8月3日から9日まで、広島三越1階にて、「日本の涼風」と題した催事に出展している。
広島と云えば、暑い、暑い日差しと蝉時雨と原爆記念日が一つのイメージになっている。それと、25年ほど前に、広島県竹原市に7年ほど、竹細工の講師として教えていたことがあるので、私の教え子(教え子と云っても、自分の親ほどの年の人ばかりだが) が、170人もいる。
昨日も、突然「柏原です」と仰るお客様が、私どもの案内のDMを持って来て下さった。もう、20年近くお目にかかっていないので、随分、以前と雰囲気が変わったな?と思っていると、
「あれっ、柏原さん、随分変わりましたね?」
「いえ、私は息子です」
「へっ、それは済みません。」
「父は昨年亡くなりました。」
絶句、
いろいろ、お話を聞かせていただいたり、亡きお父様の思い出をお話させていただいた。最後に、「仏壇にお供えください」と小さな一輪挿しをお渡しした。丁重にご挨拶して、お別れしたのですが・・・・・
暫くすると、また息子さんが戻ってこられて、竹の財布と花かごを買ってくださるという、何か、申し訳なくて、「いえ、気を使わないでください」と言ったら、「いやいや、買わせて下さい!」と仰る。
私の財布や花籠を買うのでなく、「お父様の思い出を買っておられるのだ」と思い、ありがたく買っていただきました。
「定年退職されてから、あまり趣味のない父が竹細工と巡り合い、25年間楽しむことができました。最後には個展も開くことができ、その時の注文を一年がかりで一生懸命作っていました。」と、
そんな、言葉の中に亡き柏原さんの思い出がいっぱい出てきました。
広島県竹原市には、7年間の思い出がいっぱいありますので、また、近いうちにシリーズで載せて行きたいと思います。
柏原さんには本当にありがとうございました。ご冥福を祈ります。
竹バッグ すべらない竹箸 名入れ箸 名入れ ギフト 記念品 贈り物 竹細工
このブログの応援をこめて、下のバナーを ポチッと押して下さい!
ワンクリックありがとうございました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます