毎年恒例の「お餅つき」。今年ほど、温かく天候に恵まれた餅つき日は久しぶりである。昨年は雨で、屋外では餅つきが出来ず、工房の軒下で餅をつき、丸めるのは工房の中でしたものだ。一昨年は、雪が降り積もる中、手を震わせながら、缶ビールを雪の中に冷やし、凍えそうな中でやった。
今年は本当に温かく、メンバーも1家族増え、賑やかになった。我が家も、二人の息子が大きくなり、搗き手には事欠かなくなってきた。
この餅つきの中心メンバーは、長男クルムの小学校の時のPTAメンバーが集まっている。それに、仲の良い工芸仲間である、由布院の陶芸家「肥後さん」夫婦が参加している。何年たっても、気を使うことなく、子供の成長話を中心に何時までも盛り上がる。いろんな学年でPTA関係が出来るのだが、このメンバーと集まるのが、一番楽しく、疲れない。もう、最近では、当の子供たちは集まる事は無いのだが、相変わらず親だけが集まって飲んでいる。
今年の餅は伸びも良く、美しく搗けた。やはり、杵つき餅は美味しい。九州では、搗きたての餅を小さくちぎり、大根おろしにカボスと醤油で和え、さっと生のまま食べる「酢餅」が美味しい。
最近は、餅を食べる量が減ってきて、一家族、二臼か三臼なので、大体10臼ほどで搗き終わってしまう。私が子供の頃は、大家族という事もあって、親戚中が集まって20臼くらい搗いていたものだが。年末の大掃除と餅つきが一年の中でも一大行事であった。
来年も全員が変わりなく、元気に餅つきに集まることを願って!