武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

武内ヒロクニのスクラップブックより 4(4ページ紹介502)と 絵を自由に描くとは?

2018-11-28 14:35:12 | Weblog
またまた、スクラップの紹介をしたいと思います。


↑13ページ
左上は雑誌から切り抜き
左下は、「スミレ荘から」という絵があるのですが、その作品のためのメモ。
「赤いお尻」と「桜島」が描かれています。
右の布の切れ端は、ヒロクニさんが夏よく着ていた短パンの切れ端。
下の写真は、明石公園。
明石に住んでいた時は、自宅から明石公園を駆け抜け、駅に行っていました。
明石駅より近くのところの写真です。
このまわりに塗られている水色は、ヒロクニさんが良く使う水色。ピンクが混ざって夕焼けのよう。



↑14ページ
左の上の写真は、ヒロクニさんの好きなドイツのバンド「CAN」のメンバーが写っている写真。
雑誌から切り抜いて置いてあったものでしょう。
その周りの小さな切抜きも、なんとなくドイツっぽい。
その下の写真は、お友達が外国へ行くときに撮ってきたものを貰ったもの。

右のページは、エロスとして貼った写真。
その写真の安っぽい質感とプラスティックを貼って、ある種のフェティッシュな感じを狙ったものと考えられる。
一種の実験のようなもの。
その下はヒロクニさんの絵。メモのたぐい。
このページもブルー。左の緑がかった水色は、水を感じさせるけれど、こちらの水色はプラスティックな感じ。


↑15ページ
こちらのページは嵐のような感じの色。
左に小さく絵の一部を切り取った写真に、古ぼけた写真で欧米人が海水浴をしている写真。
右上は、フランスのコミック切り取り。その下には岸壁の写真(この写真も古ぼけたタイプ)。
緑のうねりのようなものは、厚手の紙を切り取ったもので、ヒロクニさんのオリジナルだ。
紙を切り抜いて形を作るという作業は、普段けっこうしていて、台所などでも切り取った形が
置かれていることがよくあるのです。
描かれている絵との関係は、あまりないように感じるのですが、実はヒロクニさんは日常的に、
こういう作業をよくしています。
ちょっと不穏な色と形がよくあっていると思っています。



↑16ページ
両ページとも、バスキアの絵の切り抜きが貼られています。
ヒロクニさんは、バスキアの作品とても好きなんです。
選ばれた絵と配置が気になります。
そして、右ページの洗濯ものを干している写真は我家の写真。
ヒロクニさんが神戸の高架下で購入したTシャツが一番主張しています。


よく「自由に絵を描く」という言葉を耳にしますが、スクラップというのは、一番自由なものではないだろうか?
ヒロクニさんもスクラップは、作品を発表するつもりもないし、一種の絵の運動で、変でかまわないし、
気楽にやっていて「こういうのは、気楽で楽しいんだけど・・・」といいます。
また「こういうのは、勝負じゃないから。」「俺は、俺なりに勝負するために絵を描いているわけだから・・・」とも言います。
ヒロクニさんがよく口にする言葉に「絵画は闘争だ!」というのがあります。
私は、ヒロクニさんにあった頃、「絵画は楽しい。」位のノーテンキものだったので、最所意味がよくわかりませんでした。
まだまだ、孤独な闘いを続けるらしいヒロクニさん。



そんなヒロクニさんの作品が東京での「オークション」に出品されました。
私達から手離れしていった作品なのですが。
次回はオークションのお知らせを書くつもりです。




またまた、ブログを書くのが遅れていました。
体調が良くなっって来たら、することが山ほどあり、忙しくて気がついたら夜。
遅れに遅れたチューリップの植え付けや、春の庭の準備。
玉ねぎの苗を頂いたりして、また植え付けを・・・・。
ヒロクニさんは、春の準備が整ってきた様子をみて、「楽しみだね。」と一言。
しかし、絶対手伝おうという気持ちにはならないようで、たまに穴ぐらい掘ってくれたら助かるといつも思っています。



庭は、今こんな感じ。
土の再生の作業はかかせません。天日に干して根を取り除き再生します。
奥の平になった所にチューリップが植えてあります。
今年は、濃い紫、白、ピンクの三色を40個植え付けました。



庭の一部では、水仙が植わっている間から、菊の花が。


玄関に近いところの菊。
毎年、虫にやられてあまり咲かないのですが、今年は虫が付かず花がよく咲いてくれています。
若い頃は、菊の花をみても「辛気臭い花」と見向きもしませんでしたが、
この頃「菊の魅力」を発見します。菊の花が咲きたてで、色が濃いときよりも、ちょっと薄まってきて、
赤薄茶になってきたりすると、ほんわりした感じがして、これもいいなぁ~などと思ったりします。





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武内ヒロクニのスクラップブックより 3(4ページ紹介501)と 何とか2とも復活!

2018-11-13 15:30:02 | Weblog
スクラップの続きの紹介をしたいと思います。



↑左上はヒロクニさんの絵。
左下もヒロクニさんの絵が貼り付けられています。「海の二人」と書きこまれています。
髪型がヒロクニさんの描くいつもの女性像です。
右上は、ローリング・ストーンズのアルバム「ベカーズ・バンケット」を見ていたずら描きをしたもの。
このアルバムは、昨日もかけていました。
私は、ヒロクニさんほど、ロックに詳しくはないので、あほみたいにローリング・ストーンズのファンなので、
「いいなぁやっぱり、このアルバムは最高よね」と聴いていましたわ。
その下の写真は、マカオに行った時にヒロクニさんが撮ったわたくしです。
マカオは小さいので、何度も同じ人とすれ違い、こちらもそう思っていて出合ってしまった時に、
お互い笑って、すれ違っていったことを思い出します。
ヒロクニさんと一緒だから、なんとなく目立ったのだと思います。
香港とマカオだったら、マカオの方が落ち着いた感じがします。




↑こちらの左はヒロクニさんが庭で珈琲を飲んでいるところが中心になって、右上に明石で暮らしていた
若い私が写っている写真が貼ってある。こちらは、リカちゃん人形や豚の写真気に入っていたチラシなどが
よく分からない感覚で貼ってあります。
右ページはフランスのコミック(よく貼ってあるので非常に好きなんだと思います)、マッチのはぎれ、
インドの印刷物、タバコのはぎれが貼ってあり、左上の写真はまたまた若いころの写真が貼ってあります。
セーラーになったオーバーはヒロクニさんが選んだもので、古着屋で買ったものです。



↑左ページはヒロクニさんの絵の上にドローイング。
右のページは、ヒロクニさん大好きな初めて飼った「キタハマという女の猫ちゃんです」
チョコクロというデニッシュパンにチョコレートが入った商品がとても好きだったからか、貼ってあります。
たぶんこの印刷物が気になって貼ったのでしょう。小さな四角のヒロクニさんのドローイングの下は、
ギャラリー島田での個展会場で新作の前で写真を撮ったものです。
この時の個展は、ちょっとふんわりとした作品が多く、ヒロクニさんにしては珍しい会場だった。



↑左の白黒の写真は、アレンギンズバークの写真集より貼ったものです。
上のスニーカーの写真は、なんか唐突な感じがします。
骸骨の絵はヒロクニさんの絵だ。ギンズバーグの写真とよくあっているなぁ~と思う。
右は70年代頃の写真じゃないでしょうか?
ロックファエステバルが日本でも盛んだったころの写真。
その下は、私の知らない明石の写真。古い写真のようで色があせていているところから、
随分前の明石なんだろうな?と思いを馳せます。
ヒロクニさんの話によると、明石に住み始めたころは草がボーボーで、そんな道が好きだったと聞きます。




本当になかなかブログが書けませんでした。
反省していることは、植木の世話が多量な場合は、植木屋さんにお願いするしかないということ。
やはり私もおばさんなので、疲れが遅れてやってくるということも知りました。
近所の奥さんから、「あんまりしたらあかんよ!」とも言われていたにも関わらず・・・。
人の助言は大切に聞くことは大切ですね。

しかし、ヒロクニさんも同時期具合が悪くなるなんて・・・・。
それで、ヒロクニさんは具合が悪くなるとパニックになって、私に「このバカ女」とか「役立たず」とか暴言は吐くし、
悪循環の日々。ヒロクニさんは病院いったら体重が40キロしかないし、ヒェーという状態。
「奥さんも状態が悪い時は、ヒロクニさんに介護が必要だから、介護保険に加盟して下さい」と言われて、
体調悪いのに、市役所へ手続きにいったわ。80歳だからおかしくはないのだけど、介護か・・・・というところで
驚きました。ただ有難かったのは、食べられない人に液体の栄養剤を処方してくださって、
これを2袋はヒロクニさんに飲むようにときつく言ってくださり、その飲み物で体力を維持しながら、
やっとご飯が食べたくなる状態にまで回復したこと。
私も助かったし、評判のいい先生のところにわざわざ行ってとても良かったと思いました。

私もちょっとその栄養剤を飲んでから、なんとか立ち上がっていったのです。


その病院で年齢のこともあって「認知症」の簡単な検査も受けました。
いろいろ聞かれるのですが、
看護婦さんから「野菜の名前をたくさん言ってください」と言われたヒロクニさんは、
「キャベツ、キャベツ、キャベツ、キャベツ、キャベツ、キャベツ、キャベツ・・・・・」と答えた。
勘違いなんだろうけど、笑いでお腹が痛くなりそうだった。ヒロクニさんらしいわと思った瞬間でした。


2人とも同時に体調悪くなったので大変でした。




そんな状態の間に周明菊が咲いていました。
ヒロクニさんのアトリエの前に植えてあります。







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