高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

七夕のくす玉

2010年04月25日 06時55分19秒 | 工房

山口県の国道2号線を、徳山から岩国に向かう途中に、突然、砦の様な大きな建物が現われてくる。戦国時代の映画のセットの様な感じがする。
山口県では、知らない人は居ないほど有名な名物レストランである。

Nisiki_annaizu
20年ほど前に、初めてお邪魔した。そのときの印象も、社員さんがとても丁寧に対応してくれたのを思い出す。
このお店では、四季折々にお客様を楽しませるイベントを組んでいる。
http://www.irori-sanzoku.co.jp/

地元を巻き込んで、春の花祭りや、秋の収穫祭、太鼓や神楽・・・・・イベントの中の一つに、毎年開催されている、「七夕祭り」がある。

国道沿いに無数の七夕飾りがぶら下がる。

0 この七夕飾りの一番上のクス玉の部分を私の工房で作っているのだ。2年から3年に1回、30個ほど作っている。もうかれこれ、200個以上作ったであろうか?

6 写真で見ると、そんなに大きく思えないが、実際は、一番上のクス玉の直径は60センチある。骨組みを竹で作るのだが、周りの飾りつけは、毎年、従業員の人たちが総出で紙を貼り付けて、作り直している。
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此処の経営者の素晴らしいのは、イベントを定期的にすることで絶えず、社員のモチベーションを高く保っている事だ。お客様だけでなく、社員さん自信も楽しんでいる。

114 仮装をしたり、祭りの衣装にしたり、みんなの顔つきが実に良い。

Shain_takahashi

おっと、話を元に戻して、クス玉を直径60センチの球体で作ってしまうと、百何十個もあるのだから、保管する場所だけでも大変な事になる。そこで、半円球の形で作って、使わない時は、重ね置きができるようにしているのだ。
私のところから、運ぶのも、宅急便の大型荷物として出している。もし、これが球体のまま作っていたら、30個運ぶのに、大型トラックを一台チャーターしなくてはならなくなってしまう。

「今年入った新人に、丁度良い勉強になる!」とクス玉の作り方を教えているのだが・・・・・
学校で遣って来た事とは、大きさも数量もまったく違うので、頭の中がパニくっているようだ。

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