高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

名古屋 松坂屋 3

2009年01月24日 10時06分46秒 | 出張

124_002この所、名古屋の朝の天気は小雨が続き、恒例の朝歩きが出来なかった。久しぶりに今日は朝歩き、栄町のホテルを出て、南に歩き出す。いつも行く、名城公園まで。

朝日がビルに反射して美しい。 この朝歩きは、健康面だけでなく、精神面でも、歩くことで前向きな物の発想になるのだ。家族のこと、仕事のこと、昨日来られたお客様のこと……。昨日も、私どもの革財布を見て、鼈甲屋さんの社長が、

Photo 高江さん、こんなの出来たの!凄いや!この表情は良いよ!」

と絶賛してくれた。しかし、長財布を手に取って、

「これ、万札が30枚入らないね!」と言う。

「えっ」と聞き返してしまった。

「これ程の財布を持つ人は、たいてい現金も30万位は最低持つもんや!」

「この大きさはドルを入れるのにいいんや!」と。

そういう物なのか?いろんな見方があるものだ。さすが、お金持ちの社長の言葉である。自分の財布を覗いてみると5万円くらいしか入っていなかった。これも一つ勉強である。

私は今回のこの革製品とのコラボは 大変大きな意味を持ってくる事と感じている。革と組み合わせることで、バリエーションの広がりがものすごく増えたのだ。竹だけでは、構造的に難しい物でも、革と合わせる事で作れるものがある。日本の真竹は世界でも一番性質が良いものである。世界の何処に出しても恥ずかしくない物なのだ。良い革製品と組み合わせることで、世界に向けて発信して行くことも出来る。いつかは、世界に冠たる有名な作品になっていくかも知れない。頑張るぞ!

それと、昨日お客様から、「毎日、ブログが更新されるのを楽しみにしてるのよ」と励ましの言葉を頂いた。こんな拙いブログであるが、楽しみにしていてくれる人がいる。本当に嬉しい言葉であった。

竹工房オンセ

コメント
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