高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

階段を登っている感覚  11段目

2010年06月21日 08時15分03秒 | 階段を登る

前期で守りの体系を学び、12月の後期の講座では、いよいよ集客をする
攻めの講義である。
この時期に、ある一つの注文がホームページを作る上での転換をもたらせてくれる。
私の中では「どんなホームページにするか?」まだ、迷いがあったのだ。
催事などでは高級バッグをメインに展開して販売していた。自分でも、竹バッグの第一人者と
しての自負もあり、高級バッグをメインにするサイトにするのか?
また、ネットで売り易い単価の低い、お箸などをメインにするのか?
迷いがあったのです。
私の心の中で、高額なバッグを買う客層と、竹の箸を買う客層は違った客層という認識をしていた。

ところが、12月に24万円のバッグが突然ネットで売れた。
今までにバッグを買って頂いたお客様なのか?と、住所録を調べても、バッグのお客様には居ない。
誰か知り合いの方が持っているのだろうか?と思いつつ、調べていると、
半年前にお箸を買って下さったお客様では無いか!
メールで遣り取りする内に、以前ネットでご主人と二人分竹箸を買い、
ご主人も「この箸以外は使えないよね!」と言っておられるそうだ。
「こんなお箸を作る人なら間違いなく良い作品を作るに違いない!」とお箸で得た
信頼感から20万円以上もするバッグを、ネットで購入してくれたのだ。

この注文はホントに私にとって、大きなターニングポイントであった。
それまで、バッグのお客様とお箸のお客様は別物であった見方が、全然間違っていたのだ。
「ネットで竹のお箸を買おうという人は、そもそも良い物が欲しいと意識のあるお客様なのだ。」
と気付いたのだ!

この注文によって、それまで迷っていたサイトのコンセプトが明確になった。
「まず、一番に何を売りたいのか?」この一点に絞ったサイトにしていく事にした。
「お箸をメインにしたサイトにして行こう!」
此処がスタート地点である。
「使い易いお箸」「滑らないお箸」で受験者向けのページを作ったり、
結婚式の引出物として、還暦のお祝い、誕生祝いなどの記念品のページ、
母の日用、父の日用、のページ、
卒業記念の、敬老、子供・・・・・いろんなページを作って行く。
その中で、一番力を注いだのが、お客様の名前を入れたり、メッセージを入れる
オリジナルの「名入れ箸」のページを強化させていった。
すると、本当にお客様がどんどん入ってくる様になったのだ。


つづく

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