高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

判り易く、興味を引く!

2009年04月11日 08時22分54秒 | 出張

他の出展者の接客を見ていると、いろいろ参考になる事がある。私のブースから少し離れた所に岡山県の「武田刃物」さんのブースがある。包丁・ナイフ・鎌などを販売している。若い職人さんとお客さんとのやり取りを見ていると、お客さんが刃物の研ぎ方の説明にどんどん引き込まれていく。

家庭の主婦にとって、毎日使う包丁ではあるが、「包丁を研ぐ」と言うことはなかなかしたがらない。自分で研いでも直ぐに切れなくなったり、又、研ぎ上がっているのかどうか?も、判りにくいのだ。「刃物を研ぐ」という事は、一番基本中の基本であるが、一番難しいのである。それを、素人に判り易く説明している。

411_004 「包丁の斜めになった所にマジックを塗り、丁度そのマジックが砥石で削られて消えて行く様な角度で研ぐと簡単に研げますよ!」と説明している。視覚的にも判り易いし、お客さんの興味を引いている。

早速、その実演に引っかかったのが、我親友の恵文さんだった。説明を聞いて、知らず知らずのうちに包丁と砥石を買っていた。“実に簡単で判り易い!”まるで、ゴキブリホイホイに引っかかったゴキブリの様だ。

実演販売には、ただ物作りを見せるだけでなく、相手の興味を引き出す語り口や見せ方が必要だ。さて、私の語り口はいかがな物だろうか?

竹工房オンセ

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