武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

作品紹介52(クレヨン)

2010-12-31 12:34:48 | Weblog

「これ見て」。と言われてパソコンから目を離して見た絵。

いつも、こんな風に絵を見せてくれる。そして、返事をヒロクニさんは待っている。わたしは自分好みの作品が出来た時は、手放しで褒めまくるが、何か気にかかる、つまり、手放しで褒められない部分があると、ちょっと重苦しく、胃に負担を感じる。今、ちょっと本当に胃に違和感が・・・。ヒロクニさんは、どんな作品でも褒めて欲しくて聞いているのは、わかっている。だから、どう答えようか?と悩むのである。ヒロクニさんを喜ばせるか、正直に言うか?人間、お世辞と解っていても褒められると嬉しい時もある。聞かれた瞬間にいろんな考えが凝縮して答えを考える。そして「なんか色が美しいね」。と言った。

自分が絵を見る時、心から好みだなぁと痛感する。心に引っかかる作品は、ヒロクニさんの作品以外でもすべてわたし好みなのである。ヒロクニさんの絵は、スタイルもあっちこっちいくから、ついていけない時もある。正直な話「なんじゃこれ?」と思う時も多い。
妻としては、豚もおだてりゃ木に登るという話もあるくらいだから、褒めまくれば良いのか、褒められない部分を明確にした方がいいのか悩むわけです。おだてて変なところに登られても困るしね・・・・。

ただ、いいか悪いかを頻繁に聞きながら作品を見せられると、わたし好みの絵を描いて欲しくなる。上のクレヨンの作品はイイ感じになっているのだけど、どうしても顔に見えて、鼻があるとしたら豚鼻に見える。そこが、わたし好みではないの・・・。どうしても気になる嫌なところなのだ。わたしは、色鉛筆の格調高い作品の方が好きなのである。

年末は忙しさが伝染してくるようで、お手伝いや、Tシャツを刷ったりしてバタバタしていたら、ヒロクニさんは、わたしの目線の範囲で体操したり、わたしをじっと見ていたり、踊ってみたりとかまって欲しいコール。
わたし、今からヒロクニタイムに入ります。

明日は年越しです。我が家は新年の除夜の鐘がなったら、ヒロクニさんに猫達とわたしで新年の挨拶をします。

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我が家流 メリークリスマス!!(音楽あれこれ6)

2010-12-27 10:22:01 | Weblog

12月25日のクリスマスは通り過ぎようとしていたが、25日が絵画教室の日に当たっていた。そこで、自転車を飛ばし、ちょっとひなびたケーキ屋さんまで行った。いつも人がいないケーキ屋さんに静かに人が入っている。思ったとうり、ちょうどいい大きさとお値段のケーキがあった。ここのケーキは、過剰なデコレーションがない分なんか安いのです。着ているお客もなんとなく質素なのです。ヒロクニさんとふたりならクリスマスもやめ!節約、節約と呟いて何にもなしにしたに違いないが、生徒さんは、1年以上休まずがんばって続けているなぁと思うとお茶の時間を楽しくしようと思い立ったのです。(3時間の授業の合間、30分休憩の時に紅茶を飲みます)
お茶の準備が整うと、「ヒロクニセンセイ休憩!お茶!」と呼び、3人で休憩をとるのです。
ヒロクニさんは、「クリスマスソングを掛けよう!」とビリー・ホリディを掛けた。上のアルバム。
ムードも出たし、さらにケーキを出した途端気合が入り、ロウソクの準備、「みんな、好きな色のロウソクを選びなさい!」「火をつけるマッチは・・・?ヒロクニさんのアトリエ!」と走って取りに行き、火をつけたら、「さあ、みんな手を合わして」生徒さんは素直に手を合わしているのに、ヒロクニさんはどこ吹く風て手をぶらぶらさせている。「ヒロクニさんもちゃーあんと手を合わして」と3人手を合わさせ、「では、いきますよ」「来年は、素晴らしい年になりますように!メリー・クリスマス!!」そろって言いますよ。と3人ケーキに向かって手を合わし、声をあわせて合唱し、自分色のロウソクを吹き消した。紅茶も特別美味しいものを入れ、素晴らしいティータイム。
音楽は、途中から
フローベルガー:チェンバロ作品集
クウォシエヴィチ(ヴワディスワフ)
Digital MediaLab.,Inc.

この音楽に変わり、バッハと思いこんで聴いていた。

夜、ふっとこの光景を思いだし、ああ、わたしはやはり日本人だとつくづく思った。神様は、テキトーで自分の都合の良い神様でいいのです。つまり、八百万の神様の意識がもともとあり、神はキリスト1人でなくていいのです。お仏壇のようにケーキを拝んだわたし達3人は何だったのだろう? 

その日の夜、台所でヒロクニさんは踊っていた。
家はすごいボロ屋で、この空間でお茶を飲むのです。 

ポイント、ポイントで贅沢貧乏を楽しんでいます。
そういう道しか残されていないというか・・・。
白黒の映画の世界みたいに頑張ってます。

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作品紹介51(ポートレイト)

2010-12-21 12:58:59 | Weblog

昨日、出来た作品。
自画像。ヒロクニさんの自画像はいつも似ていない。
自画像を描きながら、表現の方に重心をかけているのだろうか?

俗にいう二枚目に敵意をいだくので、こんな質問をしてみた。
「ヒロクニさん、自分の顔は、好き?」
こんな返事が、
「好きだよ。これが私だからね。普通の顔でなくてこの顔が好きだ」。と。
わたしは、なるほどと思った。すごく爽やかでおしょーゆ顔のヒロクニさんを想像すると武内ヒロクニでなくなる。
どうやら、顔、風貌、発言、立ち振る舞い、すべてが武内ヒロクニなのだ。
だから、武内ヒロクニらしくない気がすることを要求すると
我侭になるに違いない。
そして、我侭を表現する仕方も武内流である。
武内流とは、子供みたいに純粋に駄々をこねるのだが・・・・。独特の態度で・・・。
他意が無いだけに可愛げは残るが、周りはみんなお疲れです。
その場は笑って済ませることは出来ない。
その場は、忍耐の場なのである。

『おちゃめなヒロクニさんの話』
ある日、電話でヒロクニさんが「もう90才でね・・・。何もわからんのよ。もうすぐ死ぬし・・・。」と変な声づかいで電話で話している。ふっと耳にその声が入ってきて、わたしは「いったい、縁起の悪いコトいってるけど誰としゃべっているのか?」と怪訝な顔をして聞き耳を立てて聞いていたのです。電話が終わるやいな「90才の老人の声ってどんな感じかわからなくて苦労したよ!」と言う。「もしかして、生命保険のセールスの電話?」「そう、死にかけの爺さんみたいな声を出したら、早く電話を切ってくれると思ったけど。向こうもしぶといねぇ~」と言う。73才の爺さんが90才の爺さんのフリするなんて・・・。呆れた・・・。本人は、かすれて聞き取りにくい声を出そうとしているらしかったけれど、なんか演技が下手なのでした。おちゃめなヒロクニさんでした。
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仁丹堂で武内ヒロクニの2011年のカレンダーを貰おう!!

2010-12-16 13:09:14 | Weblog
今年、森下仁丹のお仕事でカレンダーを作製して頂いた。
カレンダーの絵を紹介します。14.5cm×13cmの小さなカレンダー。冷蔵庫などに貼るのにちょうど良い大きさ。

表紙の絵。手書きの文字はヒロクニさんが書いた文字。


2010年の12月のページ。
このちょっと汚れた煙突を背負っているのは、堕天使だそうです。
別名、「おつかれ天使」とも名づけられている。疲れた現代人の象徴らしい。


1月の絵。
「やあ」。とでも言っているのか?「ハロー」「よぉ!!」「こんにちわ」軽い挨拶。
クレヨンと色鉛筆で制作。


2月の絵。
オニはそとぉ~、フクはうちぃ~と、と大声で元気に豆をまく。
この絵は、アクリル絵の具で制作。


3月の絵。
この絵は色鉛筆作品。地下鉄から出てきたところの人達がシュールに描かれている。色鉛筆作品、地下鉄シリーズ。


4月の絵。
ヒロクニさんの絵に出てくる花は子供が描きそうな普遍的な花ばかり。花弁はいつも5枚。色と形の流れだけの絵。
この絵も色鉛筆画。


5月の絵。
1番最後に出来上がった絵。堕天使が青葉が茂る季節に、ロックを聴いているのだ。
わたしは、この絵がとても好きなのだ。色鉛筆画であります。好きに理由はない。ただ好き。


6月の絵。
梅雨の頃は、じっとりしていて外に出ると雨で憂鬱なのだけれど、雨で白っぽくなった空間にアジサイの花が見えるときがある。
薄っすらと見えるアジサイの花を見ると「今は、梅雨なのね」と納得する。雨で白っぽくなった空間に見え隠れするアジサイの花を思い浮かべる。
そんな乙女チックな感じが色彩に感じられる。ヒロクニさんは、梅雨の季節は好きなのです。ロマンティックな気持ちになるから。
ただ、ハブラシが描かれているのが変だね。これも、色鉛筆画。


7月の絵。
これは、堕天使とガールフレンドです。このガールフレンドはわたし?と聞かれることが多いがよくわかりません。
若い頃、こんな髪型にしていた記憶はあるが、その時、仕事の上司から「菊人形みたい」といわれて、枚方の菊人形を思い浮かべてムカッとした。「失礼な!」と。本当は、褒め言葉だったかもしれない。しかし、わたしは何でも言いたい放題で受け皿のような上司だった。慌てるとわたしは、早口でしゃべりだすので、よく「ドゥ、ドゥ、ドゥ!落ち着いて!落ち着いて!」。と馬のように扱われたのを思い出す。
話が横道にそれました。この髪型の時は、若くて可愛い頃だったなぁ~と思い出します。(自分で言ってスイマセン)
この絵は、ちょっと懐かしい玩具を見ているような風合いがとても好き。特に靴がおしゃれ。ちょっと月光仮面も思い出す。
これも色鉛筆画。


8月の絵。
この絵を見ると暑い。この絵はちょっと離して見ると美しい。これも色鉛筆画。


9月の絵。
仲良し。この言葉は、新しい猫ちゃん(ジルくん)が我が家にもたらした言葉。虫の声が新鮮に聞こえる季節。
色鉛筆画。


10月の絵。
秋の本格的到来。秋晴れに散歩。
これも、色鉛筆画。


11月の絵。
冬が苦手なヒロクニさんは、寒い感じの絵も苦手なそうで、四苦八苦していた。モダンな感じに仕上がっている。
しかし、寒い季節の絵を描くのも苦手とは・・・。


12月の絵。
クリスマスの雰囲気。街に恋人達が溢れていろんなドラマがある。電車が街を横切っている。
しかし、ヒロクニさんはクリスマスには全く感心がなく、「僕はクリスチャンでもなんでもない。キリスト教徒じゃないから関係ない」と言う。わたしは、信者であるかどうかではなく「クリスマスプレゼントに興味がある」のだ。凡庸な日常に起伏をつけたいから、クリスマスなんだけど・・・・。
この絵も色鉛筆画。

このカレンダーを仁丹堂で貰うには、
今年の12月30日(木)までに、仁丹堂の通販で1回で8000円以上の買い物をするか、定期購入を申し込むと、プレゼントでもらえます。
プレゼントの特典の詳細ページは↓こちら
http://www.181109.com/shopping/pages/campaign/camp1012a.html

★もう1つの特典は(こちらは期日関係なく、松村幸穂里(まつむら さほり)さんから聞いてと申し込むと初回500円割引になります。

わたしは、ビフィーナSを定期購入することにしました。ヨーグルトの嫌いなわたしは、腸まで届くビフィズス菌を試してみることにしたのです。もちろん、ヒロクニさんにも飲ます。フリーダイヤルで申し込みしました。フリーダイヤル 0120-181-109

今年の12月30日(木)までに、武内ヒロクニオリジナルTシャツ、ミュージックT(3990円)送料別をお申し込み頂いた方にも、カレンダーをプレゼント!!この機会に季節は冬ですが、来年用のTシャツコレクションとゲットしてみてね。
Tシャツの申し込みは下記のhpからお願いします。↓
http://www.hirokuni.com/

申し込みの最後の欄にカレンダー希望とお書き下さい。

長くブログを書いていなくてすいません!!なんか忙しい。
今年も残りわずかと思うと、1年は、なんて早く過ぎるのかと思い怖い。





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猫にも性格がある

2010-12-06 16:31:41 | Weblog

ヒロクニさんのアトリエで過ごすキタハマ。
いつも、ヒロクニさんにべったりの猫ちゃん。
ストーブと仲良し。触ると毛が熱くなっていて良く耐えれるなぁと思う。
ヒロクニさんの冬のアトリエは、石油ストーブ、電気ストーブ、ホットカーペット、天井には照明が3つ、卓上電気スタンドが2つ、暖かさ明るさの調節が出来るようになっている。


その反対にジルは外が好き。時間の許す限り外で過ごす。庭で拾った猫だけあって、庭で過ごすことが多い。
見ての通り、手足が短く胴体もトドのようにお肉がたっぷり。
ちょっとお愛想している。


逃げ足は速いが、普段は庭の中央でドッテっと居座っていることが多く、窓からその姿を見ると不思議でしょうがない。
キタハマと全く体型も違いタヌキのようだ。抱くとしばし寝たフリしてくれる。なんだかたまらない猫だ。


虫か何かを見つけている様子。
とにかく、あまり遠くへ行かないで庭で遊んでいる。
内弁慶なのか、テリトリーがとても狭いようで本当に庭にいる。
のしのし歩く姿を見ると「放牧」かしら?などと思ってしまう。


ジルの足を見ると、長靴を履かしてみたくなる。なんか似合いそうで・・・。
キタハマは、人の話をよく聞く猫ちゃんなので、「キタハマ、長靴買って下さいといってごらん」と言うと不思議な表情で見つめ返すので、言えないけれど心では、思っているのねと、シャルル・ペローの「長靴を履いた猫」の物語のストーリーを思い描いては、可笑しい気持ちになっていたけれど、ジルには出来ない。
ジルは長靴を履いた姿を実際に想像するだけ。(足が短くて可愛い)
そんな、ジルだが拾った猫にしては、毛並みがちょっと変わっていて手触りがフカフカな猫で、ぬいぐるみのように扱っている。抱くと、ジルの価値はアップするのです。凄くふんわりしているのです。

猫ちゃんを2匹飼ってみて、性格というのは、持って生まれたものとしか考えられない。キタハマは、賢く目端が利いて利口な猫ちゃんで片言の言葉を良く覚え利発な猫だ。方やジルは、おっとりしていて、みんな友達精神で気転も利かないが素朴さが微笑ましくドジな猫が可愛いということは、こういう事かと2匹の猫の性格と魅力は正反対。面白い。
性格を変えるというのは至難の技といえるかもしれない。よく自己改革しようと「嫌な性格を変える!!」という道が人間にはあるが、これは、相当な努力が必要なのだと思った。

でも、猫ちゃん達は変えようという意思はないと思うので、そこは猫らしく気楽で、ありのままでいいね!!
しかし、キタハマ当猫にとっては、いまだに、ジルは許せないらしい存在らしい。いつも「無神経でいやだわ!!」と態度と表情で物語っている。





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ストレス(作品紹介50)

2010-12-03 15:51:54 | Weblog

甘えべたなわたし・・・・。
悲しいM女の性なのか?

ストレスの溜まった心で、この絵を見るとちょっとスカッとする。
毒でもって毒を制するとは、このことか?これは、ヒロクニさんの色鉛筆作品です。

武内ヒロクニノイローゼというか、なんか時に凄く疲れるのです。人にプライバシーを与えない性格というか、なんか息苦しくなる時がある。まあ、人の日記を読むことに何の疑問も感じない人だしね。そのかわり、自分は天真爛漫と言おうか、周りの人に変な発言もするし、変な行動もお構いなし。わたしの前でも最低の人間から素晴らしい人に七変化のように変身する。ところが、わたしが変な言動をすると常識を解いたりするから「なんで、あなたが言うの?」反感を持つ。

疲れた時は、一人になりたいと心が叫ぶ。
こうしてブログを書いている時も、背後霊のように後ろにいる時があって、とにかく息苦しいのです。音楽だって、わたしが聴く音楽はかけてはいけなくて、CDを目の前で切られる。まわりの音に気を取られないようにヘッドホンで音楽を聴いているのに、平気で話かけてくる。相手の様子はおかまいなしなのだ。
我慢だけが美徳じゃやない!!とわたしは開き直り「息苦しい!!」と怒鳴った。
すると、「それでどうするの?」と聞いてくる。この返答が憎憎しい。「息苦しいと言っただけで、どうするとかは言っていない」と言う。その上「皆な、そう言って家を出て行ったから、離婚の話かと思って・・・」話の流れが短絡的で、建設的でないのに呆れる。二人で同じ家の中で長時間生活する工夫や心がけを話ししたいのだけど、会話がなりたたないの。でも、怒鳴っただけあって、少し遠慮しているみたい。

ヒロクニさんはカビの生えたビンにポカリスエットを作っていて、それを、身体の為にとコップに入れて持ってきてくれる。いつも我慢して飲んでいた。洗う隙を見つけようとするが、変にマメでそのビンにはいつもポカリが満たされている。こんな人に甘えようというのが無理かもしれない。



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