中学2年生、30人に竹細工を教えるという事は、思っていたより時間も掛かり大変であった。昨日ブログに書いた様に「職人に教えるのでなく、素人の子供に教えるのだ」ということを再認識した。みんな興味は充分ある。しかし、実技になると、教え方が悪いのか?そもそも、30分くらいの時間で30人に教えようと考えた事に無理があったのか?予定の時間より、大幅にオーバーしてしまった。
さて、全国の竹細工ファン1000万人の人たちに風車の作り方を書いてみたいと思う。本来であれば、巾2.5mm、長さ30センチ、厚みは0.3㎜くらいのヒゴ4本で編むのであるが、とても小さくて30人の生徒に見てもらうことが出来ず、クラフト紐を使って説明した。(荷造り紐)長さ70センチほどの紐が4本。
まず、十字型に井の字になるように4本を組む。これが中心の位置になる。
この図は25年くらい前に鹿児島の竹の施設で作られたものらしいが、言葉で足らない部分を補ってくれるので転用させていただいた。
図の①から②③④と順番に扇型になるように重ねていく。決して順番を変えてはいけない。
次に
一のヒゴを手前の①の弓なりになった所に右から左に通す。
二のヒゴを手前の②の弓なりになった所に右から左に通す。
三のヒゴを手前の③の弓なりになった所に右から左に通す。
四のヒゴを手前の④の弓なりになった所に右から左に通す。