2023年の桜シリーズを長く綴ってきて、前回からこの春に撮りためた湖西の里山の花々を紹介しています。
今回は3月27日、湖西の各地のエドヒガンザクラを巡った後に訪ねた酒波寺周辺の山野草です。
毎年よりもだいぶ早い時期でしたが、酒波寺の前を流れる境川の岸にはニリンソウが見頃を迎えてました。
酒波林道脇の林の中ではスミレサイシンが一面に咲き誇り、そのそばにはサンインシロカネソウやモミジチャルメルソウも。
どの花も腰痛持ちのtakayanには辛い撮影スタイルを強いられますが、可愛い花々に夢中になった午後でした。
今日はニリンソウとスミレサイシンの紹介です。
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湖西の里山へ通い始めて長いのですが、境川の岸に咲くニリンソウには全く気づいていませんでした。
数年前に酒波寺の駐車場から帰る際に、家内が「白い花がたくさん咲いているよ」と言うので、
車を近くに停めてそばへ行くとニリンソウの群生があちこちに広がっていたのです。
それからは毎年この季節にはここのニリンソウの撮影を楽しみにしています。
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エドヒガンザクラを目当てに3月末に来たついででしたが、今年は色々な花の開花が早くて、
ここのニリンソウも3月27日ですでに見頃を迎えてました。
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ここにはイチリンソウも咲くのですが、咲き始めで数輪が咲いていただけでした。
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真っ白が多いのですが、ピンク色が混じったニリンソウも多いです。
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この日以降に何度となくこのあたりに来てますが、27日に来た時には
スギナなどが背を伸ばして緑一色の風景になっていました。
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ここからは林道の脇の杉林の中にさくスミレサイシンです。
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一面に群生していて、撮影時に踏まないように細心の注意を払いながら歩きました。
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日本の固有種。北海道南西部、本州(山口県までの日本海側)、北日本では太平洋側にも、四国(徳島県)に分布する。
日本海側の多雪地帯に生育する代表的なスミレ。
主にあまり標高が高くない山地の半日陰の湿り気のある落葉樹林下に生育する。(wikipedia)
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奈良からこのスミレサイシンを撮りに来たという女性カメラマンと一緒に撮影しました。
マクロ撮影用に膝を付くためのマットを用意されていて、後に側溝脇の山陰白金草の撮影時に貸してもらいました。
何時もこのように寝そべって撮影しているので、
倒れていると間違われて「大丈夫ですか?」と声を掛けられることがあるとおっしゃってました(笑)
takayanと同じようにマクロ撮影時にはファインダーを覗かないと撮りにくいとのことで、
撮影スタイルはどうしても地面スレスレの状況になります。
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サンインシロガネソウと共にスミレサイシンも日本海側に咲く花です。
この辺りは一山越えれば福井県、日本海側と同じ自然環境なんでしょうね。
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落葉樹林の湿地に咲くとのことですが、ここでは杉林の中に咲いています。
杉林は植林によるもので、元々は違う自然環境だったのでしょうかね?
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撮影日 2023年3月27日
撮影地 酒波寺周辺(高島市今津町酒波)
機 材 Nikon Z9
FTZⅡ(マウントアダプター)
AF-S VR Micro NIKKOR 105mm F2.8G IF ED
Nikon D4S
AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR
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