~暮らしの中の小さな幸せ~

ログハウスに住みながら・・・
日々の暮らしと趣味の色々を綴ります

九州満喫きっぷ一泊二日ローカル線の旅 part1

2017年01月14日 | 鉄旅
2017年、最初の鉄旅は1月10~11日九州満喫きっぷ利用し
宮崎・鹿児島・大分3県を巡る1泊2日の鉄旅となりました。
観光はほとんど無しの乗り鉄の旅でしたが良いお天気に恵まれた2日間でした。

まずは熊本~人吉~吉松~都城~志布志までの様子をUPします。


今回の旅のプランは以前から練っていたものの
前日に急きょ思い立ち、旅の荷物の準備も
オジサン出勤後の6時過ぎからバタバタと始めました
8時31分熊本発 吉松行きいさぶろう1号に乗る予定
思ったより早く準備完了し、一本早い熊本駅行きに乗れると
余裕で最寄りの駅に徒歩で向かう
駅の改札前で財布の中の切符を探すと・・・・
あれぇ~ない
自宅に忘れたと思い慌てて自宅に引き返す
・・・が家の中にもない
「今朝ホテルも予約したのに・・・」
「あきらめるしかないのか
大汗をかきながらリュックのポケットを探るとあっ~た
家を出る直前に入れ替えていたのをすっかり忘れていたんです
乗車前からドッと疲れたもののモタモタしていたら電車に間に合わない
今度は自転車に乗り全速力で最寄りの駅へ到着
次の上り電車に何とか間に合いそう~
しかし・・・今からこの熊本行きに乗車しても乗り換え時間1分しかなく
いさぶろう号には乗れないかも?
乗れなかったら今回の旅の計画は全て崩れてしまう
一旦登りかけた階段を下り・・・反対のホームへ
下りの八代行きの普通列車に乗り新八代駅へ向かうことにしました

家を出て八代行きの電車に乗るまで約25分間の間
歩いて、走って、汗かいて、悩んで、考えて・・・
短い時間にこんなに頭を使ったのは久しぶりです(笑)
しかし、私の判断は間違っていませんでした。
新八代到着後5分していさぶろう号がやってきました

ヒヤヒヤ・ドキドキでしたが何とか人吉方面へと向かうことが出来ました

出発前から大慌てのドタバタ劇 この先も何かが起こりそうな予感 

いさぶろう号は10席ほど自由席があるのですが
ドッと疲れた私は510円の指定席を払い少し落ち着くことにしました(笑)
冬の平日とはいえ鉄道ファンには人気の肥薩線ですから
乗客のほとんどが青年やオジサンの鉄男さん達
鉄子のおばさんは珍しく目立ちます(笑)

もう何度となく乗車した肥薩線ですが・・・
この時期の人吉盆地は霧が多く夏とはまた違う景色を楽しめます。


日本三大車窓

今日は霧島連山も山上は雲に覆われています。

真幸駅では駅舎の外に降りてみました。


自宅を出て約3時間、吉松駅11:22到着
ここでの乗り換え時間は32分、前回来た時に一通り駅周辺は見たので
思い切って駅前にある温泉につかることにしました
「吉松駅前温泉」250円
 
受付のご主人にJRの待ち時間を利用し入浴することを告げ
たまたま小銭がなく一万円札を出すと
「おつりは用意しとくから早く入っておいで~」と優しい言葉
女湯に入ると地元のおばちゃんが上がったばかりで湯船は貸し切り
ゆっくりつかるだけで良いので直ぐに裸になりドボ~ン
少しヌルっとしたお湯が体中に沁みわたり あぁ幸せ~
そろそろ時間と湯船から出ると「ガ~ンタオル持ってない

・・・で・・・どうしたと思います?

以前観た地元TVの温泉番組で地元タレントの特技(?)
タオル無しでの体の拭き方を思い出しました
体を掌で湯切り(?)する自分の姿に笑っちゃうけど必死
ホント浴場に誰もいなくて良かった~
でも結構、ちゃんと水滴がきれるんですヨ~是非お試しを
その後、持っていたタオルハンカチで拭き完了
無事、服を着ることが出来ました

人間、いざとなればどんなことでも出来るもんですネ~

受付に出ると・・・
「まだ時間はあるのに、やっぱり早く上がってきたな~」と
おつりを用意し待っていたくれた受付のご主人
「この温泉は飲めるから・・」とコップ一杯の温泉水も頂きました。
全く癖のない美味しい温泉水を飲みながら
アクシデントはあったものの(笑)
ここに立ち寄って良かったと心も体も癒されました

さて、風呂上りと言えばもちろんビール
今回も吉松駅ホーム「駅弁たまり」のおじちゃんから駅弁&ビールを買い
吉都線乗車のため、一両編成の都城行の普通列車に乗り込みました。

吉松駅を11:54に発車
今回初の吉都線は右手に霧島連山を眺めながら都城までの1時間26分
列車の揺れに温泉とビール効果も加わり良い気分に

都城が近づくと霧島連山も遠くなり青空も出てきました。

13:20都城駅に到着

次の目的地は日南線終点の志布志駅ですがJRでは南宮崎経由で4時間かかるので
ブロ友の3丁目のhiroさんに教えてもらったバス(三州自動車)を利用しました。
事前にネットでバスの時間を調べてはいましたが・・・
乗り継ぎ時間30分を利用し駅の観光案内所で再確認
一人旅で困ったときには一番頼りになる場所で皆さん親切に教えてくれます。
       
1日4便しかない時刻表 13:50都城駅発を逃すと直通バスはありません
都城駅での乗客は地元のおばちゃんと私の二人だけでしたが
熊本から来た私に驚き、色々優しく声をかけてくれました。
こんな出逢いこそが一人旅ならでは・・・心が和みます

バスの所要時間は1時間24分
運転手さんと乗客も顔なじみで長閑な雰囲気です。

途中「末吉駅跡」バス停があり不思議に思うとおばちゃんが
昭和62年(1987)までJR志布志線が走っていたと教えてくれました。
末吉駅舎は現在「鉄道記念館」になっているとか・・・
廃線跡はサイクリングロードもあり車窓からも見えました。

もう一つ、おばちゃんが教えてくれたのが
曽於市・岩川にある「道の駅おおすみ弥五郎伝説の里」
弥五郎どんの巨大な銅像はあり、温泉や食事処もあり
桜の時期は県内外より多くの花見客で賑わうそうです。

バスの車窓からは後ろ姿だけでしたが大きさは十分伝わりました。
教えてもらわなかったら気づかず通り過ぎたでしょうネ~
また一つオジサンとキャンカー旅の候補地が増えました。

その後、岩川バス停の先で下車するおばちゃん
何度も何度もお礼を述べた私に
下車すると笑顔でずっとバスに向かい手を振ってくれました。
その後、志布志までの車内はおじいさんと私の二人だけ
車内でのおばちゃんと私の会話を聞いていたバスの運転手さんは
遠くから来た私が珍しかったのか(笑)優しく話しかけてくれました。
初めての土地で不安いっぱいの一人旅
優しい地元の方々のおかげで忘れられない思い出の旅になります。
本当にありがたいことです。

16:14志布志駅上バス停で下車し徒歩2分ほどで
念願の日南線終着駅 志布志駅に到着

少し風は冷たいけれど宮崎鹿児島の午後の日差しが暖かい
本当に思い切って来て良かったと心からそう思えました。


さて、ここから宿泊地宮崎へ向け日南線を北上するのですが
今日はこの辺で・・・part2につづく・・・

今回は私のドタバタ劇ばかりで
旅の参考には全くならない内容でしたが(笑)
おつきあいいただきありがとうございました。