武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

美術の窓9月号に掲載されています!(作品紹介457) と西行の句

2017-08-20 18:59:03 | Weblog


7017年9月11日から、東京・銀座、ギャラリー枝香庵である個展の案内が掲載されています。
ヒロクニさんは、自分がこういう雑誌に載るということが、いまだ信じられないようで、
「俺自身が、ビックリしている」と言います。

そのページを一部コピーしました。↓

右上の部分です。

絵が見えにくいので、自宅でスキャンしたものをアップします。↓


タイトルは、「山の麓の帰り道」
女性像らしきものが描かれています。
わたしは、女性の足の部分がとても好き。

以前に完成か・・・、と思いブログに挙げた記憶がありますが、
加筆されています。

だんだん個展の期間が迫ってきているのをヒシヒシ感じていますが、
最近のわたしは、ちょっとノータリンであり、「さあ!あれして!これして!」と
ビシバシするわけでなく、ヒロクニさんに「あれをやっておけ!」と言われれば、
「あっ、ハ~イ」しま~す。と命令がなければ、なんにもしない。
以前は、ヒロクニさんに、あれして、これして、と命令口調でいい、
「なんか、いざとなったら、あんたはトロイわねぇ」とイライラしていたのに、
私がのほほんとしていたら、ヒロクニさんが命令で忙しいようです。

素直に「は~い」と言い、言いつけは、すぐするようにしています。


読書は、西行の「山家集」の中雑に入り、半分が過ぎたところにきています。
そこで知ったことの一つに、「西行」という名前の由来は、
「身はこの世にあっても、心は西方浄土にあこがれ、今から送りおく」と言う
思いを込めて名乗った名前であったのを知りました。
西行は、平将盛と同い年であるというのも読んでいるうちに知った。
(解説にて)
そんなことを思いながら、忘れられない一つの句にであった。

■あだならぬ やがて悟りに 返りけり 人のためにも 捨つる命は

 訳:身命を惜しむことなく捨てるのは無駄ではなく、他人のためにでも
   捨てる命は、悟りの境地として返ってくるよ
  (真言十巻書の一であり、菩提心論を前文に記載している)

この句を読んで、私が真っ先に思い浮かべたのが、特攻隊の人達だ。
戦争の悲劇であったと思うが、特攻隊の人達の死後は、かなりいいところ、境地の高いところへ
行ったのではないか?と思ったのです。
以前にも書いたと思うけれど、死の悲しみは残された人のものだという考えはかわらない。
死後の世界を信じている私は、現世は修行のようなものだと思っている。
いつごろそう思うようになったのか?
だんだんと歳を重ねていってそう思うようになったというあいまいさなのですが・・・。
だから、私はたいしたところしか行けないと思っている。
残された人の悲しみは、痛いほどわかるけれど、憎しみを持つのはいけないと思うのです。
憎しみを持って生きているのも悟りとは、程遠い世界であり、執着でもあると思うのであるが、
いかがでしょうか?
西行を通しての、仏教感でありますが・・・・。

最後に西行の吉野の西行庵を紹介して終わります。




■黄色の部分 平将盛は間違いで、平清盛が正しい。
 






コメント (4)
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今年の夏は暑い!!作品紹介456

2017-08-12 15:37:11 | Weblog


暑い夏の間に出来た作品。
この絵を見ていても、暑さでうだっているような感じがします。
この絵は、クーラーを入れてない時に描かれた作品なのです。

今年は、いつもの夏と違い、我家も午後ぐらいからクーラーをガンガン入れています。
いつも、「クーラーは嫌いだ。」と豪語するヒロクニさんの横にいるので、
毎年、我慢大会であった。
近所からクーラーを入れている音を聞きながら、「すぐクーラーを付けるひ弱な人種」と言い、
「俺は違うんだ」というノリでいたヒロクニさんであります。

異変が起こったのは、朝起きて「さほり、気分が悪い。」と訴えたことから始まる。
毎年、夏の中ごろ2人とも、気分が悪くなることは度々あった。
「たぶん熱中症じゃない?」
「クーラーを入れたらすぐ直ると思うよ」と、言った。
即座にクーラーを入れ、ポカリスエットを飲むよう促した。
そうすると、顔がどす黒くなっていたのが、正常にもどり普通になっている。
それでも、クーラーに嫌悪感があるのか、普通になったとたん「切れ。」という。
しばらくしたら、またどす黒い顔に・・・・。
「もー、あなたクーラーを入れたら、顔が正常になって雄弁になっているじゃない、いーかげん気づいたら?」
「クーラー入れたら、話の内容もワクワクしてるよ。」
「前より、もう年齢なんだから、素直になったら。」と言った。

「年齢」という言葉が非常に、キーポイントだったらしく、
「俺も若くはないんだ。以前より耐えられなくなっているんだ、そうか・・・。」と非常に納得したのでした。
「俺も老人なんだ。」と思ったようである。
79歳にもなってるのに、自分の変化に気づかないヒロクニさんです。
(だけど、普通の老人より元気で、よく動く奴だな・・、と思っている)

前より、私を手足のように使うようになっているのに気が付いてない。
すぐ近くにあるものでも「取って」とか、「あれ持ってきて」とか、自分は動かないで
私を使うことも凄く増えているのです。
私はバタバタとヒロクニさんの周りをチョロチョロと廻る。
でも、ヒロクニさんも小さい動きをするのに、以前よりしんどいのだろうと思っているので、
ハイハイと素直に聞いています。
その変化は、しょうがないこととして受け入れているのです。

そんな事があって、ヒロクニさんは、クーラーを付けて夏を過ごすということを受け入れた。
横にいる私は、ヒロクニさんと違って、暑い所生まれのDNAではないので、
人並みの生活が出来るようになって、ほっと一息なのでした。


クーラーを入れてるのに、半裸、パンツ一枚で過ごしていて、変な奴と思っています。
今度は、寒くないのかなぁ?






「ひまわりをたくさん植えろ!」とヒロクニがリクエストしたひまわりの咲き始めです。
今は、ひまわりの中心が大きくなって種を付け始めていて、どのひまわりも重みで、
首が下へたれてしまいました。
鑑賞する時間が短かったので、残念です。








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