忙しいシーズンに入り、殆ど休みを取ることが出来なくなってしまった中、昨日は、仕事を3時で切り上げ、夫婦で映画を見に行った。
土曜日なので、高速道路 、土・日割引を始めて利用した。別府から大分市の米良インターまで400円であった。25日公開にの監督クリント・イーストウッドの「グラントリノ」である。夫婦50歳以上割引で二人で2000円と言うのは大変助かる。
25日がロードショー初日だが、お客さんは本当にまばらである。殆どが中年夫婦で全部で30人くらいしか入っていない。私が子供の頃は映画産業が全盛の時で、ロードショーと言えば、立ち見が出るほど熱気と活気があったのだが、これも時代の移り変わりなのだろう。
イーストウッドは昔から大好きで、マカロニウエスタンから始まり、ダーティーハリー、許されざる者など、50年近くも世界のトップスターとして現役を続けている。「続・夕日のガンマン」で印象付けられたカッコ良さは一生はなれることは無い。「マンハッタン無宿」でダーティーハリーの元となるクールな刑事役を思わせる。「許されざる者」で初老のアウトローを実に渋く渋く演じている、実年齢にあった役を見事に作り出している。
その彼が現役最後の作品として作ったのが今回の「グラントリノ」である。
映画の総評などはたくさん出ているので省くが、50年間「男の美学」のような生き様を通している。派手な、映画では無いが、後まで余韻を引きずる良い映画であった。
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