武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

武内ヒロクニ個展のご案内 2011.9月10日~21日

2011-08-29 23:17:51 | Weblog

タイトル:巨大な街 巨大な人(色鉛筆)

色鉛筆を中心に、仁丹堂でのカレンダーの原画等を展示します。

武内ヒロクニ個展◆草に追われて◆

以下紹介文-島田誠-
「巨な人」とは誰のことや。ヒロクニのことや。「巨な街」とは誰のことや。
膀胱癌克服、再発、全摘をものともせずに元気一杯。10年後のことまで言い募る。それにしても曼荼羅を解体して細部を描きながら濃密度なのには驚く。まだまだ噴火の予感がするヒロクニはやはり巨大な人なのだ。

場所 ギャラリー島田
日時 2011年9月10日(土)~9月21日(水)
時間 12:00~19:00 火曜日は18:00まで 最終日は15:00まで

住所 神戸市中央区山本通2-4-24 リランズゲートB1F・1F 電話/ファックス 078-262-8058

HP http://www.gallery-shimada.com/index.html

※「絵に生きる 絵を生きる~五人の画家の力」島田誠著 風来舎に
  武内ヒロクニ論「角をまがる」が書かれています。
  会場にて本も発売しています。

 ■島田誠氏の本の中でも、1番面白い本にはいるのではと何度も読み返した。我が夫「武内ヒロクニ」もおもろい奴と思うが、いやいや他にもおもろい奴がいる。5人とも生き方とその絵の個性は、絵イコールその人。生真面目な島田誠氏が、作家にふりまわされたり、時には振り回したりと人間同士の対決とともに、芸術への情熱が語られ、芸術を愛する人の苦悩と愛情の物語。お勧めの1冊です。
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センチメンタル・ドンガバチョ!

2011-08-27 00:08:17 | Weblog

グループ位での初期の作品
この写真は、紙で作ったワッポのミニチュア
後で、べニア版での立体作品になる。

8月22日は、急に空気がひんやりした。
その日は、「寂しいね」
     「秋になると、寂しいね」
     「僕は、寂しいなぁ」
     「季節が変わると、寂しいね」
     「心が、さびしいね」
     「別れるというのも、寂しいね」
     「年取るのも、寂しいね」
と、わたしの横にきては言う。

そんな時に、ヒロクニさんの友人から電話が掛かってきた。
開口一番「センチメンタル・ドンガバチョ!!」と怒鳴った声が聞こえた。
寂しさを最大に表現した言葉だ。

ヒロクニ語録が増えた。
寂しくなったら「センチメンタル・ドンガバチョ!」だ。

「ドンガバチョってどんな意味?」と聞いたら、意味ではなく、ひょっこりひょうたん島という人形劇から、聞こえていたコトバだそう。子供のTV番組だったと思う。洋画家時代、「淡路島からたまに帰ってくると、そのTV番組を家族が見ていたんで知ったんだよ」と波のまねまでしてくれる。あまりにも、そのまねがうまいので笑ってしまった。そんなことをしないような人が、そんなことをするから、面白い。
わたしは、ひょっこりひょうたん島は、園児の頃見ていたTV番組だと思うと、年の差を考えるが、年の差をいちいち気にして暮らしてはいない。本人は真面目に波のまねなんかをしているのが、とても可笑しくゲラゲラと笑ってしまった。本当に、あの波のまねは、すごくうまい。
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LOVE BALLADE(ラブ・バラード)作品紹介64

2011-08-15 20:08:47 | Weblog

ジャズ喫茶JAMJAMのかたすみにある武内ヒロクニの作品。

この作品は、未発表の作品で、ジャズ喫茶JAMJAMの倉庫から近年出てきたのです。わたしもこの作品のことはすっかり忘れていて「こんな絵を描イテイタノデスネ」。と驚きました。置き忘れるのには原因があって、この絵は板に描かれていて作品も大きめで凄く重い作品なので、ヒロクニさんは、ギャラリーに運ぶ(自分で抱えて行った。つまり、自動車に乗らないのでなんでも自分で運ぶのが常)途中で、重くてこの作品は後日運ぼうと思いついた為、忘れさられることに・・・。近年、JAMJAMのマスターから絵が出てきたと聞き、現場で見て壁にかけてみたら、なんと!!しっくりくるということでJAMJAMに居座ってしまった作品なのだ。

最近、ヒロクニさんは絵についてあれこれ言われるようになり、その言葉が頭の中でグルグル渦巻いているのかポツリと「俺の絵は、簡単にいうとLOVE SONG、LOVE BALLADEなんだけどなぁ」と一言。音楽好きなヒロクニさんがジョン・コルトレーンの曲名から絵の題をつけることがあるので、「なるほど・・・」と、わたしは頷いた。
ヒロクニさんがよく行く、ジャズ喫茶JAMJAMは、神戸元町通りの入り口、肉の森屋(コロッケを買うのに行列が出来ている店)の右の筋、山側をすぐ入った所にあります。 

ジョン・コルトレーンのバラードというアルバムの最所に入っている曲 Say It (over And Over Again) をどうぞ!!


ジャズ通でない、わたしが聴いても、このアルバム素晴らしい。
ヒロクニさんのさりげない精神性は、とてもオシャレ。音楽も精神の一つとして身にまとっています。
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夏の花火

2011-08-11 22:35:04 | Weblog

はじめて、花火を見にいきました。(バカチョンのカメラでうまく写真がとれませんでした。花火を撮るのは難しいそうです。)

宝塚花火大会の花火をとても素敵なK宅にて、拝見しました。
実は、わざわざ花火を見に行くのは初体験。いつも音だけ聞いていることが多く「あれ?花火の音が聞こえる」。「そう言えば、花火の頃か・・・」。と日常生活をせっせと励むのが常でした。

ヒロクニさんと夫婦仲がもめていた時、宝塚にあるFata(イタリアン・ブティック&カフェ)に集まっていた女性達にいろいろ具体的に話しを聞いて頂いていた最中に、店にヒロクニさんが入ってきたのだ。「さほり、ここにいたのか。さほりの自転車が止めてあったから嬉しくなってね」。わたしは、ストーカーに跡をつけられているようで、顔面真っ青になった。ヒロクニさんが登場してからは、ヒロクニさんの悩みを女性陣は、聞くことに。
「俺も孤独でね」とヒロクニさん。
「誰だって孤独や寂しさはあるよぉ」と女性達
「僕も傷ついているんだ」
「誰だって傷ついている」と女性達。
この調子で、ヒロクニさんに、皆本気で力強いアドバイスをしていたのです。

「誰だって孤独で、傷ついたりしながら生きてる。自分一人じゃないよ!!」というエールでその場は、熱くなっていた。

そんなやりとりがあって数日後、絶景の花火を見ましょうと誘いを受けたのです。伝え聞いたところ「ヒロクニセンセイも元気がないし、花火でも見に来て下さい」。とのコト。
「なんか、ヒロクニさんって女性の母性本能をくすぐるというか、かまってあげたいという気持ちにさせるのかしら?」と、ファータのオーナーと、わたしは他人事のようにうなずいていた。ホームパーティ&花火はとても楽しく愉快に過ごしたのです。

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我が家の食卓・焼きそうめん

2011-08-06 16:40:57 | Weblog

夏に食べる我が家の焼きそうめん

左の皿は、ヒロクニさんの分。右はわたしの分。自分が食べる分は、盛り付けもいい加減にいつもなる。

この焼きそうめんは、子供の頃、祖母がよく作ってくれたもの。お盆が終わる頃(冷やしそうめんに飽きるころ)に夏の定番昼食としてよく食べた。そうめんは、バターと醤油で、上に刻んだきゅうり、錦糸卵、千切り状のハム、もみ海苔がたっぷりのっていて、それをそうめんと絡めて食べるととても美味しいのだ。祖母はそうめんにもこだわっていて、小豆島の手延べそうめんのどこの物と決めていて、夏前になると40キロ位のそうめんの箱が、階段の横に置いてあったのを思いだす。祖母は今年亡くなった。祖母がいなくなってから、作った焼きそうめんを前にして、今現在、ヒロクニさんが美味しいと言って食べている。なんか妙な感じがした。他の兄弟も、焼きそうめん作っているのかなぁ・・・。

焼きそうめんのレシピ。(2人分)
①きゅうりは千切り(1/2本)に、卵1個を錦糸卵にする。ハムは4枚を細切りにする。
②そうめんを茹でて、ざるにあける。3束。
③フライパンにサラダ油とパター10グラムを入れ熱くなってきたら、そうめんを入れ炒める。そうめんにコショウと塩少量をふり、最後に醤油をたらす。そうめんが薄く茶色に程度に。
④炒めたそうめんを皿に移し、①のトッピングを飾り、最後にもみ海苔をのせる。

祖母は、子供四人分プラス自分の分、5人分を作っていたかと思うと大変な一仕事だったろうに、と思うのでした。祖母の料理はなんでも細かく刻んでいて、手作りコロッケにもたくさんの具が入っていたのも思いだす。そのコロッケも、ヒロクニさんは、初めてきたわたしの家で、ビールと一緒に食べいるのだ。ヒロクニさんは、その話しをする時があるのだが「あの揚げまんじゅう」と言うから嫌になる。コロッケって言って欲しいわ。
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家庭内革命!!

2011-08-03 15:50:15 | Weblog

カット 武内ヒロクニ
(サンデー毎日、関西粋人インターネットのカット絵より抜粋)

「もう、お前は嫌いだ」。と言い渡してから、何故嫌なのかと懇々と説明する毎日。何回言っても3時間ぐらいしたら話しの意味が解っていないのか、同じ過ちを犯す。嫌なことを言い出す。

家の猫のキタハマは、1度ヒロクニさんから不当な体罰を受けた時、逆上してヒロクニさんに唸り声を上げ攻撃態勢に入ったことがある。その鳴き声は、「何故、怒られるのか解らないニャ~。不当じゃニャ~。ワオワオ」と聞こえ、反撃の様子。何が起こっているのか?と思い行ってみると壁にキタハマをぶつけていた。「キタハマに何するのぉ」。と割って入った。やはり、猫でも何が不当で、不当でないかをきっちり判断するのだ。この度の離婚請求は、この時のキタハマと同じ心境ではと思っている。

不愉快をとおりこして、辛い気持ちからいっきに怒りに心頭した。
色々することの予定を立てていたことは、総崩れになり、すっかり気持ちが腐ってしまった。寝込んでいる間、偉い人の本でも読んでみようと思い、陳舜臣著「諸葛孔明」を読んでいた。諸葛孔明が仕えた劉備玄徳は、優しさゆえに天下の覇者の夢を実現するチャンスを逃すのだ。1回や2回ではなく4回ぐらいチャンスを逃すので、途中で・・「あの時、孔明の策を何故実行しなかったのか・・・、後々までそれが尾を引きずって諸葛孔明の苦労の連続になっていくので歯がゆい」。のである。

三国志のような迫力はないが、ヒロクニさんにも歯がゆい時があり、今回の入院では手術こそ大変だったがあまり心配もしなかったわたしは、ヒロクニさんが病院で暴れたり、暴言ですっかり疲れるとは思っていなかったがゆえに、疲れて寝込んだ時間は、「無駄な時間」としか思えないのだ。
そして、すべての努力が水の泡になった感じがして、一生懸命するのもあほらしくなり、お酒飲んで朝帰りなどもした。起きて待っているヒロクニさんには嫌悪感しかなく、「主婦が朝帰りとは、どういうことだ」。ともっともなことを言う。「あ~、鬱陶しい」、「私の事は構わないで」。と取り合わなかった。取り合わないというのもなかなか愉快な気分だなぁと思いながらすぐ寝た。

この気持ちの流れから、ヒロクニさんの激しい八つ当たりと不安は、精神科の先生とお薬にまかす事にして、ヒロクニさんの手足となっていたこともどーでも良くなって気分次第に動くようにしている。

21年目にして不安や記憶がなくなるぐらい怒るヒロクニさんをなんとかしないといけないから、わたしは専門化じゃないから良く解らないとヒロクニさん自身の問題を返上し、わたしはその話しは、嫌だと言い切った。

小さな革命だが、わたしにとっては大きな革命だ。
縛られていた生活からちょっと自由になった感じ。

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