武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

愛の股引!?

2013-01-31 23:08:05 | Weblog

これが、愛の股引姿のヒロクニさんです。
ヒロクニさんから「この股引が敗れたから、繕ってくれ!」と言われたので、一回目は布で、二回目は、イタリア毛糸で編んだモチーフで、繕いました。
「繕ってくれ!」と言われれば、「ハイ、愛の股引ネ!」と請負い、やたら「愛の股引」の工夫したことなどを強調し、テンションが高くなるのです。自分で「愛の~」と言う言葉にも、わたし自身も興奮するみたいです。

だから、「愛の靴下」「愛のトレーナー」と裁縫をするたびに「愛」が増える。
洗濯した「タダの繕った靴下」がを見るたびに、「愛」がつくから面白い。「繕いもの」は、ゲームのようなもので、あるもので色や形を創意工夫し繕う。それに「愛」くっつけると、本格的ゲームの始まりなのだ。

視覚型のヒロクニさんは、繕い物が出来ないので、裁縫そのものに感心もしているが、「ヒロクニさんは地味なものが嫌い」なので、ちょっとヒロクニさん好みにアレンジしている。「貼ってあります」と目立つ方が好きなのです。「女房が、繕いものをしてくれる」ということも凄く嬉しいみたい。

外国人のように「わたしは、あなたを愛してます」と言うことは、気恥ずかしいので、遊び心と混ぜ混ぜにして、「愛の~」で気持ちを表現するのです。

時々、「俺が、お前を好きだばかり言って、お前から一度も好きだと言われたことがない。離婚の話は何度も聞いたけど・・・。お前は、どう思ってるんだ?」と言われたことがありますが、絶対恥ずかしいわたしは、本人を前にして、そんなこと言えないのです。

わたしは、「あなた~の為に、エンヤコラ!」とかヒロクニさんに聞こえるように掛け声は、よくいってると、気持ちに負担になるのか、ヒロクニさんは「自分の為だろ?」と言います。


今日は暖かい日でした。冬の中休みのような天気でした。
サクラ草の種類が好きで、耐寒性マラコイデスとプリムラの変わった色のものを10月ぐらいに育て始めたものに、やっと花が咲き始めました。
ストラップにしようと、小さなクマの編みぐるみも一緒に。
赤い方は、わたしののラッキーナンバーらしい「9」をつけました。
創意工夫の1つです。口の部分も赤くして、数字だけ白にした方が良かったかな?などと色々考えます。



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冬の制作の姿・作品紹介105(鉛筆・色鉛筆作品)

2013-01-25 15:15:45 | Weblog

一杯の珈琲

一杯の珈琲の幻想。
いつも「俺は、シュールレアリストなんだ」と武内は言う。街を歩きながら珈琲屋で一休み。珈琲を飲みながら、夢想と幻想が繰り広げられる。中南米文学についても、家でよく話すが、「ボルヘス」「ガルシア・マルケス」が一番気にかかる作家。

わたしは、「ボルヘス」は読んだことはないが、「ガルシア・マルケス」は3冊ほど読み、その幻想的な物語に舌をまいた。特に、「百年の孤独」は圧巻だった。入り口に入ると、すぐ物語の世界へどっぷりとつかり、面白すぎて、一気の読んでしまった記憶がある。メキシコには、摩訶不思議な出来事が起こる風土があると書いてあった文章を何処かで読みましたが、メキシコ文学には、そんな匂いが漂っていました。
メキシコの画家、シケイロスやディエゴ、フリーダ・カーロの絵を見ると雰囲気はつかみやすいと思う。

そんな幻想的な世界を思い出させてくれる作品です。
珈琲のまわりのは、摩訶不思議な生き物、不思議な形が取り巻き、生命の踊りでも踊っているのかしら?
と、思う次第です。
6Bの鉛筆と、乱暴に塗られた色鉛筆の色もいいなぁと思いました。


冬の武内ヒロクニ。冬眠して、一歩も外へは出ませんが、篭って制作に励んでいます。
今日は寒い日ですが、日差しがあって、気持ちのいい1日。

制作している姿は、時々写真にとりますが、いつも同じようにしか写りません。
フォームが完成しているというか・・・・。

どんなことがあっても、変わらないのがこの姿。
もう、22年以上この姿を見つづけています。

こんな事を書いていたら、肩でも揉んであげたくなりました。
結構、首と腰が凝るらしい。老眼も凄く進んでいるせいか、目が疲れるようで、目をよく押さえますが、「ギュルルゥ」と音が3度ぐらい聞こえるので、いつもビックリします。ヒエッって具合に・・・・。



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春を待つ 作品紹介104・色鉛筆

2013-01-19 15:19:51 | Weblog

ヒロクニさんのアトリエから・・

アトリエにお邪魔して(歩いて5歩でいける)ちょっと作品を見にいった。いろいろ描き溜めてあるファイルから、一枚拝借したものです。伸びゆく形は、植物が成長していく様子にも感じとられて、美しい。わたしが、ガーデニングにはまっている影響が出たのか?冬でもアトリエから色彩を感じられるようにパンジーやストック、ガーデンシクラメン、プリムラなどを植えてあります。「冬でも、寂しくない」とヒロクニさんに好評です。

ヒロクニさんは、本当に、冬は冬眠。
よっぽどの用事でない限り、外に1歩も出ようとしない。わたしは、使い走りに何度も外へ行かされている状態。煙草とかやたら買いに行かされてます。
しかし、基本的に家の中でする仕事なので、冬は制作三昧の冬なのです。

昨年は、2月にギャラリー枝香庵で東京の個展があり、兎に角、会場へ行かす為、いやがる武内をビシビシ鞭打って、行ってもらわなばなかった。ほんと、首に縄つけても行ってもらわなばという状態で、我侭にしびれを切らした程大変だった。しかし、今年は打って変わって「ハイ」「ハイ」と何でも「ハイ」と聞いています。

作品数のことをいつも武内は気にしていて、枚数を上げようと、いつも「数が必要だ」と言うのを、わたしは押しとどめて、「少しはゆっくりして、作品の質のことを考えた方がいいと思うけど・・・」と促すのです。色鉛筆の作品は、鉛筆の先で画面を何度も抑えていかねばならず、筆で平塗りなどということは、全く出来ないので、時間がかかる。だから、いつも急いでいるようなのです。時には食事も制作が終わってすぐだと、頭が食事を受付ないようで、少量食べてから、残しておいて、夜寝る前に食べることも多い。

ヒロクニ先生って、普段朝から晩まで制作で、その間に煙草と珈琲を多量に飲み、夜は読書。後は、話。その話は、わたしがほとんど聞くのですが・・・・。やはり、絵の話。もう、絵画しかないのです。

「オレは、シュールレアリストなんだ」「アンドレ・ブルトンは素晴らしい」そして「オレの描く絵は、すべてラブ・バラード」なんだと言います。

わたしは、新しい絵画がゆっくりすることで、生まれるのではないか?という思いで、休息を勧めています。
75歳のヒロクニさんは、精神は少年みたいで、朝はガツンとロックミュージックで始まります。

寒風摩擦や、ひざの屈伸も毎日の日課です。







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武士のメシ 我が家の食卓

2013-01-13 16:30:39 | Weblog
武士のメシ
永山 久夫
宝島社


図書館へ行った。食生活は重要だと思っている。そして、何となく借りた本。
まず、ぺらぺらと本をめくり、興味が出たのです。


現在は、フレンチやイタリアン、インド料理、韓国料理、と様々な国の料理を愉しむようになった時代の中で、武士道精神にのっとった、武士の食事も大いに楽しんでみるのも悪くない。とても、新鮮に感じました。この膳は、天下人・秀吉を武で支えた加藤清正の日常の食事らしい。黒米(玄米)と尾張に古く伝わる「豆味噌」をこよなく愛したそうです。

節約と健康には、大いに興味が湧く。
次の写真は、徳川将軍家を三代にわたって支え続けた「天海」の日常食だそうです。

なんと、108歳まで生きたそう。
ある時、家康が「長生きの秘訣」を尋ねたところ、
「長寿は、粗食、正直、日湯、だらり、ときおり下風あそばされかし」と言ったそうです。
この本によると「正直」は嘘をつかないこと。
「日湯」は毎日の入浴。
「だらり」は男性の睾丸のことで、睾丸が縮みあがるような緊張やストレスは、避けのんびり暮らせということ。
「下風」とはおならのことで、おならを我慢せず、ときには思いっきり放屁するのもよいといっている。
そして欠かせないのが、「粗食」。粗食といっても「粗末な食事」ではなく、新鮮で質のよい材料を選び、あまり濃厚な味付けしていない料理をさし、「粗食」ではなく「素食」だそうです。

ヒロクニさんを絵を描く武士だとすると・・・・・。妄想は膨らみ、頭のよく回転するような、成分は?気持ちが前向きなる食物は?とまたまた実験をしてみたい。この本には、それらのことが書かれています。武士達は、食事をとても大切にしていたことなどに、ちゃんと理由があり興味深い内容です。


この本を読んでから、半額で購入した1パック100円のいわしをつみれにして、(八丁味噌、塩少々、卵少量、ねぎ、日本酒、にんじんの千切り、たけのこを刻んだものを、すり鉢でつぶして混ぜたもの)をフライして、さつまあげのようなものを作りました。

こいもは薄味で煮たものに、ゆずのすりおろしと海苔をあぶって、手で握りつぶしたものをまぶしています。

味噌汁は、あまった卵とアオサです。

残りものの、エビフライが雰囲気を壊しています。

大根おろし。

菊菜のおひたし。ヒロクニさんの好物です。

掃除は全然がんばれないのですが、料理は比較的好きなのかもしれません。
まあ、影ながら「武内ヒロクニ、がんばれ!!」と思って料理しています。

ヒロクニさんは、よく梅干をご飯にすりつけて食べています。健康的なんですネ。
朝は、白粥に梅干を入れてよく食しています。そのせいか、75歳にもなるのに、血液検査の結果、まったく問題ありません。何で、癌になったのか?きっと、半端な量じゃない煙草と珈琲の飲みすぎだと思うけれど、現在も生活習慣を変えようとはしません。懲りない人です。



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文・武内ヒロクニ(作品紹介メモ・103)

2013-01-08 21:13:31 | Weblog

1987年のメモ
大量のメモの大きいサイズの1枚から

以下文・武内ヒロクニ

「太陽の季節」神戸の葺合高時代から、遠くへ来たものだ。

夏の暑い日、校舎の陽すみで、才前もチン○○で障子を破れ!

オレは、もう破ったけど・・・・やってみろ!と云う調子で。

今もそうだけど、全てノーテンキ・ジジイになっても変わりなし。

心配しても、どうにもならず、処世訓として、ノーテンキを粧い、カムフラージュをしながら、小使い銭を母からもらっては、街を縦、横、斜めに走りまくった。

走りながら、過ぎ去る。春日野道。そごうの前から、三宮の路次、路次。BAR、キャバレーの街、つばきの上、うんこに(当時路上にはよくあった)足をとられ、組の事務所ウラ、酒臭い街を走った。

最大の思春期は、肉体が先行して、みんなが腕力を競った。ナイフ、銃のくさぐさは、新聞、雑誌にあって異様なコーフンの毎日―ヒトのやらない、給料のことなど、これっぽっちもなしに、オレは、芸術を脳裡に置き、カッコ悪い少年をかなり長くアソビ暮らした。






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2013年・我が家の年越し(食道楽編)

2013-01-05 18:32:17 | Weblog

晦日の日、買い物を終え、冷蔵庫をパンパンにして、師走ムード。
今年は、ミニおせちも作らず、早期割引を利用して「北海道の蟹」を購入しました。

写真は、蟹の蒸し鍋です。
野菜を順番に入れて(白菜、白ねぎ、にんじん、しいたけ、えのき、蒸している途中で、水菜)昆布だしを1カップ程入れて、野菜がしなっとなったら、蟹を上に乗せて、少し蒸して出来上がりです。

蟹、蟹、と旅行会社のパンフレット等で、蟹の料理がドドーンと紹介している写真をよく目にする。「何それ?」と「そんなにしてまで食べたいものかなぁ?」と思っていた人間が、何の気まぐれか、自分で買って一度食べてみようと思ったのだ。だから、少々興奮して、宝物みたいに蟹を見ていた。

そして、ヒロクニさんに「こんな光景は、正月しかない」と何度も言って、「そうだね」と言わす。なんとなく盛り上げたいわたしは、「我が家が特別になった気持ち」を演出するのに、口やかましい。TVも見ないし、(実はTVは、見れない・・・見ようと思えばアンテナを立てないといけない地域らしく、地デジ化するしかないのだが、毎月の支払いの事を考えると節約として見ない道を選んだのです)雑音といえば、わたしの「晴れの気持ち」だけなので、わたしの口は、食べたりしゃべったりで忙しい。いい正月を演出しているつもりなのだが、うるさいだけかも・・・・。「蟹ごときで、ビビッてはいけない!なあ、ヒロクニさん」と良人の背中を叩いたりして、どっちが「おっさんか?」という状態。焼酎片手に、元気なわたしでした。


除夜の鐘がなる頃、年越しそばを作ります。
だしは鰹節の入れすぎか?という位濃いだしを取って、塩ひかえめなだしで、そばを頂きます。
実家でにしんを貰ったので、「にしんそば」になりました。たっぷりなねぎで熱々を・・・。
それが終わると「新年の挨拶」をします。「今年もよろしくお願いします」「今年は、芸術家として新たな出発となりますよう、ヒロクニさん」と言った。ヒロクニさんは、照れているのか、目を大きくして、舌を出したり、引っ込めたりふざける。その姿を見ていると、「ピシッとせんかい!!」と心の中で思ったけど、「照れてるのかもしらんけど、照れているばかりでは、ダメよ!!」と言っといた。お前は、猫か・・・。ちょとねぇ~。


正月の朝は、えびと蟹の雑煮。ヒロクニさんが歯が悪いから、おもちがトロ~とするまで、柔らかく煮ています。
ヒロクニさん2個。わたし3個。これ餅の数。


正月途中、甘いものが食べたいというので、ドーナツを作りました。
初めて作ったのですが、家で作ると安上がりなので「これっていいかも?」と思いましたヮ。
売っているスーパーのドーナツの材料を見ると、凄く沢山の添加物が入っているのですね。知っていて買いますが、意外とドーナツって簡単に作れるのですよ。ちょっと我が家のドーナツは固めなのですが、食べるとポロポロしていて、美味しい。これから、ドーナツは我が家で作ろうかなぁと思いました。なんでもチャレンジしてみるものですね。売っているドーナツは、遺伝子組み換えのとうもろこしや大豆で出来ている「高加糖ぶどう液」がドバッと入っているから気にしていました。

料理三昧な正月でしたが、我が家は、「お金をかけることが、ストレス」なので、手間をおしまないようにしています。
口も便利ですね。人間は、言葉を話す動物だということを、最大限に生かした正月でした。

しかし、ヒロクニさんは正月も制作で、絵から離れられないようです。
制作をしない日はない。長距離ランナーのような感じがします。芸術家には、短距離ランナーで花を咲かせる人もいるが、ヒロクニさんは長距離ランナーでゴールはまだまだなようです。




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