから芽が出すぎて、
あまりムスカリが見えません。
計画倒れな感じで、何で?と思う。
ムスカリこれからたくさん大きくなりそうです。

チューリップが咲くころは、賑やかになりそうです。







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特急の入り口(色鉛筆作品紹介414)とヒロクニさんがお気に入りのCD

2016-03-11 15:25:14 | Weblog


2002年作、絵の裏側に「特急の入り口」とタイトルが書かれていた。
アトリエにおじゃまして、ふと見ると私の記憶にない作品が置かれていた。
地図のような街の絵。
6Bと色鉛筆の混ざり方がなんともいえない。
乱暴さと繊細さの混ざり方もいいなぁ~と見ていました。
絵の中に人が刷り込まれている。
生きいきとした街のいとなみを感じ、ジーと見てヒロクニさんとの散歩の時間を思い出し、
それから絵の中を散歩する。

冬は、今年もほんとうに外に出ず、みごとにこもりっきりの生活をヒロクニさんは送りました。
家の中では、制作しては、その合間にゴミの整理を。
ゴミ箱の中の少量のゴミを小まめに大きい袋に移し変える。
「洗剤が切れる恐怖症」からか、やたら買い物メモに洗剤が書かれていて、注意をうける。
「まだ、充分あるよ」というが、先々の心配をするようで「洗剤の話し」を長々と聞いています。

春が近づいてきていますが、私はちょっとお疲れ気味。
なんと肩こりだけでなく、腰痛も加わりなんか嫌な感じなのです。
冬は淡々と過ごしていました。
そんなに楽しいこともなく、淡々と。
そういう時思うのです。
「楽しさを追い求めるばかりではなく、こういうのも普通だと」。
無理に楽しくする必要もないし、こういう時も修行の一つと思うようにしている。
「何事も執着してはいけない」と。(これは、お釈迦様の教え)
楽しい時期や、辛い時期もいつも変容していくからいいのだと。
そう、思いながら今の状況に納得しています。

しかし、ヒロクニさんは春の訪れを感じているのか、暖かい日にCDを「検索してくれ!!」と私に言った。
そして、2枚のCDを購入。
ノーマルの頂へ
クリエーター情報なし
Pヴァイン・レコード

ヒロクニさんは、「このアルバムの一曲目にすべてに音が収容されている」と断言。
意外と、とても静かなアルバムなんです。
ホルガー・シューカイは、現代音楽家のシュットク・ハウゼンのもとで、音楽を学んだ人で、
そのシュットク・ハウゼンは、なかなか頑固な人で、急に怒り出したりする人物だと話してくれた。
だから、CANというホルガー・シューカイを筆頭にしたグループの音楽は、単にロックではなく、
特殊なロックグループなんだと言う。ヒロクニさんが、CANやホルガー・シューカイの好きな理由はそこにありそうです。
(私は、CANを聞かされすぎて、無言の人になってますけど・・・)



マスターズ・オブ・コンフュージョン
クリエーター情報なし
Pヴァインレコード

こちらのアルバムは、イルミン・シュミット。
シンセサイザーを使った音楽を聴いたことがある。
海の底へ沈んで行くような印象をもったことがあるが、気分がいい日に聞いたら沈むような感じがしなかった。
人はその時の気持ちで、音楽すら別ものになることを知った。
私が聞いたアルバムは、アマゾンですらもう取り扱いをしなくなったようで、この1枚しかなかったのです。
その1枚を購入。
こちらも、静かな音楽よ。

ヒロクニさんは、この2枚のアルバムで英気をやしなっています。
しかし、人があまり聞かないようなアルバムが好きだなぁ~と感心しています。

春になると作品も変化しそう・・・・。
冬の間はJAZZが多かったです。
そう、我家はいつも音楽が流れています。










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土・花・風 (色鉛筆作品紹介413)

2016-03-05 17:21:47 | Weblog


「土・花・風」というタイトルの作品。
 この絵を見て、新鮮な印象を受けました。
 とても摩訶不思議な感じ。

ヒロクニさんは、エネルギッシュな絵を描いたかと思えば、ちょっと肩の力が抜けたような絵を描く。
なんか、多重人格者ならぬ「多重絵画絵師」という感じ。
しかし、それがヒロクニ画伯なのです。
ヒロクニさんは、多重人格者でありません。

ヒロクニさんの絵の中に「風」というテーマは、普遍的にあります。
時々話してくれるのですが、青春の時に吹いていた風の話や、
淡路島のパトロンの所と神戸を言ったり来たりした時に乗ったフェリーから受ける海風や、
夏の淡路島のあぜ道をカブで走った時の風や、
草原で寝そべっている時の風の話をしてくれます。
その時、その時の時代に吹いている風を感じながら、
自然に吹く風をも感じとっている感性はいいなぁと思います。

そう考えれば、私はなんと愚鈍な感性かと痛感します。
子供の頃は、風に対して敏感だったけれど、
大人になってからは風は吹いていてもあまり一々認識していなかったような?
仕事で忙しく、雑用に忙殺されているある日、庭にでると一筋の気持ちの良い風が吹いた。
その時に「なんか気持ちいい、そして、もし風が吹かなければ地球の上は、なんと無味乾燥になってしまうのではないか?」と強く思った瞬間があった。
そう思った時に、私もヒロクニさんの「風というもの」の仲間入りを果たしたのです。

上記の絵の不思議は、茶色の土のようなものが上の方に描かれていることだ。
「土は下だろ」という常識がそう思わせる。
ガーデニングで色々な花を咲かせているせいか、花をテーマにした作品が時にみられます。
ヒロクニ流なので、従来の花の絵ではありませんが、ちょっと不思議な花の絵をみると面白いなぁ~と、
思っています。
花は、見るだけで手伝ってはくれません。
「今日は野良仕事はしないの?」といつも言われています。




2月の終わりごろから梅の花がぽつぽつと・・・。
3月3日のひな祭りの頃には、ちゃんと梅の花って咲くのです。
ぼんぼりが灯ったようで、可愛い。そして、みずきちゃんのことが頭に浮かぶのです。


暖かくなった今日はジルくんは、庭に出してある椅子で日に当たり、ご機嫌です。
やっと、病院が2日に1回になり、ホッとしています。
猫でも人工透析をしないといけない身体になった「お猫様」。
今日は、比較的可愛く撮れたジルくんです。
モフモフした毛ざわりがなんともいえないジルくんです。








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