武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

シュールな絵画あれこれ(作品紹介324・色鉛筆)

2014-01-27 15:38:58 | Weblog

題「日常の喜び」鉛筆と色鉛筆使用

今日も今日とて制作に励んでいます。
先回のブログは、写真がなくてがっかりした方もいらしたのでは?と思い、
写真があまり見えなくても、強引に写真をアップしました。

この作品を見ていると、シュールな感じと懐かしい子供の頃の、何でも不思議に思う感性があった時を思いだします。
幼少の頃、家からどんどん離れて見知らぬ所までたどり着き、ある程度行くと何故か不安になり、引き返した時間とか、夕焼けの時間になるとゆうげの香りとともに、靴を投げて天気占いをして、明日を考え、帰宅につく。これは、わたしの子供の頃の思い出です。
ヒロク二さんは、子供の頃は親戚中から「ヒロは可愛かった。」と言われていたらしく、どんな感じなのか写真を見てみたいが、写真は見たことありません。子供の頃は、電線を不思議がったり、驚いたりと、そんな時間が多かったと語ってくれます。
そんな感性がシュールな感性を好む資質につながっているのだろうか?

我が家には、多くのシュールレアリストに影響を与えた、アンドレ・ブルトンの本が5巻あります。
この本の3巻が手元にありますので、パラパラとめくってみました。
下の本は4巻です。3巻はイメージがなかったので4巻をあげました。
アンドレ・ブルトン集成〈4〉 (1970年)
クリエーター情報なし
人文書院


ヒロク二さんが、○印が付けられた詩があります。

  -いろどられた土地ー

 みみずたちは土塊(つちくれ)の中の運河をつたって行きもぐらたちに曳かれる水晶の伝馬船に出会う

 みみずたちは同じように青い太陽と鋤とのかがやきをおそれる

 おたがいに期待を奪い合う

 露たちはいたるところにコップをおく

 はさみむしたちは飲む

 彼らはドアで立ち聞きし道具箱の中に住みつく

 種子

 干した丁子のつぼみ

  -終ー

たぶんシュールとは、実際に本や絵画を見て体験するのが一番なのではと思いました。
シュールレアリストのダリの絵を見ると↓

小学3年の頃、百科事典から、このダリの絵を見て、「恐怖」を感じ、百科事典を眺めていると、このページが出てくる度に、恐怖を味わうので、見えないように折り曲げて見えなくした記憶がある。
ヒロク二さんのシュールは、ややほのぼのしているけれど、この頃のダリの絵は、強烈にです。

ヒロク二さんとわたしは、シュールな頃のダリの作品が好きで、数学的になっていく後半の絵には興味がわかなくて、この頃のダリが一番好きです。わたしが今でも怖いシュールレアリストは、タンギーです。タンギーを見ると、「絶望で打ちひしがれます。」気が遠くなるのです。

ヒロク二さんは、タンギーが好きということですが、「こんな胸中になったら、あかん。」とか言って、早くその絵の前を通り過ぎることにしています。
イヴ・タンギーの絵↓






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ヒロク二さんと穏やかな日々

2014-01-24 16:54:10 | Weblog
パソコンが故障。使えることは、使えるのですが、画面が暗くて微かに文字が識別できる程度で、写真が全く見えません。ま秦暗い画面に目を凝らして文字を識別しています。

寒い日が続いていますが、「部屋の気温(ヒロクにさんの暑くしすぎる室温のこと)」に怒ることもなく、平和なで普通に淡々と暮らしています。こんな風に過ごしていると、退屈な気もします。だからといって、わざわざ不愉快な喧嘩が良かったわけではありませんが・・・・。
私自身が、とにかく相手(ヒロク二さん)を受け入れてから、と言う順番を決めてから、相手の言うことを聞いてから、意見を言うという事にしようと思っただけで、事態が変わったのに驚いています。

しかし、工夫を取り違えて、難解な話で分からなくなると聞いているふりをして、聞き流し、すべて忘れています。その調子でがエスカレートして、何も聞いていなかった状態が続き、「この前、言ったのに、聞いてなかったのか!」とか言われてしまって、「聴く耳を持たない!」とか言われる始末。

もっと凄かったのは、「ヒロク二さん、うどん作るけど、てんぷらとあげのどっちがいい?」と聞いて、「今日はてんぷら」と言われたのですが、聞いてから、ダシをとっているうちに、勝手に「あげ」と思いこんで、きつねうどんを作ってしまいました。「君は、自分から聞いてきて、聞いてないとはどういう事だ?」と言われて、「そうだね、どうして間違えたのかな?」といったらさらに、注意を受けた・・・・。

以前は、「もっとバカにでもわかるように言え!!」といきまいていたことを思うと、わたしって凄い・・・。考えたら、喧嘩に突入するの分かるわ。言葉というのも、なかなか厄介です。わたしがヒロク二さんに一番信頼しているのは、毎日制作している事と結婚してからいつも夕食の茶碗を洗ってくれていることです。「女性より男の法が、皮膚が強い」からという理由で、洗ってくれるのです。変わらない姿に信頼をおいています。

ヒロク二さんは、どんな風にわたしを信頼しているのか?


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猫でほっと一息 (ヒロク二さんをマッサージ)

2014-01-17 18:12:50 | Weblog

冬は、たぬきのようなジルちゃんを抱いて、ほっと一息いれます。
コロコロと太っていて、太短いジルは、ゴムマリのようで、
「何でジルちゃんは、タヌキのようなんですか?タヌちゃ~ん。」と呼んだり、
「お前は、フクロウか?」と言ったり、
「ドブねずみの大将」
「よく喰う奴だ」
「顔は変だけど、手足が可愛いのがいいね」
「何という臆病な・・・猫」
「捨て猫だったけど、今は僕ちゃん暮らし」とか、
ジル用の言葉がたくさんあります。


もう、嫌だとむずがるジルも可愛いです。


急に、キリッとしたりしますが、なんともヘタレな猫ちゃんです。
後ろに、猫のえさのカリカリがありますが、この体勢で一粒づつカリカリをあげると、手でわたしの腕を抱えて、自分の口にカリカリが入るよう誘導します。
この行為が、気に入ったらしく、餌を入れても、お椀の前でクルクル回って、「食べさせて欲しい」と訴えます。
「フファン」という声が見かけに似合わず、すっごく珍しくて、可愛いのですが、言い出したら聞かないので、根負けします。

ヒロク二さんという奇怪な老猫もいて、こっちはもっと手がかかります。

わたしは、ちょっと風邪を引いたのですが、1日目はわりと優しく「ゆっくりしなさい」とか、言ってくれました。どれだけ、嬉しくホッとしたことか!!
2日目になると、冷蔵庫の中身を聞いてきたり、「今日の夕食は何するの?」「猫のトイレを掃除しろ」「猫のゲロをとって欲しい」と、話しかけてきて、寝ているわたしの周りでよくしゃべる。
「かあちゃんが、元気ないのが一番つらい」とも言った。
3日目、「僕も具合が悪くなってきた」と・・・・・。
4日目、わたしは、休んでいても何か疲れるので、起き上がった。

1日目のような日が、持てるような日なっただけでも進歩なのです。その日は、心底ホッとしました。
今日から、ヒロク二さんをマッサージです。たった3日が、一週間ぐらいに長く感じました。わたしは、あまり、口がじょうずな方でないので、思いやりは、マッサージが一番表現しやすいのです。


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我が家の冬の生活(作品紹介324・色鉛筆)

2014-01-12 17:22:06 | Weblog

この絵は、特に題が決められているわけではないので、わたしは勝手に
武内ヒロク二作品の中の「アンモナイト群」と識別しています。

この作品は、夏に描きあげたのもだと記憶しています。
色鉛筆の芯は、夏と冬では、硬さが全く違い微妙に作風が変わります。
ヒロク二さん自身も、夏と冬では全く違い凄い変化を起こします。しかし、変わらないのは制作する姿。
本当に、変わらないので感動します。

わたしも、過去をふりかえると「もう、限界で離婚する」と何度思ったか・・・・。
「こいつは、貧乏神?」と思えてきて、「近よらないで、肩凝るから!!」とシッシッと「あっち行け」とか思った時の「離婚届」の枚数は、6通。(役所は、2部くれます)

何やかんやとありますが、この変わらない姿勢がいつも思いとどまる要因だったのかもしれません。
何かの文章を読んでいて、「70代からは余生」「老後」とかの言葉を見つけると、現在76歳のヒロク二さんも、もう少しゆっくりしてもいいと思うのですが、達磨のように起き上がって、絵を描いてしまう。

そんなヒロク二さんに「優しく接する」というのが、わたしの今年のテーマです。

優しくの1つとして、ヒロク二さんの話も聞くようにしているのですが、しっかり言葉を聞くと意識して聞けば聞くほど、「・・・・・・・・?」となってしまうのです。そして、忘れる。身体を大仏のように横にして、適当に聞き流しながら、雰囲気をつかむというという方が分かった気になれるのはどうして?男性は、女性が抽象論になるとついてこないのに、がっかりするらしいが、わたしも、その口だ。ヒロク二さんは気が弱った時に、「僕が死んだら・・」「僕が死んだら、武内はかれこれこういう人でしたと、君は伝えないといけないよ」と、言い、そのかれこれが、わたしには記憶できないのです。抽象的で・・・。最近、買い物へ行って、財布を忘れるとか、忘れ物が私生活で、目立ちます。

読みなさいということで「アンドレ・ブルトン」が五冊、わたしの部屋に置かれているけれど、読んで分かるのか?いまひとつ、触手がのびないのです。

触手が伸びる本と言えば、歴史。
こっちの方がサスペンスを読んでいるようで楽しい。
真実の中国史【1840-1949】
宮脇淳子
ビジネス社

この方は、モンゴルの歴史に詳しい方なのですが、満州語に通じていることから、中国の近代史を詳しく述べています。清という国は、満州人の国で、中国とはどのように近代化をしていったのか?それを、分かりやすい言葉で表現して下さっています。いまでいう中華人民共和国の成り立ちを、日本の方から見るのではなく、すっぽりとその地の人の人になっての考察がとてもいい。
わたしが中国大陸に放り込まれたら、人を信じて、だまされまくったあげく、すぐ死にそうです。

毛沢東って、後から歴史を作る天才だったのですね。プロパガンダの天才というか・・・・。すごい数の人を虐殺しているし・・。蟻を踏み潰すって感じです。

よく日本は、中国に侵略戦争をしたと言われるが、同時期にイギリス、フランス、ドイツ、最大はロシアも侵略し放題です。実際には、蒋介石(中華民国)と毛沢東は対立していて、毛沢東はうまく蒋介石と日本を戦わせて、漁夫の利を得ようとしていたわけで、日本は毛沢東の建国した中華人民共和国とは、戦ったことないのですが・・・・。

靖国神社の参拝にケチをいつも中華人民共和国はつけるが、死者に鞭打つ発想そのものが、中国の風習なのです。
実は、この事にあまり感心がなかったのですが、わたしの祖父は、靖国神社に祭られていたのです。最近、母に聞くまで、知りませんでした。祖父は若くして亡くなったので、写真は若いまま・・・。祖先を今まで顧みたことがなかったのに気が付きました。祖母が、我侭で口ばかり達者になった頃、わたしに、「こうしていられるのは、おじいちゃんのお陰や!」とよく言いました。わたしに対して、傲慢な感じがしたのだと今になって、理解できます。
祖母も亡くなりましたが、やっと今頃になって、祖先を大切にする、国を守って亡くなられた方に尊崇の念を持つのは、大切だと思いました。祖母は、謙虚さをわたしに求めていたのだと思います。
真実の満洲史【1894-1956】
クリエーター情報なし
ビジネス社

これは、続編でいま読書中。
1月に入ってから、時間があっという間に過ぎてゆきます。


パンジーを3苗、鉢に植えています。
この花をたまに摘んで、食卓へ飾ります。今年はパンジーは黄色、ブルー、赤の三色しか種類がないので、交互に食卓に飾ります。花を摘んで、コップへ入れている時の気持ちが、清らかです。




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お正月も、ヒロク二さんと過ごしました(作品紹介323)

2014-01-07 18:54:03 | Weblog

アトリエの机から
メモなのかなぁ~と思いながら写真を撮りました。
なんか、願望をすんなり描いたという気がして、「ヒロク二さん、可愛い」と思ってしまった。

ヒロク二さんは、12月に入ってから、少食になりちょっと体調がすぐれませんでした。
食事も「少なめに!してくれ!!」と言われていました。
ところが、「あれ食べたい、これ食べたい」。と、次々言うので、それを作ると今度は、「そんなに作るな」「食べられない」の繰り返しの上、怒りっぽい。そして、わたしが残りものを平らげます。
しかし、気分が悪いという事なので、眼精疲労の可能性や、肩が懲りすぎているのかもしれない?と思い「マッサージ」よね!と、気持ちを取り直す。
マッサージしながらの口癖は「疲れはこまめに取らないと~♪」を何度もいいながらします。長時間すると手が疲れるので、15分~30分ぐらいします。そして、また手の空いた時間にします。こういうことを繰り返していくごとに、マッサージしたら、寝てしまうようになって、起きたら少し食べてもらう。マッサージと食事三昧で、寝顔を見ると「幸せな奴」と思いました。安楽な感じかしら?

安楽と書いたら、『安愚楽』っていう名称を思い出した。『安愚楽は、牛の詐欺でしたね!安楽の文字の間に、「愚」という字を入れることに、悪意を感じます』。このお金は、どうせマネーロンダリングで、反日の国へいっているから、手元にはなく被害者は、泣き寝入りなんだと思う。しかし、ひどいネ!民主党の党首というのは!!民主党は、韓国の政党で、日本を崩壊させようという政党だということを、皆早く知ったほうがいい。中国人のスパイ議員もいるし・・・・。だから、民主党は、韓国と中国の外交が問題だと主張しているのだ。そして、韓国へ慰安婦問題とかを持ちだしては、日本人の税金を韓国へ流す。わたしは、国交断絶した方が、お金もたかられないし清々しいと思っています。最近、嫌韓まっしぐらのわたしです。韓流ドラマですりよってこられて、嫌いになったという感じです。

つい、激してしまいました・・。すいません・・・・。

前向きに、相手を受け入れるというのが、今年のテーマなのですが、まず1つ出来たと思います。
ヒロク二さんは、修行の相手としては、不測はありません。
無理は禁物を合言葉に頑張ります!

今年の正月は、あんまり料理も意気込めなかったので、のんびりしました。
猫ちゃんもヒロク二さんもわたしも、みんなよく寝たという感じです。


ムーランフリルパンジーと言って、フリルがきつめに入るパンジーが咲き始めました。
このフリルを見ていると、西洋のドレスのフリルって、花からイメージされてアレンジしていったのかしら?と思いました。日本の花と違って、ひらひらした感じの花はやっぱりヨーロッパが多い。こんなフリルの花から、フリルのデザインの源泉に植物はなっているのかもしれないという、思いつきに浸っています。装身具なども植物をモチーフにしたものがあるし、織物の装飾にも植物が一役かっているとしたら、偉大な恵みですね。






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