武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

いよいよ「しあわせ食堂原画展」どんな絵が?

2009-11-26 09:23:22 | Weblog

何の絵が展示されるか?
もちろん思い出の食べ物の絵。
お好み焼き・カステラ・卵焼き・きんぴら・ナポリタン・そば・あんぱん・オムライス・冷や奴・コロッケ・ソース焼きそば・冷やし中華・すいとん・まんじゅう・ぼた餅・納豆・せんべい・ちらしずし・もやしいため・おにぎり・小籠包・さけ缶・おせち・紅しょうが・かつ丼・羊かん・焼き芋・チョコレート・のり弁当・ロールキャベツ・魚肉ソーセージ・ウナギの蒲焼き・ハンバーグ・麦飯カレー・すき焼き・トウモロコシ・キャベツの千切り・鶏つくね鍋・みかん・みそ汁・イワシの刺身・コーヒー・だんご汁・シラスおろし・中華そば・アンズ・バナナ・赤飯・白ご飯
の50点の絵。

その他、本の為の50点の描きおろしのカット。
これは、カットというが1枚の絵として見ごたえのある絵。
下の絵は、ガッツ石松さんのバナナの話に描いたもの。ガッツ石松さんがバナナをめぐりケンカをした話をイメージした絵。顔からも腕が出ているところがユニーク。


ちょっとまた感じの違うカットの絵。これは、角田光代さんのおせち料理の話のカットの絵。実物は、版画のように見える。しかし、これは色鉛筆の黒色でで描かれている。黒のフォルム(形)が美しい。

これらの絵は、黒いフラットな額に入れてみた。モノトーンの美しい絵がオシャレな感じになりとても気に入っている。
これらの展示は「ギャラリー島田」にて

場所:島田ギャラリー
住所:神戸市中央区山本通2-4-24 リランズゲートB1F 〒650-0003
TEL&FAX 078-262-8058
HP:http://www.gallery-shimada.com
OPEN 12:00-19:00 ※火曜日は18:00 最終日は17:00


オープニングパーティーのお誘い
11月28日 17:00~19:00にオープニングパティーをします。
しあわせ食堂のテーマで予定しております。
どんなのだろう?行きにくいと思っている方、気楽に着てくださいませ。
お友達をさそってもよいかもしれませんね。
ちょっとおっとりしたわたしもいます。

本を購入された方には、ハガキプレゼント!!
すでに購入された方は、しあわせ食堂の本をお持ちになってこられるとハガキプレゼント致します。ハガキをゲットしていって下さい。
72歳のロマンスグレーモシャモシャ頭のヒロク二さんと写真に写るのもよし!!まだ、ハゲてないのでご一緒してあげてください。ヒロク二さんは、男の友情に厚いタイプですが、女性大歓迎です!
ヒロク二さんは、男性からみるといい男らしい。妻からは褒められませんがね。
そんな夫のどこがいいか?と言われたら「才能に惚れた」のであります。それしかないよ、ヒロク二さんには・・・。面白い、変な奴です。
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しあわせ食堂の料理を作り終えて 1

2009-11-23 10:12:35 | Weblog

赤飯の絵。この時は圧力鍋で赤飯を炊いた。いつも売っているパックや法事の時に見る赤飯が、毒蝮三太夫さんの話ぶりから「めでてえ」ものに変わり、昭和の頃は誕生日を祝ったりする時に家でよく炊かれていたのだと判り、赤色はめでたい色として、ほんのり赤の色づく米に喜びをたくしていた古代からの風習が息づいているのを知った。話の中で、コーリャンを食べながら、うまそうに赤飯を食べる演技をした毒蝮三太夫さんの知恵は、武士は喰わねど高楊枝の精神に似ている。

夫の武内ヒロク二が毎日新聞社より、この仕事を受けて147回の料理、食べ物のセットを作って思うことがたくさんある。記事の話を伺ってから作ったものや、著名な方の名前と食べ物だけを伺ってぶっつけ本番でイメージして描いていったもの、その時、その時で、その時でしか出来ない絵が横で出来上がっていた。わたしは、ヒロク二さんより常識で頭が縛られているので、理解の範疇を超えすぎている絵には、ドギマギとして、「この絵を送るのぉー。やめて。」と涙をだらだら流してしまった絵もある。なんと言っても、絵を見る一番初めの人なのである。阻止しようと思えばできる位置にいた。しかし、人は恥もかかずして生きることは出来ないと思い、途中より「恥をかくなら恥をかき、失敗するなら失敗し、抜群の絵が出来ればそれで良し」と受け止めることが出来るようになり、少し心が広くなった。わたしにとっても試練の「しあわせ食堂」だったことが判り、すこしは人間が成長したかしら?と思っています。

それが、この度、50選でまとめられることになり、本になった。嬉しいことである。たくさんの方が関わり出来た本である。この「しあわせ食堂」は、いろんな偶然が重なり生まれた本なのです。わたし自身は、絵と文を繰り返し読む内に、自分の中にあるマイナスの心が少し減り、貧乏は恥ずかしいと思っていたが、心が貧しいのが一番恥ずかしいことだなと痛感したのです。衣食住がそろっていたら、不満をいってはいけないと思っています。そう思うと、日々感謝なり、悩みは相変わらずあるけれど、しあわせ感が湧いてきます。

しあわせ食堂
武内 ヒロクニ,毎日新聞夕刊編集部
光人社

このアイテムの詳細を見る

どうも、本屋さんでは見かける率が少ないので、ここにてご紹介致します。
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「僕と猫とどっちが大切なの」?

2009-11-18 14:52:14 | Weblog

異才の画家武内ヒロク二とスコテッシホールドと日本猫のミックスのジルとどちらを選ぶか?

台風と共に猫が増えた。
その猫ちゃんは台風が来た為、家に入れてしまった。寒さと雨に打たれ、随分弱っていた。布でくるんで暖かくして、餌をあげると少し元気になってきた。そうしたら、下痢をしていてあちこちにウンチをする。ヒロク二さんからの苦情でなんとかしなくてはいかんと思い医者に連れて行った。獣医さんからは、体が弱るとわく虫がお腹に湧いているそうで命も危なかったそう。診療に呼ばれた時「松村 ジルちゃんどうぞ」と言われた時の変な気持ち。飼うとか飼わない以前に、病気みたいだから連れて行っただけで、「責任まだ負っていないのよ~」と言い訳があった。ジルという名前も仮定であった。再び、「松村 ジルちゃんのお薬です」と言われて薬を受け取り、帰途になんとなく嫌な予感が。

その後、ジルちゃんは、お腹の調子もよくなり元気になった。貰い手も決まり、元気で安心して渡せるなと思っていた所、キャンセルの電話が・・・。その後、ヒロク二さんと家で飼うのか公園行きかと行きつ戻りつした挙句、ヒロク二さんのお許しが出て飼うことになったのです。しかし、ジルは何故かヒロク二さんのアトリエで粗相をするのである。それも、ウンチの。どうやら、小さくなった色鉛筆を入れている箱が、猫にとってはトイレそのものらしい。ヒロク二さんの烈火のごとき怒りが、毎日爆発。とっても臭いウンチを色鉛筆から剥がし色鉛筆を洗って拭く。その上、ヒロク二センセイの色鉛筆は水性色鉛筆なのだ。水で洗うと溶けるのです。烈火の如き怒りはジルに向けられ、はたきの棒でひっぱたこうとする。また、逃げ足の早い猫でどぶねずみのようにはしこく、手をすりぬけていく。ヒロク二さんは、寝ている猫めがけて拳固をふりかざそうとするのを庇ったら、あざが出来てしまった。しばらくしてから
「僕と猫とどっちが大切なの?」ときた。よくあるセリフだが「仕事とわたしがどっちが大切なの?」という言葉が同時に浮かび、ヒエ~なんだそれは?と思いとても疲れた。「猫と出て行け!!」とも言う。かつての奥様が猫を6匹飼っていたらしくその過去と今をごっちゃごちゃにして、わたしに怒りをぶつける。その上、言い出したら長い、頭がクラクラする。そして、その質問に決着をつけた。
「猫」
今度は「猫と出て行け!!」ときた。こうなったらわたしも負けていられない。「出て行けと言うけれど、この家の世帯主はわたしなの。出て行きたくても出て行けないんです。出るならあなたの方よ」そうしたら、考えてるのだ。ヒロク二さんの頭の中は、「どの女の所へ行こうか・・・」と女性の顔でも浮かんでいるのかもしれないと思いフフフと可笑しくなった。ヒロク二さんには、温かい3度の食事、温かい部屋、温かい言葉をかけてるのだ。そんな快適さから出る理由があるかしら?猫だって家出をする時は理由があるらしいよ。散々、怒り散らしてヒロク二さんは寝た。

ヒロク二さんが寝静まった頃、ジルを捕まえてじーと目を見ながら言った。「ジルくん、君を守ってあげるけど、これ以上ウンチをしたら動物愛護団体に連れていくからね。それとも、猫汁がいい」と。クリクリと目を見張ってる。「しかし、ヒロク二センセイには疲れたなぁ。ヒロク二さんは疲れるなぁ。ねえ、ジルちゃん」と言って眠りについた。わたしに猫が必要な理由は明確だ。実は、どちらも選べないわたしです。ヒロク二さんごめんなさいね。
ヒロク二さんの怒りも最もなんですけどね。確かにジルちゃんのウンチはとても臭い。わたしも吐き気がするヮ。
     
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しあわせ食堂原画展のご案内!!

2009-11-16 11:28:51 | Weblog

毎日新聞(関東版)で、3年にわたり150回連載された「しあわせ食堂」の特大異色彩画を描き続け、挿絵革命と言われた「しあわせ食堂」の本が刊行されました。好評らしい!その中の選りすぐりの原画を本のために書き下ろしたカットを展示します。昭和の懐かしい味の絵が50点。カットも50点。このカットの絵もユニークなので是非、足をお運び下さい。

場所:島田ギャラリー
住所:神戸市中央区山本通2-4-24 リランズゲートB1F 〒650-0003
TEL&FAX 078-262-8058
HP:http://www.gallery-shimada.com
OPEN 12:00-19:00 ※火曜日は18:00 最終日は17:00

オープニングパーティーのお誘い
11月28日 17:00~19:00にオープニングパティーをします。
しあわせ食堂のテーマで予定しております。
どんなのだろう?行きにくいと思っている方、気楽に着てくださいませ。
お友達をさそってもよいかもしれませんね。
ちょっとおっとりしたわたしもいます。

本を購入された方には、ハガキプレゼント!!
すでに購入された方は、しあわせ食堂の本をお持ちになってこられるとハガキプレゼント致します。個展では、ハガキは売りませんのでゲットしていって下さい。
72歳のロマンスグレーモシャモシャ頭のヒロク二さんと写真に写るのもよし!!まだ、ハゲてないのでご一緒してあげてください。ヒロク二さんは、男の友情に厚いタイプですが、女性大歓迎です!

爺専、ジジイ専門のわたしからのお願いです。
ヒロク二さんは、寂しがりやなのでよろしく!!


爺専とは?
林真理子さんのエッセイで、出てくるのです。「ジジ専の女」についての特徴が・・・。背中がヒヤッとしました。その話を女友達に話すと「そーかも」とゲラゲラと笑った。その女友達は若専なのだ。

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武内ヒロク二 VS フランク・ザッパ

2009-11-12 10:39:35 | Weblog
武内ヒロク二 ふんどしをしているのがいい!
 フランク・ザッパ モップを持ってるのがいい!

食事の後、話していたら急にフランク・ザッパの音楽性ってヒロク二さんに通じるものがあるのではないかと確信した。ロックの中でもフランク・ザッパは、特異な位置にいてある種の内向性とラテン的な精神と独特の音が合わさっている。商業的に成功もしているが、大衆的に受け入れられる要素も少なくて、聞きづらいのからノリのよいものといろいろあって、現代音楽なものもある。なにより気が遠くなるのは、凄い量のアルバムがあって選ぶのに、初心者は「こんなに量があるとどれを買っていいのか分からないよ~」とたじたじとしてしまうのだ。最初、そんな中から‘ジョーのガレージ’というアルバムと‘WAKA/JAWAKA’(ワカジャワカ)というアルバムに落ち着いた。それとジャケットの絵がヒゲ剃りをしているアメリカ人のやつ。当時、わたしの周りの女友達にそんな話をいうと「そんなもの知らん」と一喝されてしまいそうだし、相手はわたしの話のことを時間の無駄と思うかもしれないのであまり話さなかった。
ヒロク二さんに「ヒロク二センセイってフランク・ザッパに資質が似てるところがあると思うんだけど、どう思います?」と言った。そしたら「よく似てると言われたよ」というあっけない返事。「顔が似てるって言われたよ」って。話は顔のことじゃないのだけど・・・。まあいい、とにかく似ているのだ。

フランク・ザッパは音楽家として「鬼才」「奇才」と呼ばれ「奇人・変人・変態」という言葉がザッパにまとわりついている。

武内ヒロク二は、異才の画家と言われ、変な人と言われている。描く絵も楽しいものもあれば、内向性の強い作品もある。コレ何?と言われる絵も描いている。

最近、ヒロク二さんは、何コレという人のことを批判していたが、わたしが「いったい、コレは何なのですか?」というからがっくりしている。わたしが一番聞きたいのは、1yen(お金の1円のコト)という絵。画面に1yen、1yen、1yenと描いてある絵。何を考えているのだろうか?

アブソリュートリー・フリー(紙ジャケット仕様)
フランク・ザッパ,マザーズ・オブ・インヴェンション
ビデオアーツ・ミュージック

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上のアルバムは、ヒロク二さんがロック喫茶VOXヒコーキ堂でよくかけていたアルバム。「すっごくいいよ」ということです。朝方によくかけていたそうです。
わたしもフランク・ザッパの事が話せる、よき友を持てたということで、めでたし、めでたしです。

Waka/Jawaka

VidoArts

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このアルバムを家で聴いています。
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我が家の食卓・海老と玉ねぎとししとうのかき揚げ

2009-11-10 13:19:33 | Weblog

海老と玉ねぎとししとうのかき揚げを作った。
実はとても美味しく出来て2人でこのお皿にのっているかき揚げを全部食べてしまった。あつあつのかき揚げは、最高でした!!
どうしてこんなに美味しく出来たのか?振り返ってみますと、玉ねぎはいつもより薄くスライスしたことと(2㎜より大きくしない)、ししとうの香りがとてもあっていたこと。衣の加減が良かったこと。油の温度がうまくいった。この4点がすべて上手くいったみたい。
衣の作り方もとても雑。小麦粉をボールに入れ、塩を一つまみ、すりゴマ、本だしの素、卵を入れ後は水を足して泡だて器で混ぜる(決して泡立てない事、混ぜる)。水だって水道から直接入れるずさんさ。でも、衣の軟らかさは、泡だて器でするとこの位だなという目安が分かり易い。手に伝わる感触のせいで覚えやすい。
油の温度は、測らない。目安は衣の小麦粉を落としてみて、その衣の様子。ちょっと沈んで揚がってくる早さをいつも見る。温度が高すぎるときは火を弱める。揚げはじめると温度が少し落ちるので火を強くしたりと揚げ具合と音の感じでいつもやっています。
家でするかき揚げは、翌日は衣がフニャフニャするけれどいつも全部食べてしまいます。うどんに入れたりしても美味しいしね。

気に入っているかき揚げの組み合わせ紹介
①アジの三枚に下ろしたものを短冊に切り、ジャガイモの短冊と三つ葉ざく切りにしたもののかき揚げ
②そら豆と海老と玉ねぎのかき揚げ
③ホタテと三つ葉とジャガイモの短冊のかき揚げ

この3つは、気に入っていてよくします。
美味しくて、野菜がとれて、安くて、そんなに手間でもない。
かき揚げ大好きです!!大根おろしは添えてくださいね!
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可愛いイラスト

2009-11-09 18:04:47 | Weblog

ダンロップのタイヤの広告に使われた、可愛いイラスト。
昨日、可愛いウグイスさんが結婚式を挙げられた。今日その写真を見て感動しました。2人の出発に祝杯を

このイラストはコマーシャルでも使われていたというのを、東京にいる親戚が教えてくれた。テレビをあまり見ないので全然知らなかったが、それを見た親戚は「サホリちゃんとヒロク二さんみたいね」と言ってくれた。とても嬉しかったのを覚えている。(そー言ってくれる人が珍しかったからね)
ウエディングドレスを着そびれたわたしとしては、一度着てみたいもの。とても素敵な写真でした。

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作品紹介36(色鉛筆・鉛筆作品)

2009-11-06 13:59:01 | Weblog

「地下鉄の入口」という作品。ほとんど色鉛筆で描かれている。赤と黒のコントラストは、ヒロク二さんの作品の中では珍しい。この作品をきっかけに「地下鉄シリーズ」の作品が出来上がっていった。大阪の地下鉄を乗りまくった時がある。わたしが大阪の堂島のオフィスでOLをしていた時期に、帰りに待ち合わせて寄り道して帰ったりしていた。
その頃は、社内では、主人の事は秘密にしていたのです。特に男性には!普通の会社では歳が離れている上、芸術家といえば、ただでさえなんとなく浮いてるわたしは、さらに理解不能な存在になると仕事上めんどくさいと思って。半径3メートル以上近づかない男もいた。仕事を頼みに来たのにほんとに3メートル離れてるから、書類も見えないし、言ってることも分からないのだ。「そんな遠くで言われても分からないです」と言うと初めて近づいてきた。なんかビクビクしてるの。そして用件を言うと飛ぶように離れた。これはまだいい方で、歳の差をそれとなく正直に言ってしまう事があると「じゃ、ワシでもいけるかも?」という勝手な誤解をする男もいた。言わしてもらおう「わたしにも選ぶ権利がある!!」という事を。しかし今や、もう、中年。そんなことがあったなんて懐かしい。と思っています。
そんなことはさておき、一番印象に残る地下鉄の駅は御堂筋線の心斎橋駅のプラットホーム。高い天井にたくさんの蛍光灯が円を描いて並んでいる。その周りに直線的に並べられた蛍光灯。地下鉄は、ついつい足元が気になり下を向いてしまうが、上を向くと唯の蛍光灯がこれでもか!といいたげに光を放っているのです。
上の絵は、実は、ちょっとセクシャルな絵。ヒロク二さんも男なんだと思いました。


この絵は、女性のようだけれど「ヒト形」という印象。素朴な感じがする。しかし、パンツをはいているから文明の匂いもある。人は何時頃からパンツなるものを身に着けはじめたのか?
随分前、男のパンツを洗う、洗わないで話題を提供した上野千鶴子さんというフェミニストの方がいましたが、ケチな話だと思った。ヒロク二さんのパンツはわたしが洗っています。ついでにデザインや柄もわたしが選んでいる。たまに、2人で選ぶ。ヒロク二さんが色柄を選び、わたしが値段と縫製の具合と生地をチェックします。パンツが破けたら、繕ってあげます。その悲しいパンツは、「愛のパンツ」と呼びます。最近、‘愛のパンツ’と‘愛の靴下’が増えてきちゃって、新しいのを買わないといけません。

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風邪ひいてまんねん(そんな時に作ったナポリタン)

2009-11-05 10:10:03 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版)2006年5月2日(火)掲載のえ

麺がびょょ~んとしてケチャップの味付けのスパゲティ。これ、子供の頃よく食べました。懐かしい味です。

フォークシンガーのなぎら健壱さんが、スパゲティナポリタンの懐かしの味を語ります。昭和30年代は、このナポリタンが家庭の食卓で、白いご飯と一緒に並び、これを箸で食べていた。ご飯のおかずとして。また、これぞ本物と思ったのは、小学校で食べた給食のナポリタン。すごーく楽しみにしていて、丸いパンを割って、間に挟んで食べた。いかに貧しかったかということかもしれないけれど、そのナポリタンはうまかったと懐かしい思い出の味と語ります。

しあわせ食堂
武内 ヒロクニ,毎日新聞夕刊編集部
光人社

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このアイテムの詳細を見るをクリックするとアマゾンへ移行します。
なぎら健壱さんの独特の話ぶりは、本をお読み下さいね。
本屋さんは大きな書店の方が置いてあります。町の小さな本屋では入荷していないことが多いようです。料理本に混じったり、食エッセイのところに在ったり、美術書にまぎれたりしているようです。

風邪をひいた。
頭がボーとして、節々が痛い。頭痛もする。
朝、食事中に「皿は洗わなくていいから、俺のマサージもしなくていいから、照明を買ってきて欲しい」と言われる。電気屋までの道のりを思い浮かべた。いつも、自転車でハアハアといいながら登る坂がある。服を着替える気力もない。「しんどいから嫌」と言うと、しーんと沈黙。実は初めて「嫌」と言った。照明ぐらい買いに行くことはたいそうな事はないと思い込んでいて無理にでも行くのが普通なのでした。わたしにとっては、ヒロク二さん相手に嫌というのは勇気がとてもいる。奴隷が領主に反抗する勇気みたいだ。カカア殿下の家が羨ましい。暫くは、ドキドキとした。気分が幾分か楽になったと思ったら「今日の晩は何にするの?」と来た。打ち直しをしたいよれよれの綿布団の中で、冷蔵庫の中を思い浮かべて「ナポリタンだったら出来る。それでいい?」と聞いた。寝ながら頭で作り方のシュミレーションをしていたせいか、凄く美味しいナポリタンが出来上がった。

レシピをご紹介(2人分)
①パスタを食べる分量だけをたっぷりのお湯に塩を入れたもので、茹でる。茹で上がったらザルにとりオリーブオイルかバターを絡めておいて置く。
②ウインナー4本を斜めにスライス。ピーマン1個を縦に割り、スライスする。玉ねぎ半個をスライス。あと、にんにくを刻む。まず、にんにくを炒めてから、残りの具をさっと炒めてお皿に取り出しておく。
③フライパンにオイルを大さじ1入れ、トマトケチャップとトマトピューレ(なければトマトジュースかホールトマトの刻んだのでもOK)とスパゲティの茹で汁100ccを入れ煮詰める。それをボールに入れる。
④きれいなフライパンを火にかけ、オリーブオイルを大さじ1入れ茹でた麺をほぐし、煮詰めたトマトソースを入れ、さっと混ぜ次に具を混ぜ、塩、コショウで味を整えて出来上がり。
粉チーズとタバスコを好みでかけて頂きます。

写真では美味しそうに見えませんが、とてもいけましたの。電気屋に行くのを拒んだので、気持ちにゆとりが少しあったのかもしれません。よく考えたら、電気屋はヒロク二さんが行ってもいいと思うのだけれど、わたしの仕事と思っているんだろうね。

※オイルサーデンとトマトソースの組み合わせのパスタもいけるような気がします。唐辛子とにんにくの香りを加えたら美味しそうですね。

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見慣れた顔

2009-11-02 10:58:54 | Weblog

ある喫茶店で、割り箸入れに見入ってしまった。広口瓶にクマのぬいぐるみがボンドでベッタッと貼ってあるありように感心してしたのです。可愛いを目指してしたのだろうけど、ある種のゴーインさと暴力的な発想に驚いたのです。クマのぬいぐるみは手足を伸ばされてかなり強力に付けられていた。くだらない物にあわてふためくわたしの事は、周知のはずのと思ってくれたら楽なのだけど、人の癖とかを全く把握してくれてないので一々咎めを受けるのだ。写真を撮っていたら、ヒロク二さんから「そんなしょうもない物を撮るのだったら、俺を撮れ!」とお怒りの声が。
そんなこんなで、

パチリ!この顔は、見慣れた顔。別に珍しくもなんともない。
猿のように怒る前にも、こんな顔をすることがある。


パチリ!
この顔と共に沈黙が続く。
だけど、こういう時がヒロク二さんは、一番何も考えてないのです。
そして、沈黙は続く・・・。

沈黙の中、2人は時間の中を漂う。
すべてを時間の中に身をゆだね、
2人だけがもつ時間へと埋没してゆく。
それは、時のもつ永遠へと。
この空間は、唯ひっそりと心の森へ。
そう、2人だけが知る時間。

という感じであれば、いいのだけれど
見慣れた顔とは言え、難儀です。
機嫌の悪いジーさんとおばさんが、やたら煙草を吸って、喫茶店でジーとしゃべらず、ジーとしているだけ。天気のように変わりやすいヒロク二さんの気分の行方に出方を気にしつつ過ごす。天気に逆らう事は出来ない。
そして、急に晴れ模様。2時間後。

パチリ!
ご機嫌です。
そして、今度は「サホリ、楽しいね!この景色忘れられないね」って。
物事を深く考えてはいけないのである。

ヒロク二さんは、将来のことなど深く考えたら、絵なんて描けないといいますが、その通りで、ヒロク二さんは「現在進行形」の人。
そんなヒロク二さんですが、こんなことがあります。石橋の橋を叩いて渡るという言葉がありますが、時々、ズーと橋を叩いて渡ろうとしない時がたまにあり、橋を渡らずに壊してしまうのではないかと思う程、橋を叩く時があり、その姿を見ていると、イライラしてきて「橋を壊す前に渡れ!!」と突き飛ばします。突き飛ばしたらまた気分良く進んでいくから不思議よ。現在進行形の人は「考え過ぎてはいけない」と強く思います。わたしもヒロク二さんといる限り「現在進行形」で歩調を合わせてます。

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