11月29日富岡製糸場を見学しました。
爽やかな朝を迎えました。
軽井沢 のホテルから、道草をしながら富岡へ向かう事にしました。
6時半頃、車のフロントガラスも 屋根も 厚い霜に覆われていました。
ホテルの窓から見た噴煙を上げる浅間山
ドライブ途中で見た浅間山
とある公園で見た池に写った浅間山。 池には薄氷が張っていました。
国道18号を170回ほどカーブして、旧碓氷線のめがね橋に出ました。
富岡製糸場 見学料 500円+駐車料400円
ボランティアによるガイドツアーに参加できました。
明治5年(1872)、絹産業が盛んだった群馬に、富岡製糸場が誕生しました。
昭和62年に操業停止するまで115年間「生糸の輸出と品質向上」に寄与しました。
日本の工業化は、製糸から始まったのです。
東繭倉庫 明治5年建築
建物の構造は、木材の骨組みの間にレンガを積み並べる工法
「木骨レンガ造」が使われました。使用されたレンガは、日本の瓦職人が
甘楽町に窯を築いて作り、目地には石灰で作られた漆喰を使いました。
1階は事務所、2階に乾燥させた繭を貯蔵していました。
「フランス積み」というレンガの積み方 錦絵 「上州富岡製糸場」
技術伝習生として15~25歳の若い娘が募集され、新技術習得後
それぞれの地元で指導者として活躍しました。
工女時代の回想録 「富岡日記」 を書いた 横田英。
当初、工女募集をしても、予定通りの人数が集まらなかったのは、
富岡製糸場に入場すると 「外国人に生き血をとられる」 という
デマがながれていたからです。フランス人指導者達が好んで飲む
ワインを生き血と思い込んだという話があります。
繰糸場 明治5年建築
建物内部には柱のない広い空間が保たれています。
よい生糸を大量に生産できる器械製糸の技術を全国に
広めるという役割を果たしていました。
今までの世界遺産は古い城や寺が多いのですが、
富岡製糸場は日本の文明開化の先駆けとなった絹産業の
遺産群を世界遺産暫定リストへ追加記載されています。
「目指せ! 世界遺産」 と富岡は頑張っていますが、
ちょっとインパクトが弱いんじゃないかな~
と私は感じましたけど・・・・。 ゴメンナサイ