武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

2012年2月28日(武内ヒロクニ・文)

2012-02-28 18:01:18 | Weblog


ギロチン。シュル。シュル。
やあ、もどりました。スーパーの帰りです。
太宰の下連雀時代を気取っての一枚。
オレにくれ!私にも、頂戴!!
というヒトは・・・・・いないか。
大丸横のスターバックスでcoffeeを、
おごってくれるなら・・・・無理か!!

    文・武内ヒロクニ
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寝込んでいます・・・・。

2012-02-22 00:39:30 | Weblog

我が家の食器棚
食器棚の左には、林武の富士山の絵、ジョージア・オキーフの佇む姿、ジャン・デュビュフェの切り抜きが貼ってある。
食器棚の扉は、ヒロクニさんが全部捨ててしまいました。

あ~、骨の髄まで疲れた。11月の終わり頃より、東京の個展に行かないと言い出してから、わたしは「カラスが白い」と言われても「そうですね」と返事をして、ヒロクニの我儘に耐えてきた。「島田は、俺を殺す気だ!!」とおかしな事まで言い出す始末。「頭がおかしいと違うの?」と言いそうになるが、徹底して「そうですね」と答えてきた。他の事に頭を使いたいと思うが、いつも一緒にいるので振り回される。個展会場へ連れて行き、なんとか岐路に着いた頃やっと役目は終えたという感じである。

家に帰って一日目は、風邪を引きかけてたこともあり、食事もとらず延々寝た。そして、小康状態が続いたと思ったら、また寝込んでしまった。わたしは、4年程前、疲れ気って鬱病で入院してしまったことがある。今回も鬱っぽいというか、燃え尽きという感じでぐったりしてしまったのです。
そんな風に寝込んでいる時、ギャラリー枝香庵のご夫妻とお食事してお話の途中で、ご主人が「おまえは、そんな人じゃないよな」と奥様に優しくというか、愛情に満ちた一言がとても印象に残ったことを思いだしたのです。「いいなぁ」と思っていた。
ヒロクニさんの我儘に疲れて寝込んでいるせいもあるが、正直言って、自分がかわいそうになってきて、涙がポロポロ出てきてしまった。わたしが元気で気持ちを振り絞って明るく!と言い聞かせている時は良いが、疲れて寝込むと知らん振りされる。心も少々荒む。

「もう少し優しくされたい」と言ったら「出て行け」と言われて、「そうする」と言ったら、「僕が悪かったから出て行かないで」と下手に出る。「どこが悪いの?」と聞きただすと「・・・・・・」と無言。
「愚痴ばかり言うから嫌われてる」「わたしの愚痴をわたしと同じぐらい根気よく聞けるのか」「人にしているということは、自分も同じことをされてもいい」ということだと思うけど。愚痴は心の纏足と思わんのか?だんだん口調は、おっさんのようになって行き、見かけは奥ゆかしい奥様と思ってらしゃる方も多いとは思うけれど、だんだん「ザ・ヤクザ」になっていき「わかとんのか?」と迫力のない声で言うのでした。

生涯「この荷物重~いい。だれか手伝って」と口にしたことなく、
「やろうと思えばやれるのよ」と重い荷物を持つのを黙々としてしまうのかなぁ?

使命は、果たしたので「後は野となれ、山となれ」一息いれます。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

武内ヒロクニ展・ギャラリー枝香庵での会場風景。

2012-02-12 17:07:17 | Weblog

(左から)この作品は、新作で色鉛筆画ではないが、わたしは一番気に入っている。「星鉄道」という作品。板にアクリル絵具使用。ヒロクニさんは「板のまま会場に置く」と言っていたが、強引に額装した。
次は、仁丹堂のカレンダーの9月の絵に使われた原画。「虫と仲良し」という題である。
次は、リラという太巻きの色鉛筆があり、その色鉛筆で描かれた街の絵。「キミに逢いたくて」という題がつけられている。正方形というか、四角い顔のようなものは、自画像のような気もするが、街の一部になっている。
次は、古い作品で25年ぐらい前に描かれた作品。カステル社の色鉛筆で描かれているのが特徴で、幼少の戦争体験を独特の観念へ昇華させていったトーテミズム的な作品です。
ヒロクニさんは、自分の作品は「観念」であるとよく言う。


中央にある絵は、色鉛筆作品にしては大きな作品で「アジアホテル」という作品。このアジアホテルというのは、神戸に実際あった建物で何か不思議な雰囲気のホテルだったらしい。途中廃墟のような建物になり、阪神大震災後取り壊されてしまった。


こちらは、本「しあわせ食堂」の挿絵の為に描き下ろしたカット絵ですが、色鉛筆の黒色使用で版画のような感じにみえるモノクロの作品です。

会場では、色鉛筆画ばかりの作品の中で「何で描かれているんですか?」と言う方が多くて結構驚きました。何か他のもので描いているのだと思うようです。後、若い作家と思っている方も多い。現在、74歳で老体に鞭打って描いているとは、思わないようでした。ヒロクニ画伯が言うには「色鉛筆が、一番観念を組み立てやすい」「この切っ先から、観念になれるんだ」「それが、色鉛筆画だ」と言うことです。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ギャラリー枝香庵でのオープニングパーティ

2012-02-09 13:00:39 | Weblog

ギャラリー枝香庵でのオープニングパーティ

ギャラリー枝香庵というのは、とても不思議な空間で、銀座のど真ん中にテラスのある空間があるのです。そのテラスには大きなストーブ(天井から暖める変わったストーブがあって、冬なのにテラスで寛いでしまえるのです。私達は、東京では知り合いが少ないので、人は来るんだろうか?と少々心細かった。一昨年の「しあわせ食堂」原画展の時に来て下さった顔見知りの人が来られると嬉しかった。心配をよそに楽しい一時を過ごしたのです。


毎日新聞での「しあわせ食堂」の連載でお世話になった鈴木琢磨氏とヒロクニさん
鈴木氏のスピーチでは、「なんとかならんか!と思っているけど、森下仁丹の仕事なんかしてなんとかなってきたかと思ったら、それがなんともならんのやなぁ」と激励のような落胆のようなトーク。だけど、「うまいこと言うなぁ」と感心してしまった。


わたしは、ヒロクニさんの友人と。
(もちろん写りのいい写真よ)
そんなこんなで、冬のテラスでの出来事でした。

個展会場では、「しあわせ食堂」の原画展も良かったけれど、本来の絵の方が絶対いいと言われる方が多いです。
寒いですけれど、絵画好きな方は、足を運んで下さると嬉しいです。


■武内ヒロクニ展■
日時 2012年 2月7日(火)~2月14(火)日

時間 11:30~19:00(日曜、最終日は17:00まで)
場所 ギャラリー枝香庵(テラスのある不思議空間の会場)
   〒104-0061
   東京都中央区銀座3-3-12 銀座ビルディング8F
   ℡ 050-3452-8627
 

ギャラリー枝香庵のホームページ → http://echo-ann.jp/

武内ヒロクニの画集が挿入されているHPのページです。
よろしかったらのぞいてみて下さい。
(DEATH iS CANDY と書かれた白いページが画集です)
             ↓
http://www.hirokuni.com/mandara.html
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

武内ヒロクニ展明日。

2012-02-09 12:31:39 | Weblog

搬入、飾りつけを終えた後のヒロクニさん


上の写真に写っている作品
「ヘッドホーンのオトコ」という色鉛筆作品。

無事、東京に到着。
大阪から新幹線に乗った時は、やれやれとホッとした。
東京へ着いたのは午後8:00すぎ。朝から準備をしてこの時間に到着とは、ノロノロした台風のようだ。

ホテルに着くと、TVがあったので久しぶりのテレビ番組に興奮していた。ちょうど日曜美術館が見れた。ブリューゲルの絵を見て興奮していたのです。その後、ヒロクニさんは体操をして、なんやかやとたわいない話をして寝た。

そして、今日は搬入で飾り付けをすまして、明日に備えています。
ギャラリー枝香庵でオーナーの荒井よし枝さんと話をしながら楽しい搬入でした。ヒロクニさんは、よく喋っていたなぁ。
POP感あふれる色彩は、感無量です。色彩のシャワーとパワーを体験しに来て下さいませ。

■武内ヒロクニ展■
日時 2012年 2月7日(火)~2月14(火)日

時間 11:30~19:00(日曜、最終日は17:00まで)
場所 ギャラリー枝香庵(テラスのある不思議空間の会場)
   〒104-0061
   東京都中央区銀座3-3-12 銀座ビルディング8F
   ℡ 050-3452-8627
 

ギャラリー枝香庵のホームページ → http://echo-ann.jp/

武内ヒロクニの画集が挿入されているHPのページです。
よろしかったらのぞいてみて下さい。
(DEATH iS CANDY と書かれた白いページが画集です)
             ↓
http://www.hirokuni.com/mandara.html

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人は、何故生きているのか?(作品紹介79、80)

2012-02-03 20:26:09 | Weblog

タイトル 山と星の太陽 
素材 色鉛筆
サイズ パネル貼り B4
価格 40,000円


タイトル スターバックス コーヒー
素材 鉛筆6B
サイズ パネル貼り B4
価格 40,000円

ヒロクニさんの絵を見ていると、「これは何だろう?」「何故こういう絵を描くのか?」「この人の頭はどういう風になっているんだろう?」と何故?何?と思う。

東京での個展を前に、わたしは、なぜなぜ病にかかってしまった。子供の頃から変なことに何故と思う癖がある。小学校3年生の時、いつも川の横を登下校の時に歩いていた。その時、ふと「ここを昨日歩いていた。そして、今日も同じ道を歩いている。きっと明日もここを歩くだろう。わたしの運命は、明日、ここを歩くと決められているのだろうか?それが決められているとしたら、わたしは、未知の時間を進んでいるのではなく、すでに決められた運命なる道を歩いているのか?という事は、突然悪いことが起こったり、いいことが起こったりするのは、決められているのか?」と川の横を歩きながら毎日考えていた時がある。やや集団行動な苦手だったわたしは、いつも一人で妄想しながら帰宅していたのです。

今回のなぜなぜ病は、やはり運命論なのです。
ヒロクニさんの個展の手伝いをやってきて、いろいろな個展があったなぁと振り返ると同時に、ヒロクニさんに、この世で日が当たるのも当たらないのも、神様が考えているのだろう。「運命=そういう時」と思ったのでした。そんな事にも気がつかないでよけいな「執着心」を、もっていたかもしれない。そう考えて、その執着心を捨てるとする。そうすると清々しい新しい自分が出てきそうだが、まだはっきりしません。それまでの自分を変えるという事は、難しいようです。なかなか「捨てる」ということは難しい。
そんな事を考えていると「人はなぜ生まれ、生きて死んでいくのか?」と大きな疑問も出てきたりして、困ります。

ヒロクニさんに聞いて見ると、どういう答えが返ってくるのか面白そうです。


■武内ヒロクニ展■
日時 2012年 2月7日(火)~2月14(火)日

時間 11:30~19:00(日曜、最終日は17:00まで)
場所 ギャラリー枝香庵(テラスのある不思議空間の会場)
   〒104-0061
   東京都中央区銀座3-3-12 銀座ビルディング8F
   ℡ 050-3452-8627
 

ギャラリー枝香庵のホームページ → http://echo-ann.jp/

武内ヒロクニの画集が挿入されているHPのページです。
よろしかったらのぞいてみて下さい。
(DEATH iS CANDY と書かれた白いページが画集です)
             ↓
http://www.hirokuni.com/mandara.html






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする