高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

老いては弟子に従え

2020年04月02日 16時24分35秒 | 竹細工作業工程
「老いては子に従え」と言いますが、
私の所では 「老いては弟子に従え」と言います。
先日、銑引きの台(竹細工の道具で厚さを決める道具)
我々は何万本も竹ひごを引くので、少しずつ、少しずつですが、金属の台がすり減ってくるのです。
そのすり減った所を、均一にするために、一生懸命30分ほど台を削って居たら、それを見ていた弟子が
「先生、これが良いですよ」と、教えてくれた。
金属の台の上に、ガラスのタイルを置くという方法だ。



ガラスは金属より硬いのか? もし、すり減ったらタイルを変えるだけという。
早速、100均でガラスタイルを購入、100円で24枚もある!



試して引いてみると、確かにすこぶる調子が良い!
いままで35年間も、知らんかった~~~~!
これは、優れた方法ですな!
竹細工をしている人には、良い情報です。(^^)/
コメント
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