ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

出口

2021-09-14 20:05:07 | 時事(国内)
同業者の親しい仲間内での意見交換の集いがあった。

緊急事態宣言の影響で人の流れが止まっているこの半月、皆が皆、意気消沈中で悲観的な話しか出てこない。宣言が終わり少しの間、人が戻っても、また2か月後、同じような山がやってくる。早ければ11月半ばには第6波が来るという話もある。終わりが見えないほど辛いものはないなと思う。

シンガポールでは国民の8割がワクチン接種済にもかかわらず、再び感染増で今月から始まる予定だった規制緩和が延期になった。コロナ共存の方向性を決断してもなお感染者数に左右されしまうのは残念なことだなとつくづく思う。もっともそれだけ国民に与える数のインパクトが大きいということなんだろうけれど、あくまでもワクチンは罹らなくするためのものではなく、重症化や亡くなるのを防ぐという認識をもっとアピールしていかないと、いつまでも数を意識させるようなやり方では何も変わらない。インフルエンザも罹った人の数など後追いしていない。あくまでもそれで亡くなった人の統計を取っているだけだ。日本の行動緩和もワクチン頼みが根っこにあるけれど、いずれこのシンガポールと同じ道を歩むような気がする。

旅行会社の倒産件数も昨年よりずっと増えている。昨年は後半から始まったGOTOで生き長らえ、さらに今年のオリンピック重要の期待感でなんとか持ちこたえてきたところも、一向に出口が見えない悲壮感から辞めてしまうところが多いとのこと。もうすぐ始まる行動緩和も、「いついつから始めます、GOTOは11月から…」と具体的に始まる日にちを示してくれれば、「では、そこまでなんとか頑張ろう…」と思えるところもあるはず。それがあるのとないのとでは随分違うのにと思えてならない。


次の総理大臣には、こういうちょっとした部分に対しての気遣いと何かやったら同時に出口戦略も示してもらう。

このへんを期待したい。

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