武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

元素智恵子(高村光太郎・智恵子抄より)

2009-06-30 16:40:06 | Weblog

白い夾竹桃の花が積もった、外の仕事台。

元素智恵子(高村光太郎・智恵子抄より)

智恵子はすでに元素にかへった。
わたくしは心霊独存の理を信じない。
智恵子はしかも実存する。
智恵子はわたくしの肉に居る。
智恵子はわたくしに密着し、
わたくしの細胞に燐火をもやし、
わたくしと戯れ、
わたくしをたたき、

わたくしを老いぼれの餌食にさせない。
精神とは肉体の別の名だ。
わたくしの肉に居る智恵子は、
そのままわたくしの精神の極化。
智恵子はこよなき審判者であり、

うちに智恵子の眠る時わたくしは過ち、
耳に智恵子の声をきく時わたくしは正しい。
智恵子はただとしてとびはね、
わたくしの全存在をかけめくる。
元素智恵子は今でもなほ
わたくしの肉に居てわたくしに笑う。


心の中で、智恵子抄の中の詩の一節「智恵子は元素にかへった」という言葉が身に沁みる。ヒロク二さん共々、お世話になった女性が亡くなった。立場も人格もわたしとはずいぶん違う方で素敵な人だ。時々アイコンタクトを交わして交友した。そんな彼女は、元素にかへってしまったのだという思うと寂しい。うまく気持ちを表現できないので、高村光太郎の詩にたくして「鎮魂歌」として捧げたいと思いました。わたしは、仏教でいう輪廻転生や、死後の世界はあると思う派なので、光に包まれていらしゃると思っています。

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トウモロコシの巻

2009-06-28 15:23:59 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版)2007年8月14日掲載のえ

夏の暑い日に見つけた、トウモロコシ。
(新聞の折り目がどうしても写ってしまいすいません)

俳優でエッセイストの児玉清さんは、集団学童疎開世代と云います。しかし食糧事情は、戦中より、戦後の方がきつかったと。食料難の東京を抜け出して、栃木の田舎にある親類にやっかいになったときに、楽しみになったのがトウモロコシ。甘くもなく、白っぽい粒に紫色もまだらに交じり、粒もそろっていない、餅トウモロコシは、茹でたり、焼いたりしていて、モチモチした食感がたまらなく、そんな素朴なトウモロコシの味を愛したと語ります。

トウモロコシを探して。
トウモロコシを買ってきて、ヒロク二さんに見せると「こーいうトウモロコシじゃないんだ」と云われる。「もっと実も小さくて、色も同じじゃないんだ」と。そう言われると、買ってきたトウモロコシは矯正された歯がずらりと並んでいるような気がして気持ち悪くなった。買うのは諦め、自転車を跳ばして近所にある畑をまわり、出来の悪いトウモロコシを探しだそうと思ったのです。夕方になって家に帰りつくと、ヒロク二さんが隣の畑でトウモロコシを分けてもらっている。灯台もと暗しとはこの事かと、自分の間抜けさに唖然としたが、自転車に乗って、あっちの畑、こっちの畑へ行くのは楽しかった。すべてよしとするかぁと呟いたのでした。


自転車で風を切って、あっちこっち。畑を目指していたせいか、時々抜けてくる風は清々しく、風ってなんて素敵なものなんだろうと思った。これは、今年見つけたトウモロコシ。

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みつ豆の巻

2009-06-25 15:01:50 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版)2006年5月30日(火)掲載のえ

小豆がポロリ、ポロリと・・・。

女優の冨士真奈美さんが、子供の頃食べた手作りのみつ豆がとても懐かしく、今でも甘味処でみつ豆を食べるとにんまりすると云います。豆の塩見が甘みを引き立てる複雑な重なり具合が、日本の味の奥深さと。また、みつ豆の寒天は体によさそうで、すべての罪悪感を流してくれるような気がすると語ります。

ヒロク二さんとみつ豆を食べに近くの駅までいった。最近の喫茶店ではあまり置いていない。やはり甘味処に行くべきか?と思ったら、ほこりの積もったショーウインドウの片隅にみつ豆の見本があった。まず、参考にと写真を撮ったら、「こんな店で600円するみつ豆を食ってどうする!」と言われてやめた。確かにそこの紅茶は不味かった。リプトンの家庭用のティーバックの味がして、家で入れる紅茶の方がずっと美味しいのです。しかし、そのショーウインドウを見た二人は、頭の中にみつ豆の食器はグラスのようになったものと焼きついてしまった。缶詰のみつ豆とフルーツを買って、その食器を探すのに一苦労。自分の家の食器を探すのではなく、人の家にある食器を探すのだ。まず、近所の方。それから近くの友人。電話で友人宅のを探す。最後に買いに行く。という順番になっている。この時は、近くの友人。わざわざ向こうから家に寄ってくれて「それならありますよ。」となって、フルーツを盛り付けたみつ豆が出来上がった。サクランボも飾ったのに、ヒロク二さんは描いてくれなかった。ポイントはサクランボではなく、小豆だ。ポロポロと涙が落ちるように散っていく小豆とともに、罪悪感を流さなくては。そう、脂肪という罪に・・・。寒天はダイエットの見方かも。

しっかり、ご近所の力にも支えられている「しあわせ食堂」です。

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街の仕事・マッチのデザイン

2009-06-24 14:24:59 | Weblog

街に身体をこすり付けるように、神戸の街を愛したヒロク二さんは、人から頼まれてマッチのデザインをすることが多かった。手元にあるマッチはヒロク二さんの洋画家時代にしたものらしい。今は、マッチがある店は皆無になってしまい、マッチのデザインを楽しむという楽しみがなくなってしまった。レトロなヒロク二さんのマッチのデザインはどうだろうか?


19歳の時に本格的に画家をめざしたヒロク二さんは、27歳ぐらいまで油絵を描くのです。この油絵を描いていた頃に作られたマッチです。バーでなく、洋酒と書かれた文字をみると時代を感じます。この頃は、まだまだ、ロック歌手のマドンナもいないし、「マドンナ」という言葉の響きも違っていたはず。吉永小百合さんのファンをサユリストと呼んでいたような感じか?


ヒロク二さんは、淡路島の洲本の医者、島太郎氏がパトロンについて絵を描いていた頃だ。この喫茶店は、島太郎が経営していた喫茶店で、芸術家のサロンだったらしい。このデザインを見るとヒロク二さんは、昔も今も絵自体は変わっていないような気がする。このマッチは、わたしの気に入りです。


これも、喫茶ロダンのマッチのデザインだ。このデザインをみると「グループ位」という現代美術に関わる前の頃というのが分かる。ヒロク二さんが、「ワッポオペレーション」という作品群に向かっていく様子がつかめる。アンデパンダンが立ち上げられて、芸術や絵画が実験的になっていく過程の頃のデザインだ。


ヒロク二さんにとっては、切っても切れないジャズ喫茶。音楽を聴きながら、煙草とコーヒーでくつろぐだけではなく、仲間達との交流の場でもある場所。このデザインを見ると、60年代のはじまりが感じられる。


このデザインは、現在サロンド・ルー・サロメのお店をされている友人のお店のマッチのデザイン。右側の、カフェレストランと書かれた文字はヒロク二さんの直筆。ヒロク二さんの文字はなかなかいいと思いません?


このマッチは、アメリカ村でヒロク二さんと一緒にコーヒーを飲んでいたら、ヒロク二さんが広げていたスケッチを店のオーナーが見て「マッチに使わせて欲しい」と云われて出来上がったマッチ。このマッチは、大阪市中央区西心斎橋1-4-5、御堂筋ビルB1Fにある「マンゴー シャワー カフェ」という店で貰えます。アジアンテイストなお店でベトナム料理をアレンジした不思議カフェ。つい、勢いに乗って、この絵をアレンジしてTシャツを作って売ったことがあります。若い人や外国人に人気でした。元町の高架下のお店に卸して店売りしていました。
このマッチのデザインだけ、63歳の時にしました。一番新しいデザインということです。

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五目焼きそばの巻

2009-06-23 22:15:17 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版)2007年6月12日(火)掲載のえ

トロッとしたあんかけの五目焼きそば。なにかよくわからん。

女優の吉行和子さんは、食べることにあまり欲がないと云います。基本的に食べ物は何でもいい。好きも嫌いもないし、家で料理もしない。女優になって健康に気を付けるようになり、「五目焼きそば」はいろんな種類の野菜がはいっているのを発見した。その上、五目焼きそばは、庶民的なお店でも高級中華料理店でも「がっかり」することがない。とにかく自分で工夫しておいしくしようという意欲がないと語ります。
(さすが、女優さんだと思いました。女優さんは、所帯じみてははいけない!!)


ヒロク二さんは、せっかく作った五目焼きそばを箸でより分けたりして観察。この観察の仕方は定着したようで、いつも食べ物がお皿の上で行ったり来たり。


チンゲン菜に豚肉、海老、しいたけ、きくらげ、にんじん、うずら卵の具を入れた。トロッとしたあんに合うように、フライ麺を使った。

作り方は、以下。(結構おおざっぱに作ってしまいました。)2人分
1、油で豚肉と海老をさっと炒め皿に取り出す。そのフライパンで野菜、しいたけ、きくらげ(水でもどしたもの)を炒める。
2、200ccのお湯に中華スープ、砂糖大さじ1/2,醤油大さじ1、酒大さじ1/2、オイスターソース大さじ2/3を入れたものを、1のフライパンに入れる。皿にとっておいた豚肉、海老を入れ、煮立てていく。この時に、ウズラ卵を入れる。
3、大さじ3の水に大さじ1/2の水溶き片栗粉をつくり、フライパンの火を止めてから入れる。まぜてとろみがつくまで火にかけて出来上がり。これを、好みの麺にかけていただきます。ゴマ油を少しかけてもいい。

チンゲン菜を二把しか入れなかったので、次はもう少し野菜を多く入れたいと思いました。

ヒロク二さんが、又しても「ラーメンを食べよう!」と島田ギャラリーへ行った帰り道にいう。この頃太っていく体型を気にしているわたしに、ラーメン、ビール、餃子はいけない。そこで、思い出したのが吉行和子さんの云うあたりハズレのない「五目焼きそば」だ。さっそく「五目焼きそば」を頼んだ。神戸にある「愛愛」という中華料理店で。とても、あっさりしていて良かったのです。料理と値段もしっかり頭に入れたので、機会があればいってみようと思いました。とにかく広東風であっさりしていました。
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スイカの漬物

2009-06-21 14:13:23 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版)2007年9月4日(火)掲載のえ

ほんのり甘いスイカの漬物。

歌手の石野真子さんの思い出の味は、スイカの漬物。外側の硬い皮を切って、白い皮のところだけ取り出すと、厚さは1cmくらい。それを、四角いのやら、三角のやら適当な大きさに切って、粗塩をふる。重しをして、昼に漬ければ、夕食には食べられる。ポイントは、ちょっとだけ実のピンクの部分を残すこと。スイカの漬物ともに、子供の頃の絵に描いたような夏休みを思いだすと語ります。

我が家でもスイカの漬物を作りました。ピンクの実の部分を残して。そうするとほんのり甘くて、なかなかいける味。ヒロク二さんもほんのりを感じて絵にしました。ヒロク二さんはピンク色が好きだね。ほんのりピンクのシャツも持っています。

ほんのりしてないスイカの漬物の話。
祖母と暮らすようになってから、夏には、スイカの漬物をよく食べた時期がある。祖母と暮らすようになったということには、訳がある。小学校の頃、両親が離婚してしまったので、父は家を出て行き、残った母と子供たちを助けるために祖母が来たのである。そして、どうも、貧乏になったようなのです。わたしの生活も変わり、下三人の兄弟の幼稚園のお迎えや世話、ご飯とぎ、洗濯物の取り入れ、食後の皿洗い等の用事をこなす生活がはじまった。一番下の弟は小さかったので、おぶい紐で弟を背中にくくりつけ、遊びに行くのも、どこに行くにも弟は一緒だった。そんな頃、よく食卓に並んだのが、「スイカの漬物」。ピンク色のかけらもなく青くガリゴリしたスイカの漬物。おいしいとはいえなかったが、キリギリスとか虫の気持ちになった。大正生まれの祖母は、一緒に暮らしだすと、優しい祖母から、厳しい祖母へと変身し、今思えば一人暮らしのおばあさんだった優しい祖母よりいきいきしだして、おおいに怒るのである。そんな環境の変化の中で、漫画家になりたいという夢を抱き、皿洗いの時はストーリーを頭に巡らせながらするようにした。なにものにもならなかったけど、「夢」を抱いて未来に向かっていた。漫画家になるために、読書や、スケッチをするようになり、今の生活スタイルに続いているのかも。子供の頃に「夢」を持たなければどうなっていたのかと思い想像するとヒヤヒヤします。「夢」が小学生のわたしを支えてくれていたことには違いないから。

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作品紹介 27

2009-06-19 16:06:05 | Weblog

この作品は、油絵の作品。ヒロク二さんが油で絵を描くことは珍しい。この絵は一気に描いてしまった。夕方、買い物から帰ってくると黄色い電球の光が空いてる窓から見え、覗くとこの絵が出来上がっていました。油絵を乾かすのに壁にかけていました。この絵を見て、子供アトリエの生徒の中の男の子が「この虫なんの虫」と聞いてきた。「うまいこというね」と云い、その感性に感心した。「この虫なんの虫、変な虫。お腹の虫、ハイ!!」とゴロあわせで答えると、変え歌が出来き、アトリエは賑やかになった。「この虫、変な虫、やっぱりパンジーの虫」とか、「怖い虫」「丸虫」といろいろ。パンジーとは、パンツ爺の略でヒロク二さんに子供達がつけたあだ名なんですが・・・・。
画家の中川一政氏の著書の本の中に、「腹の虫」というエッセイがあり、自分自身の中の腹の虫を治める戦いの為に絵があり、この自分自身の腹の虫とどう付き合うかという内容の本なのですが、これが実に面白い本なのです。「先生、なんの虫?」と聞いたその男の子には、1本獲られたと脱帽です。


これは、色鉛筆作品。小品ですが、わたしにとっては、なかなか理解のつかみどころが持ちにくい作品です。形(フォルム)がリフレインされていてリズムがある。思い切った線の動きが「なんでこんな風に描けるのだろう?」と疑問。「この人の頭はどうなっているのか?」と疑問。ヒロク二さんの「腹の虫」は、どんな虫と思ったのであります。

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讃岐うどんの巻

2009-06-18 15:17:45 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版)2008年7月1日(火)掲載のえ

冷んやりとしてツルッとした、歯ごたえのある讃岐うどんは涼しかった。

バイオリニストの川井郁子さんのなくてはならない食べ物は讃岐うどん。美味しくいただくコツは茹ですぎないこと。マメに硬さをチェックして、食べ方の目安に書いてある時間より3分前ぐらいから、鍋の前に付っきりで好みの茹で具合になるまで様子を見ます。一番好きな食べ方は、ネギとショウガとゴマをたっぷり入れて、つけめんで。お芋のてんぷらと一緒にいただくのが大好きと語ります。


作ってみました。
ゴマ、ネギ、ショウガの薬味がとてもいい感じで、おいしい。つけ汁は麺にかけていただきました。夏、食欲がなくなったときにも一押しです。うどんをこんな風に食べるたのは、初めて。ゴマとショウガが新鮮でした。

我が家のうどんで、夏にいいうどんのレシピを一つ紹介。
わかめとしその葉に、丸い梅干しを一ついれる「梅ワカうどん」と云ううどん。もちろん薬味のネギも入れます。こちらは、熱いだし汁ですが、梅干しがさっぱり感をもたらしてくれます。関西風出しでいただきます。関西でも大阪は、だしがおいしい店が多く、だしのレベルの高い店に当たるとうれしくなる。

独身のころは、会社がひけると、お気に入りのうどん屋で腹ごしらえして、アフターファイブにGO!!という感じ。どこへ行くというわけではないが、そんな風で真直ぐ家に帰らず寄り道していました。本屋ということも多く、随分立ち読みしてから購入した本も多い。本屋というのは、わたしにとって明日への元気の源だったのですが、そんな本屋へ行くのにも、うどんは欠かせない食べ物だったのです。


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一生懸命なキタハマ

2009-06-17 00:18:23 | Weblog

忙しくて、戸を開けてあげるのを気がつかないことが重なった。そうしたらこんなことをするようになってしまった。意地でも、気づいて欲しいという一念でしょうね。


さらに、登る。この登って手をかけているところは、巾6ミリ。はりついてこちらの様子をじっと見るのです。その健気な姿を見ると、たまらなくなって戸をあけてあげます。猫も一生懸命知恵を働かせて生きている。人もまた知恵を使って生きている。人間の脳というのは、凄いものではないかと思いました。

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ちらしずしの巻

2009-06-14 15:04:01 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版)2006年11月14日(火)掲載のえ

ちらしずしはお花畑。

女優の浜美枝さんの思い出の食べ物は、ニンジン、かんぴょう、さやえんどう、干しエビ、錦糸卵で作ったちらしずし。とても貧乏だった頃に、母がいつも誕生日に用意してくれた「ちらしずし」とあい染めの布をひいた食卓に、たった一輪のコスモスの花が生けてあったといいます。それを見ると、誕生日を覚えてくれていたと思い胸が熱くなると語ります。

雑誌で、浜美枝さんの食卓が載っていたことがある。食卓に和風テイストな布に、アジアンティックな籠にお皿をうまくあしらい、普段に合いそうな料理が並び、素敵な感じがしたので記憶に残っている。山の畑と自宅から「お~い」と呼び合って連絡をとる生活が描かれていて、また素敵と思って雑誌を切り抜いた。「お~い」と呼ぶ声に空間がはさまれていていい。
家もそれを実行していて、「おい」と呼ばれれば「はい」という。それが、ヒロク二さんの理想だということで。最近、わたしは内職仕事の間ずっとヘッドホンでボリュームを上げて音楽を聴きながらするので、ヒロク二さんのいうことが、全く聞こえない上、自分の世界に没頭していると、目の前にヒロク二さんの顔が横にある。また、猫ちゃんのキタハマも「うおおお~ん」と、お願いを聞いて欲しいと泣く。思わず、You-Tubeで、セックス・ピストルズを聞いた。なんか怖い主婦だね。
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