高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

親孝行

2006年05月25日 19時03分00秒 | 家族

先週まで毎日愚図ついた天気が続いていたが、今日は快晴。ハイキングに最高の天気になった。慣れない親孝行などをしようと思うと大雨になることが多いのだが、神様も私の気持ちを察してくれたのだろう。朝、9時半に出発。母親と2台の自転車で岐阜県の各務原に向けて出発。77歳にしては元気が良い、ドンドン進んでいく。坂道も全然スピードが落ちない。心地よい風を受けながら、自転車を漕ぐ、母の後姿を追いながら50年間のいろいろな思い出がよみがえってくる。不思議な時間であった。

5_91 木曽川を渡り約一時間くらいで目的地の不動様に到着。自転車はそこに置き、今度は二人で山歩き。遊歩道を出てくると今度は木曽川沿いを歩く、取り留めの無い会話が続き、私の小さかった時のことや、家族のこと、2時間半ほどゆっくりと話しながら戻ってきた。もう一度自転車に乗り換え江南市に戻った。右へ左へと小道をジグザグに舵を取る母親、軽く昼食を取り、また、10キロほど離れた親戚の家に向かった。ここでもいつも私のことを応援してくれている叔母が待っていた。血のつながりとはありがたいものである。もう一軒、下の叔母さんの家を訪ねて家路についた。家に帰り着いたのは5時くらい、結局、母親と二人で丸一日動き回っていた。

少し気になるなることを母親が言っていた。「あんたが私と二人で歩こうといってくれた時、『あー私も年をとって見えるんだ。』今のうちにいつ逝っても良い様に整理しとかなくては」と。変に私が親孝行の真似事などしようと思ったことがかえって母親に老いを実感させてしまったのだろうか?


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