高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

風車 2

2008年06月28日 14時06分57秒 | 竹細工作業工程

629_003 中学2年生、30人に竹細工を教えるという事は、思っていたより時間も掛かり大変であった。昨日ブログに書いた様に「職人に教えるのでなく、素人の子供に教えるのだ」ということを再認識した。みんな興味は充分ある。しかし、実技になると、教え方が悪いのか?そもそも、30分くらいの時間で30人に教えようと考えた事に無理があったのか?予定の時間より、大幅にオーバーしてしまった。

さて、全国の竹細工ファン1000万人の人たちに風車の作り方を書いてみたいと思う。本来であれば、巾2.5mm、長さ30センチ、厚みは0.3㎜くらいのヒゴ4本で編むのであるが、とても小さくて30人の生徒に見てもらうことが出来ず、クラフト紐を使って説明した。(荷造り紐)長さ70センチほどの紐が4本。

628_0011まず、十字型に井の字になるように4本を組む。これが中心の位置になる。

Pim0019 この図は25年くらい前に鹿児島の竹の施設で作られたものらしいが、言葉で足らない部分を補ってくれるので転用させていただいた。

628_0031_2 図の①から②③④と順番に扇型になるように重ねていく。決して順番を変えてはいけない。

Pim00211 

次に

一のヒゴを手前の①の弓なりになった所に右から左に通す。

二のヒゴを手前の②の弓なりになった所に右から左に通す。

三のヒゴを手前の③の弓なりになった所に右から左に通す。

四のヒゴを手前の④の弓なりになった所に右から左に通す。

628_0041 628_0061つづく

竹工房オンセ

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