武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

2012年 武内ヒロクニ展のご案内・東京(銀座)

2012-01-26 20:49:11 | Weblog

案内状が出来上がり、個展が近づいてきている。

三度目の東京展です。
関西での個展は、数多くしていますが、東京となると三度目という数の少なさ。
関東の方は、どんな風に見てくださるのか?楽しみにしています。

「冬は寒いから、嫌だ。行かない」と一点張りだったヒロクニセンセイも
「さほりもよくやってくれている。心配しなくていいよ。僕も体調が戻りつつあるし、行くよ」。「一人で東京へ行くのも可哀想だし・・・」。と意見を180度変えてくれた。先日買った「高島屋の股引」を着てもらった効果出たのか・・・・。裏起毛がバッチリで、フカフカした股引。ヒロクニさんという人は、だんだん変化していくという人ではなく、変化は90度か180度と言動も行動も、「えっ!?」という形で現れる人なのです。

初日は、武内ヒロクニは必ず在廊していますので、「逢いたい」「どんな人か見たい」という人は、初日いらして下さいませ。
わたしは、自分では自覚がないが、「やっぱり関西ですね。つっこみますね」と言われた事をよく覚えています。
個展の内容は、前回の「しあわせ食堂」の原画展とは違い、色鉛筆作品を中心に最近作、ブログに載せた作品等を展示致します。

会場でお会いできましたら、光栄です。

■武内ヒロクニ展■
日時 2012年 2月7日(火)~2月14(火)日

時間 11:30~19:00(日曜、最終日は17:00まで)
場所 ギャラリー枝香庵(テラスのある不思議空間の会場)
   〒104-0061
   東京都中央区銀座3-3-12 銀座ビルディング8F
   ℡ 050-3452-8627
 

ギャラリー枝香庵のホームページ → http://echo-ann.jp/

武内ヒロクニの画集が挿入されているHPのページです。
よろしかったらのぞいてみて下さい。
(DEATH iS CANDY と書かれた白いページが画集です)
             ↓
http://www.hirokuni.com/mandara.html


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夢判断(作品78・色鉛筆)

2012-01-23 17:57:21 | Weblog

不思議な浮遊感覚。夢ごこち

夢というのは、実態がなくそれでいて、夢の中での恐怖や不条理、夢のような楽しさ等、得体のしれない物語を味あわせてくれる不思議なものだ。夢をみさせないようにすると、神経衰弱になっていくらしいから、人間には必要なものらしい。
 ヒロクニさんとわたしは、特に印象的な夢を見た時、お互いその夢を語るのを習慣にしている。どこかの部族では、長老を囲んで見た夢を語る習慣があるそうだ。長老はアドバイスをすることもあるそうである。そして不思議なのは、その部族には自殺者がいない。この話は、故・河合隼雄氏の著書で見つけた。その箇所は、わたしの中でズーと心に残り、ヒロクニさんとの生活に取り入れた。

最近、聞いてもらった夢の話がある。
わたしは、パリの木造のアパルトマン(白黒の映画のある場面のような)にいて、革命が起こったような不穏な空気を感じている。そして、荷物を持って、これから電車に乗らねばならないのだ。荷物は多く重い。絵も抱えていかねばならない。何度か荷物を肩にかけ、残りの荷物を腕に抱え、手で持てるものは、手で握り締めて持つ。人が行く方向とは反対に、人の流れに逆らって駅に着く。電車もいつもとは違い緊迫感が立ち込めている。とにかく切符を買おうと思うと、切符売り場がすごく離れている。切符売り場には、人影がなく非常に近代的である。ようやく切符売り場にたどり着くと、みかんを剥いて、一つずつコインを入れるところにいれなければならない。見た目はコインを入れる用の穴に、みかんはしゅるしゅると入っていく。その行為をしながら、「何でこんな変なことがあるのかしら?夢でも見てるのか?」と憤慨していた。みかんの皮を剥いて、白い繊維も取り除いて大忙しなのです。電車に間に合わないと困る!!と冷や汗が出てくる。そこで、目が覚め、やっぱり夢だったのねと、布団の中でため息をついたのでした。

この夢には、荷物。電車。みかんが象徴的に出てくる。荷物は、夢をみる二日前に10キロ前後ある荷物を運んだという事実がある。電車は、これから東京行きの切符を取る前という事実がある。みかんは、ヒロクニさんの風邪の時、よく剥いて食べさせてあげていたという事実がある。この事実が、夢では混ざり合っているが、東京へ行くということも示唆しているような・・・・。

東京展の準備にかかっています。
ヒロクニさんは、「冬は嫌だ!!」と言って、東京行きを渋っている。
「御大が行かないって、おかしいくないですか?」と「御大」「御大」と念仏のようにささやいている毎日です。


■武内ヒロクニ展■
日時 2012年 2月7日(火)~2月14(火)日

時間 11:30~19:00(日曜、最終日は17:00まで)
場所 ギャラリー枝香庵
   〒104-0061
   東京都中央区銀座3-3-12 銀座ビルディング8F
   ℡ 050-3452-8627
 

ギャラリー枝香庵のホームページ → http://echo-ann.jp/

武内ヒロクニの画集が挿入されているHPのページです。
よろしかったらのぞいてみて下さい。
(DEATH iS CANDY と書かれた白いページが画集です)
             ↓
http://www.hirokuni.com/mandara.html



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おいしいみかん(作品紹介77)

2012-01-17 22:12:01 | Weblog

本「しあわせ食堂」のカットから抜粋 P164目次「みかん」より

みかん復活!!
みかん離れというものをしてから、20年。昨年の冬から、みかんにハマッタ。
コタツにみかんという冬のスタイルは、ヒロクニさんの「コタツにみかんって、最低だね」の一言から姿を消した。コタツというものを嫌悪する武内ヒロクニなる者は、『コタツ=堕落=テレビを見る』ついでに、みかんも堕落の仲間という説明をわたしにした。
結婚当初は、テレビがやたら見たくなった記憶がある。
みかんは、そんなに好きでもなかったのか、わりと食べなくても平気だった。
コタツは、「他人と足を四方から突っ込むようなことは、気持ち悪い」とも言っていた。

現在は、テレビは地デジ化により、再び見ない生活へ。
コタツは、無し。
そして、みかんだけが復活した。

昨年、ヒロクニさんが風邪を引いたので、みかんを買ったのが始まり。そのみかんは、紅くて『金時紅』というみかん。その売り場を見ると、赤みを帯びたオレンジ色が暑苦しい感じで積まれていた。イメージとしては、変な感じ、みかんらしくないという風に横目で見て一度通りすぎた。しかし、そこは主婦。みかんの周りを徘徊して、ラベルや精神を集中して、「どれがいいのか?」嗅覚なんかも集中させて、説明なども読んで、398円で購入した。信じたのは、結局説明です。家に帰って食べてみると、甘くて、あまりすっぱくなく美味しかった。ヒロクニさんも皮を剥くと、よく食べてくれたのでホッとした。再び買いに行くと、同じものが498円になっていたが、迷わず買った。またまた、買いに行くと今度は、680円に値上がりしていた。しかし、買った。また、買い物へ行くと、そのみかんは、売っていなかった。

久しぶりに、美味しいみかんに感激した。
手で皮が剥けて、小粒の日本のみかんに改めて感心したのです。
みかん離れしていた家庭に、再びみかんは戻ってきたのです。
農家の人達の品種改良や栽培に取り組んだ努力の結晶を食べているのです。
努力って、凄いと純粋に思いました。

*『金時紅』と購入した袋に書いてありましたが、別名『さぬき紅みかん』『越冬さぬき紅みかん』と呼ばれているようです。
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風邪と我儘大王(作品紹介76・色鉛筆)

2012-01-13 17:26:58 | Weblog

風邪を引いて寝込んでいるはずが・・・・こんな作品を仕上げている。
あきれた奴だ。

素晴らしい人と言いたいところだが、風邪引いている間どれだけ我儘か!!
元々我儘な性格が、3倍我儘になる。「ゆっくり安心して休みなさい」と、言ったら制作する。では、だいぶよくなったのかなぁ?と思うと、また熱を出す。頭をタオルで冷やそうとすると「気持ち悪い」と言う。

中途半端に良くなってくると、変に元気が出てきていて「話を聞いて欲しい」という欲求が芽生えるようなのなけれど、その話が耐え難いのです。「僕は死ぬのかな」の質問も長い。「僕はこんな山里で死にたくない」(こんな山里とは、宝塚市のことらしい)とか、「帰って来いと島が呼んでる」等、気持ちの吐露だけで、「具体的こうしよう」ということは、全くない。最初は、聞きながら「そうだね」と言ってるのだが、長時間に及ぶので、すごく疲れる。
いつもの事ですが、「僕は死ぬのかな」と言われれば、「いつか人は死ぬのです」となり
「僕はこんな山里で死にたくない」ということに関しては、「どこがいいのか具体的に述べよ」と言い、
「島が呼んでる」に関しては、「島での生活はいいとしても、都会的感性のあなたが我慢出来る?」
この三つの質問が、テレコになってグルグル回るのだ。

しかし、わたしは、我儘な人間が決して嫌いじゃない。付け加えるとしたら「愉快な我儘人間」は好きなのである。
ヒロクニさんには、「まいった!!ゲロゲロ!!」と悲鳴とため息の日々を送ることが多いが、ヒロクニさんにも抜けたとこがあり、わたしの心ない言葉にもあまり傷つかないので、可笑しいのです。

「死にたい」と言うことをひつこく言われた時等は「そんなに死にたいのなら、自殺したら?芸術家で自殺って多いでしょ。」と言い、「自殺を考えなくても、もう‘死’の方から近づいてくれてるという事実を知ったら?」と意地悪なことを言うと、変に素直に「そうだな、自殺しても意味ないなぁ」「分かった、サホリ、痛い思いして死ぬことはないね♪」と能天気なのである。

そう、我儘大王は能天気で言葉が通じない生き物なのです。

そんな武内ヒロクニの個展が、2月7日~14日に東京・銀座で開催いたします。
会場でお会いできましたら、光栄です。

■武内ヒロクニ展■
日時 2012年 2月7日(火)~2月14(火)日

時間 11:30~19:00(日曜、最終日は17:00まで)
場所 ギャラリー枝香庵
   〒104-0061
   東京都中央区銀座3-3-12 銀座ビルディング8F
   ℡ 050-3452-8627
 

ギャラリー枝香庵のホームページ → http://echo-ann.jp/

武内ヒロクニの画集が挿入されているHPのページです。
よろしかったらのぞいてみて下さい。
(DEATH iS CANDY と書かれた白いページが画集です)
             ↓
http://www.hirokuni.com/mandara.html

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