ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

卒業…

2023-03-17 13:32:56 | つぶやき
今日は娘の小学校の卒業式だった。

6年間のうちおよそ半分がコロナ禍になり、その為かあっという間の6年に感じた。本人はどうなのかわからないけれど…。今どきの小学生の卒業式は、女子ははかま姿が大半を占めていてびっくり。これは地域性にも寄るんだろうけれど、私の世代でははかま姿といえば女子大生の卒業式のイメージしかなかった。

うちの娘も友達に倣って朝から髪の毛を結い、着付けをして出掛けて行った。卒業式の後は、皆でカラオケに行くということで、これでお酒が入れば完全に女子大生のそれだ。もっとも小学生だけでは入れないので、友達のお母さんがひとり付き添うらしいけれど。駄菓子屋に集っていた私たちの世代とは隔世の感がある。

卒業式の内容は、昔からあまり変わっていないんだなと思った。君が代は起立こそするけれど誰も歌わず、ただ音楽が流れるだけ。あとは卒業の言葉をひとりひとりが発して歌を歌う。コロナ禍の為、来賓の方々の挨拶が省略だったにもかかわらず、校長先生の話が異様に長く、20分を超えたあたりからうんざり感と共に眠気がマックスにやってきた。冷えた体育館でトイレの我慢もあって何をしゃべっていたのかあまり記憶に残っていない。

思えば、小中と中高、そして高大と学生時代の節目は、基本憂鬱でしかなかった。大学はちょっと違うけれど、それまでの慣れた環境から新しい環境へと一歩踏み出す変化とはストレス以外の何物でもないと思っている。新しい友人を作る作業も新しいクラスメイトにも、慣れるまでは気を遣うし莫大なエネルギーを要する。そいうことを経験することで、大人になってからの人付き合いに役立つことは理解はできる。けれど辛いものは辛い。だから門出に際して贈る言葉は、明るく希望に満ちた言葉でのみ語るべきではないと声を大にして言いたい。

子供には夢も希望も大事だが、ある程度早い段階から現実を伝えておいた方が良い。努力が嫌いなら夢はほとんど叶わないし、人生上手くいかない事がほとんどだ。大なり小なりいじめも嫌がらせも待っている。ムカつく同級生や嫌な先輩もいるし、社会に出ればパワハラ上司に足を引っ張る同僚もうんざりいる。人生8割辛くて2割楽しい、おおよそそんな程度かもしれない。その辛い8割を普通に感じる感覚と楽しさ2割で満足する妥協感を出来るだけ早く持ち合わせてほしい。つまり人生、過度な期待をしないということ。

そしてあとはできるだけ嫌なことからは逃げる。さっさと逃げる。

これに尽きる。

ともあれ、まずは卒業、おめでとう!

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