武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

卵焼きの巻

2009-07-30 14:10:49 | Weblog
毎日新聞夕刊 2006年4月18(火)掲載


元横綱大鵬 納谷幸喜さんが、戦後も今も、卵焼きは料理の横綱と語ります。「今は豊かな時代になって、食べ物があふれ、なんでもかんでもすぐ捨てる!賞味期限が切れたくらいで。若い衆に怒るよ。バカヤロー、オレが食うから持ってこい!見本を示してやる。」と言うくだりは、明快だ。我家も賞味期限が切れたって味見してOKだったら食べる。その反対の近頃の、賞味期限改ざんは貧乏くさく、心意気がないよね。

大きな卵焼きを焼きました。卵は7個使って。
白いお皿にのせてアトリエに運びました。
3時間ぐらいジーと見ていたかと思うと、グォーといびきをかきながら寝ていること30分。急に起き上がったかと思うと、モーレツな勢いで描き始める。
そう「卵焼きになってる」のです。
その姿は、忘れられないな。素晴らしい姿でした。

卵焼きと他人の芝生
卵焼きというのは、家庭によって味が違う。甘い卵焼きを初めて食べたときは、カルチャーショックだった。世の中の卵焼きは、すべて出汁巻きだと、子供の頃は思っていたから。そうすると、今度は、いろんな所で甘い卵焼きに遭遇する機会が増えた。もちろん塩味の聞いた卵焼きにも。家の中での世界から、外へ出て少しづついろんな家庭があることを知る。自分の家の常識とお友達の家の常識が違うというのも驚きだ。子供の頃、いろいろな人がいるのに何故、わたしはここの家に生まれたのだろう?と小学生の頃に疑問に思った。「他人の芝は青く見える」という所なのだろう。しかし、大人になっても「他人の芝は青く見える」ということがあり、そう思う自分から抜け出すのに時間がかかった。今は、自分で気分によって甘くも、塩味の卵焼きも自在に作れるし、他人の芝も青く見えないのでとてもいい。心の殻は、自分では気がつき難く、また殻を破るのは簡単なことなのに難しい。だけど、そんなことがあるから生きていて面白いのかもしれない。


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メンチカツの巻

2009-07-28 22:31:13 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版)2007年8月28日(火)掲載のえ

メンチカツは、散歩しています。どこへ?

歌手の五月みどりさんは、実家がお肉屋さんでメンチカツで育ったと言います。朝は毎日、前の日に売れ残ったメンチカツとコロッケを食べて学校へ行っていたと。その店は、東京都江戸川区にあり、周りは工場とか学校で若い人がいっぱいいた。看板娘で、店番をしてると、ずらっと行列ができたといいます。それだけではなく、何回も店の前を通る人がいたと語ります。

看板娘はすぐ分かる。
なんといっても、看板娘はかわいく明るい。そんな姿は、女性が見ても気持ちを明るくしてくれる。明石の魚の棚(蛸で有名)での買い物をしていると「かまぼこ美人」とわたしが名づけた、優しい笑顔の店員さんがいた。天ぷら(はも天とか魚のすり身のもの)を買う時は、わざとその彼女に天ぷらを包んで貰おうと、たくさんの店員さんをすり抜けて買ったものだ。可愛い笑顔とその雰囲気に、お近づきになりたいという心理で。
そうして、ヒロク二さんと夕方の散歩へ出かけ、海を見ながらビールを片手に、その天ぷらを食べた。その頃から、ヒロク二さんのわけの分からない話や絵の話を聞くようになっていた。ヒロク二さんの顔の表情や、雰囲気を見ながら、はっきり分かることと分からない事はそのままにして聞く。大体絵の話がほとんどだったと思う。その話に疲れたら、「かまぼこ美人」さんを思い出し、あの可愛く優しい笑顔とふんわりとした雰囲気を思い浮かべたりしていた。そうすると、リフレッシュするのです。最近、笑顔っていいなと思います。こう書いていたら、本当にアリアリと思い出してしまった。笑顔に感謝です!

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タコのバター焼きの巻

2009-07-26 11:52:38 | Weblog
さかなクンの「タコのバター焼き」を描くことに。
テレビをあまり見ないので、さかなクンをまったく知りませんでした。ネットで検索すると、なかなか面白い人物。楽しくなりましたネ。
さかな一筋のところに好感を持ちました。


このタコをじーと見つめる事2時間。

毎日新聞夕刊 2008年9月9日(火)掲載

こんな絵が出来上がりました。

後でタコはバター焼きにして食べました。酒の肴にいいですね。

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みかんの巻

2009-07-24 14:36:49 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版)2007年10月30日(火)掲載のえ


作家で詩人の三木卓さんは、東京生まれだけれど物心着いたのは、中国の満州。満州といえばみかんよりりんごで、みかんや干し柿は、内地(日本)から送ってきていた。日本への引き揚げ船に乗って、博多に着いて船から陸へタラップがかかって、ゆらゆらしている中、降りていくと陸に青いみかんの皮だけが落ちていた。でも大声で「あれ、みかんだよ。みかんだよ」って叫んだというのを鮮明に覚えていると語ります。それは、1946年10月18日のことでした。

みかんの皮?
ヒロク二さんが電話を取った。そして、「今回は何?」と聞いた。すると「みかんの皮だ」という返事。「みかんの皮?みかんじゃなくて、みかんの皮?」と。わたし達夫婦は、素直にみかんを買ってきて、みかんをの皮を剥き、その皮を地面の上に撒いたりして見ていた。やってみると、結構不思議な行為で不思議な気持ちになる。こうやっているうちに、2人とも意見が合わない時がよくあるのに、すっかり「みかん」ではなく「みかんの皮」と思い込んでるから始末が悪い。そうして出来上がった「みかんの皮」の絵です。新聞が、我が家に届いた時に「みかん!みかんになっているよ」と2人でぎょっとしたのです。

1937年生まれのヒロク二さんは、みかんの皮がばらまかれているそんな光景を知っているらしく、その時の記憶を語ってくれました。その頃は、アスファルトもなく、土の地面で、時には泥るみになっているそうです。
みかんと云えば、冬。こたつの上にみかんのかご。子供の頃は、こたつにはいって兄弟姉妹で「今日何個食べた」と競い合った。そんな事が自慢になっていたのが懐かしい。
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カレーパンの巻

2009-07-23 09:57:04 | Weblog
毎日新聞夕刊 2007年2月27日(火)掲載のえ

飛ぶカレーパン?何だか熱いゾ。

俳優の石坂浩二さんが、カレーパンにはビール。そしてうとうと昼ね。休日の幸せと、カレーパンのルーツを探ります。又、カレーパンは楕円形。どこから食べたらいいのかを示しているとの事。確かに真横からは食べないなと納得させてくれます。

カレーパンをたくさん買いました。絵を描く前に、たくさん味見。カレーパンはたくさん食べるものではない。無性に食べたくなった時に食べるのが一番とつくづく思いました。その中でお気に入りの味は、神戸のイスズベーカリーのカレーパン。カレーの味と衣のサックリ感が、身体にマッチしました。神戸には、その他、おいしいパン屋さんがたくさんあります。ポウルボキューズ、ドンク、ビゴのパン、コム・シノワ、フロインドリーフetc・・・。神戸は浜風がフワッと吹きその空気がとても好き。ジャズがとても街に合う。

カレーパンと似ているが、ちょっと違う「アンフライ」の話。
主人(武内ヒロク二)と出会ったのは、神戸のある画廊。本人より、個展の作品に感激して興奮した事を覚えている。それからは、アタック、アタックの人で、人の気持ち無視の人。年齢差もあるし、なんたって人の気持ち無視の人ですから、考えます。いつも珈琲とタバコ。そして色鉛筆の匂い。情熱的で、聞いていて恥ずかしくなるような気障なセリフ。それが急に「アンフライ。」が好きらしく、目の前でアンフライを買う姿を見せるんだよね。私はアンフライを究極のダサい食べ物と思っていたから、「こんなもの食べるのォ。」と驚いたが、緊張ぎみだった気持ちが緩んだようで、ロマンチストの彼に導かれるように恋におちたのでした。アンフライに感謝かしらん。


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塩ジャケの巻

2009-07-22 14:38:40 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版)2007年11月6日(火)

塩ジャケといえば、朝ごはんですよね!
熱々の白いごはんと塩ジャケは黄金のコンビです。

女優の藤田弓子さんのお母様は、いい加減なご飯は絶対作らない人で、「食欲は知識欲に通ず」という言葉が大好きで、食事も行事もとても大事にした人。朝ごはんには、焼きたての塩ジャケ、納豆、漬物、つくだ煮。焼きたてのシャケのカリッと焼けた皮も香ばしくて美味しかったと。朝と夕食は必ず一緒に食べ、いろんなことを話したと語ります。

ヒロク二さんの食事の注文に、塩辛い魚というのがある。そういう時は、塩さばや、塩ジャケ、イワシの塩焼き、アジの塩焼きを思い浮かべる。素直なわたしは、魚に塩を擦り込み焼き上がった時に塩がしっかり浮くように焼くのです。塩ジャケも健康に悪いと思いながら、さらに塩をまぶす。
そうやって塩ジャケに塩をまぶしていると、父から聞いた母の作ったお弁当の話がよみがえってきた。父曰く、新婚の頃「どんなお弁当なのかな?」と楽しみに弁当を開けてみると、そこには、白いご飯がぎゅうぎゅう詰めにされていて、塩ジャケが1切れごはんの上にのっていたのですって。「なんだこれは!!」と思ったけれど、気を取り直してシャケをかじると「ジャリッ」と音がしてぶったまげたそうです。その音は、塩の音なのです。会うと何度もその話をするから、余ほどキョーレツな思い出のよう。しかし、母のお弁当に子供の頃から苦しんだ人は、家族全員なので、父もそうだったのねと仲間が増えたような気持ちになって、父にも親近感が増すのです。兄弟姉妹が集まれば、その恐怖体験を今でも語り合う。
塩ジャケに塩をまぶす時、複雑な気持ち。


ヒロク二さんは、塩ジャケを半分残します。残りは、フレークにしてお茶漬けか、鮭のおにぎりを作って食べます。

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そうめんの巻

2009-07-20 15:00:57 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版)2008年6月24日(火)掲載のえ

今の季節は、やっぱりそうめんですね。

女優で、エッセイストの松居一代さんが、好きな食べ物を聞かれて真っ先に思い浮かぶのは、母方のおばあちゃんが夏になると必ず作ってくれたそうめん。珈琲のように濃い色をしたつゆの味が絶妙でとりこになったと。カルシウムがたっぷりでこくがあるそのつゆを、試行錯誤で再現しようとしているが、いまだに同じ味ができないと語ります。

松居一代さんは、しあわせの極意を究めていらしゃる方だなとテレビで姿を拝見するといつも思う。女性の中では、男性によって幸せにしてもらうと考える人がいるけれど、自分自身で幸せを築くのが女性らしい生き方ではないかなと思うようになった。松居一代さんは、「しあわせのコナ」を蒔く天才だなといつも思っています。掃除が苦手なわたしも、彼女のおかげでトイレ掃除の時、素手でトイレの水の中に手を入れて洗えるようになった。ゴム手袋なしで洗うようになり、意識の変革をしたと思っている。清々しい気持ちになれるトイレ掃除です。

我が家も「そうめんつゆ」試行錯誤。
そうめんのつゆの材料は、我が家では干し海老と鰹だし、昆布で作ります。今回は、煮干をたくさん使い、干し海老は無し。後、醤油を多めにいれました。煮干のだしもなかなか良かった。我が家では、そうめんに入れる薬味をたっぷり添えます。食べる度に、ネギ、ショウガ、ミョウガを切ります。それだけを心がけている。これから、そうめんの日々が始まり、お盆の頃にヒロク二さんは音を上げる。「そうめんばかりでは、気分が萎える」とか「そうめんだとエネルギッシュなれない」とかいいます。
そんな時、「焼きそうめん」と云う、そうめんの茹でたものを、バターと少量の油で炒め、塩、胡椒、最後に醤油で風味をつけたものに、錦糸卵とキュウリの細切り、ハムの細切り、と海苔をトッピングした「焼きそうめん」を作ります。見た目は、冷やし中華に似ています。
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作品紹介28の続き

2009-07-17 17:38:20 | Weblog

作品紹介28で紹介した作品の続きです。
ヒロク二さん曰く、「7割5部の仕上がりだ」そうです。
この作品を見て、わたし曰く、「これから異才ではなくて、天才と呼ぼうか?」。ヒロク二さんは、ちょこっと照れ笑いしてまんざらでもなさそうだ。この3年は「しあわせ食堂」での食べ物の絵に格闘することに忙しかった。自分のスタイルの絵を思いっきり描こうという意気込みが感じられる。


部分。画面の中に風が吹いているように感じる。やはり、街の風なのか?
いつも同じことを思うのだけれど、下書きもせずどうして画面を埋めていくことができるのか、凄~く不思議。この度は、いきなりボールペンだ。こんな絵を見ると、夫を尊敬してしまう。ヒロク二さんにお使えして良かったかもしれないと思ったりする。
しかし、わたしにも偉いところがあり、ヒロク二さんをいつもマサージしてあげている。そしていつも「疲れはこまめに取らないとね」と念仏のように云い、相手が寝ていることをいいことに、ヒロク二さんにくだらないわたしの日々の疑問をず~と聞かすのである。時々「さほり、その話はもうやめて」と言う。女のくだらない話は、ヒロク二さんにしたら疲れるみたいですが、普段の時間に言ったら、一喝されてしまうから、マッサージの時間に言うことにしている。まあ、兎に角話を聞いて欲しいのです。他の人には言えない恥ずかしい疑問を聞いて欲しいのです。

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ところてんの巻

2009-07-13 13:02:20 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版)2008年1月15日(火)掲載のえ

このところてんは、量り売り?並んで待っている子供たち11人

作詞家の阿木耀子さんは、子供の頃は駄菓子屋でいつもところてんを食べていたと。専用の器具でキュッと押すと出ててくるのが楽しくて・・・。夏の夜店では、お皿に盛られたところてんを食べた。涼やかな感じと、浴衣と金魚すくい。ところてんは夏の幼い日の幸せの象徴と語ります。

とうとう来た「ところてん」
この連載が始まった頃、気功の仲間と話をしていたら「ところてんとかは、どんな風に描いたらいいのだろうね」と言われて想像してみたことがある。難しいだろうな?と帰り道の電車で思っていた。描く前に「絵の題材」の連絡を受けるのだけれど締め切りの一週間前ぐらいに決まることが多くて、連絡を受けると、ヒロク二さんもわたしも「しあわせ食堂」モードに入るのである。この度は、「とうとう来たね!ところてん」で始まった。スーパーでところてんを購入してみたが今ひとつ。色がねずみ色に感じるのが良くない。それに、ところてんを突くというのも体験したことがない。と、いうことで香川県にある清水屋という創業40年?の店のところてん、突き棒付のセットを購入した。スーパーのところてんとは随分違う。薄っすらとみどり色が感じられて品が良い色をしていた。お値段はお高い。
けれど、そのうっすらとした緑は海草の色で、ヒロク二さんもイメージが湧き、闘志を燃やして絵を描いた。味も上品で風味があって涼やかでした。食べきれないほど購入しなければならなかったので、いつも協力してくださっている、近所の方々にくばりました。

サホリさんのスーパーでのいつもの行為
買い物する時、いつも手にとって高いものの場合、心の中で「お高いわ」と呟いて肩をすくめてもとの位置にもどす。また、生鮮食品の魚を押えている子供を見つけるとすぐ寄っていって「ぼ~くぅ~・お・し・た・ら、あか~んよぉ~~」と低い声で注意するのを趣味にしている。子供は、即「ママ~助けて」という顔して吹っ飛んでいく。おびえる表情がたまらない。ヒロク二さんに言ったら「父兄は怖いからやめなさい」と。だけど、魚の身とかを平気で指で押さえつけていたりするのを注意するのは当たり前ではないかと思うのです。

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作品紹介28

2009-07-12 00:08:59 | Weblog

この作品は、2009年作「我が王国の住人達」という色鉛筆作品
ヒロク二さんは、下書きというものを全くしない。真っ白な紙に急に描いていく。
エスキースというものが大嫌いだ。「トレーシングペーパーを使って、色違いなんかもいいのでは?」というと「それは駄目」と軽蔑のまなざしで見られた。ヒロク二さんにとっては、そういうことは堕落以外のなにものでもないらしい。描いていく時のスリリングな気持ちや緊張感やその他諸々を引きずりながら描かないとダメということです。
フランシス・ベーコンという画家もエスキースはとらない画家で有名です。展覧会に行った時知りました。


今、描き進めている作品の途中経過。
ボールペンで画面に直接描いている。真っ白な紙に直接描くので最後まで仕上がるかどうか今のところ分からない。途中で破り捨てることになるのか、仕上げまでいくか、いつも賭けだ。


部分をアップで。これからどうなっていくか楽しみです。
無事、仕上がれば作品紹介で紹介します。いつも思うのは、ヒロク二さんの頭の中はどうなっているのだろうという素朴な疑問。ヒロク二さんは、感覚的な人で軽薄な人にも思えるのだけれど、実は凄く勉強好きで堅苦しいほど真面目な所が同居している。それでいて中間というものがないのである。


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