手作りっていいですね

手作りが大好きな、まつしまです。

人間模様

2016年10月18日 13時00分47秒 | Weblog
同じ病室に4人。
体が辛い時は、余り話しかけられるのが嫌なので、べットの周りのカーテンはいつも閉めておりました。
案の定よくなったお二人は朝から井戸端会議。

まだ辛い私は、話の中に入らないで済みます。ゆっくり休めました。

お一人退院して、後お二人ご一緒です。

でもその中のお一人は認知症を患っており、言葉では自分の意志は伝えられません。

そして完治した方が退院しました。
4人部屋には私とその認知症の方だけ・・

その方はしょっちゅう痰がからみ・看護師さんに取って貰わないと苦しそうです。
取る時もとても苦しそうなんです。

うめき声とも、押し殺した叫びともとれる不思議な絶叫をあげるのです。

一晩に5~6回です。痰を取って貰えるまで喉は常にゴロゴロ・・苦しいだろうなぁ。
ナースコール押そうかな・・余計なお世話だろうか・・どうしよう。

そうこうして一晩過ぎての翌日、
「〇〇さん朝食ですよ」と看護師さんに呼ばれます。
「すみません、まだ食べたくないから、後で頂きます・・今、とても眠いので失礼しますね」

カーテンをピタッと閉めて、蛍光灯の明かりもシャットアウト、目にはハンドタオルをのせて少し休みました。

その次の日も・その次の日も・・真夜中の痰取りは続いて、私は完全に寝不足です。看護師さんの日誌には「回復が今一悪い」と書かれているな・きっと。

その証拠に看護師さんがやって来て、「朝ご飯も食べていないし、いつも寝ているね、そんなに眠いの?夜は眠れていますか?それとも悪い夢でも見ています?」

一晩中眠れないのです。お人が苦しんでいる音を聞いては眠れません。

看護師さんの足音も、急いでいるので強いし、どんな人でも目が覚める気がします。

「はい!そこでもっと力を入れて、頑張って出して見て」看護師さんも一生懸命です。

患者さんには恨みはないのよ、苦しい時はお互い様です。
私も認知症になったら、処と・時間を構わずに、絶叫する時が来そうな気がしますもの。

退院する時、手を握り「さよなら、お互いにもう少し長生きしましょうね」といって別れて来ました。
ニコっと笑ってくれたのが嬉しかったな・・


夜の食事に 蒸したミートローフが出ました。



でも全く美味しくないの。
美味しさは少しのしお味ですね。
ご飯が多いですと何度も言ったものだから、量が少ない「糖尿病食」になりました。
一日三食で1400キロカロリー・・・これでも多いです。

ご飯はこれの半分でもいいな。