武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

ソース焼きそばの巻

2008-11-27 18:38:39 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版)2006年7月4日(火)掲載のえ

このソース焼きそばの絵に、人が2人いるの発見!!探してみて下さい。

落語家の三遊亭金馬は、焼きそば愛好家っていう会の会長をしているそうです。会員は私1人という極秘の会。ソース焼きそばは、縁日や、屋台からソースの焦げたにおいがすれば、すーっとひきこまれるが、食べてみると納得したことがないそう。金馬流のソース焼きそばのポイントは、天かすにあり。スーパーで売っているような天かすのための天かすはダメで、かき揚げの副産物の魚や野菜、エビのエキスを吸った天かすを鉄板にしきつめて、キャベツをのせて、蒸しそばをおくのが金馬流。語り口が、落語のようで抑揚をつけて語られています。

焼きそばとしか聞いてなかったので、普通の焼きそばを作りました。いつもは、豚ばら肉と天かす、キャベツで作りますが、気合いを入れてピーマン、にんじんまで入れて作りました。いつも、キャベツなんか包丁で切らず手でむしっていたけれど、この度は、ちゃんと包丁を使いました。描きやすいように。新聞が送られてきたのを読むと、わたしは、変な気合をいれたせいか具の多い、金馬さんのいう焼きそばと正反対の方向へ向かって作っていたようだ。ヒロク二センセイは、連載のまだ始めのころで「焼きそばを描く」ということに脳をノックアウトされてたらしくキャベツ、豚肉、ピーマン、にんじんをまったく描いていなかった。わたしの勝手な努力や気合が、無視されたのがよい方に転んだ。ギャンブルで気持ちよく負けたというところかな?いつも自分が正しいと思い勝ちなわたしをギャフンと言わせた「ソース焼きそば」でした。


いつものせない、紅しょうがの刻みも飾った。麺の様子を観察しているヒロク二さん。いつも上半身裸で困った人だ。
焼きそばはとても美味しそうでしょ。醤油と粉かつおのかくし味で、関西風。


何故か、描く前に必ず食べる。ソース焼きそばは、全部食べてしまい、もう一度見るための焼きそばを作りました。アトリエではソース焼きそばのにおいがしてなんだか変な感じ。色鉛筆や、油絵のオイル、その他の画材のにおいがしている部屋が、今度は、絵を描きあがる頃には、ヒロク二センセイの体臭でいっぱいになるのです。絵が仕上がった時は、汗を掻いていて運動でもしていたのかと思うくらい。実はこの匂いをわたしも、キタハマ猫も結構好き。猫ちゃんが好きなのどうしてわかったのかと疑問に思われる方の為に説明を。ヒロク二センセイの脱ぎっぱなしのTシャツがあると、必ずシャツの上でくんくんしていて、頭をそのシャツにすりすりする。そのシャツから離れない。シャツをなめだす。とにかく長時間シャツから離れないのです。わたしのTシャツには全くしない。体臭のことを本人は気にしていて香水をつけたりして気を使っているのだけどね。普段用とお出かけ用があるみたいです。

コメント
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